土器片の偽物など割に合わないと言ったものの、ネットオークションを確認すると、たくさん偽物が出品されています。
青森で見つかった土器片には、縄文土器も含まれていました。
勿論完品などでは無く破片を貼り合わせた残欠です。
本来の大きさの三分の一も残っているのでしょうか。
直しが醜いので、補修し直すことにしました。
私は陶磁器の修繕にはエボキシパテを使用しますが、質感が異なる気がします。
そこで、古民具用の木工用パテを試すと、色質感ともピッタリなのです。
土器を直して気づいたことが有ります。
縄文土器のほとんどは「輪積製法」で作られた様ですが、その為表面の平滑化が必要だったのでしょう。
水漏れを防ぐためヘラなどで内面を磨く「つぶし」という工程があった様です。
この土器にも、何かで磨かれた痕が確認出来ます。
もう一つは土器底面の「圧痕」です。
初めは「手のひらの痕かも」と思いましたが、違う様です。
何かを台にして作っていたのでしょうか。
土器に残る手の痕は、ほとんどが女性のものとか。
その為、今では縄文土器は女性が作っていたとされる様です。
大きく欠けたこの土器を飾っても、違和感はあまり感じません。
縄文土器の完品など私には求められませんが、失った部分はどの様にも想像出来ますから、これで充分です。





















