どうも物分かりが良くない・・・というと、ちょっと聞こえが悪いかも。
物分かり・・・と言うよりは、理解できないと言ったほうが正しいのかもしれません。
ここでも何度か話題に上がっている利用者さん。
少し動きがあり、別の就労継続支援B型事業所に行く方向になりました。ただ・・・本人も、担当の相談支援専門員さんもちょっと認識が今一つのようです。
元々この利用者さんはうちのB型に長く通っていました。
基本的に悪い人ではないのですが、どうも借金癖が治らない。悪いところから借金をするまでには至らないものの、お金が借りれそうな他の利用者さんがいれば借りてしまう状態。そう言うことが起こるたびに何度も注意をするのですが、正直言って本人には全く伝わっていません。
そりゃそうだ、問題行動で入院した時も病院が平然と借金の立ち合いをするし。
本来であれば咎めるべきなのに、当たり前のように立ち会っている状態。返済するときにちゃんと注意をしなければいけないのに、単純に確認のために立ち会っている状態に、こちらとしては「病院は何しているの?」って感じです。
さらっと「問題行動」と言いましたが、そんな行動もしばしば。
最近ないのは当たり前ですが、このとき入院したのは地元の小学生に暴力を振るったことがきっかけ。暴力を振るった本人が悪いのですが、なぜか「調子が悪い」と言って入院を希望し、それに主治医も同意して入院させてしまう状態。自分から言わせてもらえば単純に厳しい状況から逃げたに過ぎません。本来は地域の中で反省すべきものを安易に「入院」と言う選択をして保護される環境を選んだに過ぎません。
お金に関する問題行動では、無銭飲食に近いことも。
生活保護を受けているのだからある程度慎ましやかな生活が必要にも関わらず、クリスマス前にホールケーキを予約。しかし当日になりお金がないとのことで、お店には
「後で払います」と言って先に商品だけ貰い、平らげる始末。で、数日経ってからお金を払いにいくと言う・・・まぁなんとも言えないこと。
つい最近の話では、利用者さんの親御さんが経営するお店に「ツケ」で食事。
その親御さんから「お金、払えるのか?」と言われたことをきっかけに、金銭管理をしている社協に相談して、事実が発覚。その日のうちにツケで食べた分(約1万円分)を返済。
しかし翌日、その親御さんに言った言葉は・・・
親父さん、1万円貸してください。
流石に親御さんも「バカ言ってんじゃないよ!」と一喝。
そりゃそうだ。1万円支払った翌日に1万円貸してくれなんて・・・普通ならあり得ない話ですからね。でも、そう言う思考になっているんですよね。
他の利用者さんからの借用も、相変わらず。
その都度本人にも、貸している利用者さんにも口をすっぱくして言っているものの、改善の見込みなし。「貸して」と言われている利用者さんからは「迷惑」と言われており、もはや迷惑行為の域。金銭管理をしている社協もお手上げ状態。そのことは計画相談を担当している相談支援専門員さんにもつぶさに報告をしているけど、この相談員さんも動きが鈍い。鈍いというか、結構うちの事業所として「困っています」と言っているにも関わらず「○○、できませんか?」と投げかける状態。「困っている」って言っているのに、さらにその以上のことを求めてくる考えにも、正直疑問。ケースカンファレンスの依頼をしても、一向に開かれない状態が続いていました。
そんな中、先日ようやく「カンファレンス前のカンファレンス」が開催。
そこで「環境を変えよう」と言う話になり、別の就労継続支援B型を利用する話になり、見学と体験をすることに。そこで通所する方向になったのですが・・・
今日の本人のやりとりで出てきたのは、肝心なところが抜けている話。
本人は他の利用者さんに「施設長からクビって言われたから、来週から別のところに行くことになった」と言いふらしている状態。ってか、新しい事業所に移ることに気持ちがルンルン状態とのこと。
イヤイヤ、1番重要なことが抜けているでしょ。
そもそもそうなったのは「迷惑行為」があったからであり、それとまだ正式に契約解除は言い渡していない。大事なことや肝心なことは完全に本人の頭の中からは欠落しており、他のB型に行くのも喜ばしいことではない。何か、大きな取り違えをしている状態。
相談支援専門員さんも普通に「○日から通所することになりました」と報告。
イヤイヤ、過去の経緯はわかっているの?って感じ。市役所にも今回こうなった経緯の説明もなく、ただ単に事実だけが先に進んでいる状態。今回別の事業所に移ることの理解を本人にさせてなく、本人が理解していないのは明白。この対応、なんか違う。
でもねぇ・・・本人を見ている限り、やっぱり理解するのは難しいかな。
迷惑行為をしたとき、最初こそは「すみません」と謝るものの、2・3日経ったらもうそのことは忘れている状態。何かあれば「自分、ここ辞めます」が常套句。その言葉、もう何度聞いたかな。自分達が叱っても、その言葉が本人に伝わっていない感じもして、本当に「暖簾に腕押し」の状態。理解してもらうのは大変なことです。
あ、生活保護を受けているので、担当のワーカーさんにも報告しています。
ワーカーさんの考えとしては「地域生活が成り立っていないよね」とのこと。ホント、そうだと思います。個人的には地域での生活はもう難しいのかなと感じます。となれば・・・行く先は、入所施設。既にグループホームも経験しているので、またグループホームに入ると言うのは考えにくい。
そうすると、入る先は救護施設?
いや、それもやむを得ないと思います。現実的にはその方がきちんと枠のある生活になっていいのかもしれません。地域の中で生活できれば1番いいのですが、その生活に支障があれば、そう言う選択肢も選ばざるを得ないと思います。

