昔父親が使っていたスピニングリールを見つけました。

溶接修理してまで使用していますから、愛用していたのでしょう。

私が使用したものも有るはずですが、見つかりません。

時計はセイコーの「アルピニスト」で、私が釣りや登山の際に使っていたものです。

名前どおり、耐ショック、20気圧防水、簡易方位計付で登山などに最適です。

二十数年前の説明書には、「SEIKO MECHA SPORTS アルピニスト(自動巻)」と有ります。

クオーツ全盛時で、機械式時計は人気が無かった頃です。

 

 

購入価格は3万円以下でしたが、オーバーホールの際には「良い時計ですね」と言われ意外に思いました。

中に高級機にも使われた優れた機械が入っていた様です。

生産期間が短かったのは、低価格モデルにコストの高い機械を使った為ともされています。

「アルピニスト」はアウトドア用時計故か「和製エクスプローラー」と言われているそうです。

ただ価格はロレックスの十分の一以下なのですから、比較など出来ないと思うのですが。

でも、欧米でこのモデルは「Redアルピニスト」と言われているとか。まるで「赤サブ」の様です。

 

 

後から偶然別の文字版も手に入れました。

同じ時計ながら全く印象が違います。これ以外にも緑文字盤が有りました。

「アルピニスト」は今も発売されていますが、機械が変って少し高くなった様です。

昔の様に安くても魅力的な時計を作って欲しいと思いますが、もう、その様な時代では無いのでしょう。

 

 

前回に続き、木の皮の下を探します。

ここで伐採した杉の皮を剥いでいた様です。

暖かい季節ならば虫や蛇が出て来そうで、決して探さなかったでしょう。

でも、不思議と冬眠中の生き物は出て来ません。

木の皮が、まだ腐食していないのです。

 

 

 

木の皮で葺いた屋根も有りますから、耐久性があり腐食しがたいのでしょうか。

探して直ぐに大きな石が出てきました。

石斧と思いましたが、分割された棒状礫です。

使用痕は有りませんが、未成品なのかもしれません。

 

 

折損した石棒に見える石器です。

線状の研磨痕が確認出来ます。

石棒だとすれば、折れたのでは無く折られたものでしょう。

 

 

尖頭器らしい石器も見つかりました。

5㎝ほどの大きさで、基部は丸く薄く加工されています。

木の皮の下から、これほど遺物が見つかるとは想定外でした。

探す所はまだ有るので、もう少し続けるつもりです。

 

 

 

 

今年の冬は例年より厳しい気がします。

温暖化と言いますが、冬はより寒く、夏はより暑く成った様です。

東北でも沿岸部で雪は少ないのですが、所々まだ雪が残っています。

好天に誘われ、伐採跡の遺跡に行って見ました。

ここは南向きの斜面の為か、雪に覆われていません。

 

 

寒さも時に良いことも有ります。

霜柱で石器が地表に押し上げられるのです。

この前、石棒を道路脇の土だまりで見つけたので、同じ様な所を探しました。

伐採した木材の根や木の皮などを、重機で押して積み重ねた所です。

予想どおり、石器らしきものが幾つか出てきました。

重機で押された際に、表土と一緒に剝ぎ取られたのでしょう。

 

 

未製品や破損した石器と思われるものも、幾つも見つかります。

これらの石器の材料は、不規則に割れる頁岩やスレート状に割れる粘板岩製の様です。

剥離も明瞭では無く、石器の材料には向かない様に思うのですが。

 

 

ガラス質の黒い石器を二つ見つけましたが、黒曜石では無い様です。

石器を分かるには石の知識も必要ですが、詳しく有りません。

珪質頁岩の石器は僅かに見つかっていますが、黒曜石は欠片すら見つかりません。

どちらも最も近い産地からは、数十キロは離れています。

やも得ず在地の石を使用しているのか、それとも、地中に眠っているのでしょうか。

 

 

 

 

 

クリスマス近くになると、和菓子店のお爺さんから届くものが有りました。

それはビニール袋一杯に入ったカステラの欠片の様なものでしたが・・・・。

今思えば、ケーキの切れ端だったのでしょう。

和菓子店ですが、季節にはケーキも作っていたのですね。

ただ、切れはしや端っこは意外と美味いものですから、子供にはご馳走でした。

 

 

この店では饅頭や大福などを作っていましたが、落雁も作っていました。

落雁は昔、冠婚葬祭には付き物の菓子でしたが、最近は見かけません。

この落雁を作る木製の菓子型が有って、これが面白いのです。

感心するのは、緻密で美しいその彫刻です。

 

 

落雁には、鯛や鶴亀、松竹梅、蓮などが多い様でしたが、菓子型もその様です。

菓子型は骨董市でもよく見かける、割と手に入れやすいものです。

古いものの方が美しいのですが、これらは昭和のものの様です。

亀の菓子型には¥700と有りますから、当時その値段で売られていたのでしょう。

 

 

菓子型は今でも作られているものの、高価なものに成ってしまった様です。

今や菓子型を作る職人は、全国でわずか数人とか。

職人が手仕事で一つ一つ作るのですから、無理もありません。

願わくば、この素晴らしい民芸が将来も残っていて欲しいものです。

 

 

 

 

 

 

「竹虎文」のそば猪口です。

中国で虎は竹林に住むものとされ「竹虎」として文様化された様です。

裏側には印章が有り、「竹虎印章文」とも言われています。

他にも飯椀となます皿も有ったので、「通りもの」(セット品)だったと思われます。

蕎麦猪口辞典を見ると、これでも江戸後期のものとされています。

 

 

金彩に虎という大層な図柄です。

本来金彩は、染付けにひと手間掛けた高級品のはずです。

でも、逆に安っぽく見えるのはなぜなのでしょう。

それに、金彩は擦れて取れやすいので使いづらいのですね。

ただの染付の方がよかったと、私は思うのですが。

 

 

ただ、このそば猪口、意外にも珍しいものとされています。

「虎」の皿はよく見かけますが、「虎」のそば猪口は以外にも少ないのです。

それによく見ればこの「虎」、なんとも愛らしい顔ではありませんか。