保育園の調律 | 仕事のこと、日々の暮らし、趣味のことなど、何気ない日常の中にあるささやかな輝きを忘れないように。

仕事のこと、日々の暮らし、趣味のことなど、何気ない日常の中にあるささやかな輝きを忘れないように。

ピアノ調律師をしています。何気ない日常の中に密かに隠れている輝きを見つけたい、そんなことを考えながらつらつらと書いています。

この時期、保育園の調律が続く。


卒園式で、卒園する子どもたちに、その下の園児たちが贈る言葉を練習していた。


「ボクたち、わたちたちは、おにいさん、おねえさんにならって、


りっぱなぞうぐみになりましゅ!」


うーむ…


かわいいんだけど


こんなに小さなときから、


りっぱなぞうぐみを目指さなくても、いいんじゃないかな。


ぞうぐみでも、きりんぐみでも、うさぎぐみでも


元気に楽しく成長していったら、それでいいんじゃないかな。


りっぱな子ども


りっぱな小学生


りっぱな大人…


りっぱな○○(←職業)


そんなことをこんなに小さな頃から命題として与えられているから

 


生きることがだんだん苦しくなってくるんだよ。


りっぱじゃなくていい。


自分を生きること。


それが一番大事なんだと


保育園の子どもたちの声を聞きながら


思った。