エアコンの生温い風を避けて、窓を少しだけ開けてみるのですが、
夜風もまた湿気をまとっていて、寝苦しさに小さく
ため息がこぼれる熱帯夜ですね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
こんな夜は、冷たいお水を含んだグラスの表面にすーっと細かな水滴が伝い、
静かにテーブルへ落ちていく音ばかりがやけに大きく響きます。
決して贅沢な暮らしとは言えませんが、シーツの肌触りを少しでも
心地よくしようと整え直す、そんな深夜の些細なひとときも、嫌いではないのです。
日中は厳しい暑さと湿気で、へとへとになって帰ってきます。
それでも、ベランダの植物たちがこの深い湿度をむしろ喜んでいるかのように、
しっとりと艶やかな葉を広げているのを見ると、胸の奥がふっと熱くなります。
過酷な環境の中でも、それぞれの命が懸命に呼吸を整えている。
その姿に、私ももう少しだけ背筋を伸ばして生きていこうと、そっと勇気をもらうのです。
まとわりつくような空気を心地よいものに変えてしまうような、
そんな大人の余裕と艶やかさを纏えたら素敵ですね。
皆様も、どうかご無理をなさらず、少しでも涼やかな夢を見られますように。
また次の更新で、お会いできたら嬉しいです。

