旅先で入った骨董店には、欲しいものが見当たりません。
¥3000の印判のそば猪口が有ったので、買って出ようと思いました。
私は1個の値段とばかり思っていたのですが、5個組の値段だと言います。
印判と言っても、それは型紙摺の小紋柄でしたから、おもいがけず、良い買い物に成ったのです。
昔ワンコインでも買えた明治のそば猪口ですが、今では染付より人気が有るものがあります。
細やかな模様が美しい小紋柄のそば猪口などは、その最たるものでしょう。
小紋は伝統的な図柄ですが、モダンでも有ります。
有田(伊万里)以外にも美濃や瀬戸で作られていますが、高台の作りが異る様です。
釉が掛からずに、蛇の目の小さいものが瀬戸や美濃の様です。
明治時代に大流行した型紙摺は、銅板摺の登場で大正時代に衰退したと言われます。
型紙摺は模様を切り抜いた型紙を器に当て、上から顔料を筆や刷毛で刷り込み図案を写す技法ですが、銅板摺は銅板摺の図案を器に張り付けて、その図案を転写するものです。
これらの印判は明治以降のものですから、有田焼だとしても古伊万里などと言うことが出来ないものです。
でも、明治と言っても百六十年近く前ですから、立派なアンティークです。
評価の低い明治のそば猪口ですが、もう少し見直されても良いのかもしれません。
そば猪口を、リボーンベジタブルの器しました。
これは三つ葉と小葱ですが、食べなくても観葉植物に成ります。
































