新年度になりました。
理事会も無事終了し、新しい年度が始まりましたが・・・実際のところはそんなに「年度始まり」を実感しているわけではありません。前回のブログでも書いた通り、今年度はなんとかして収入を上げたいです。
そんな中、よくもそんなに・・・なんて話が。
いやぁ、ひどいですね。
不正請求の額、2億2800万円。どのくらいの期間をかけてこれだけの不正請求をしたのかは分かりませんが、額としてはあまりにも多すぎます。それだけ、悪質ってことですよね。処分内容を見ると、不正請求の他に工賃の一部を利用者さんに支払わずそれを法人会計に流用していたらしいですから、ひどいものです。
ただ、この処分はある種「おまけ」みたいなもの。本当の処分は、こっち。
興味ある人はどんどん調べていただければと思うけど、こっちが主たる処分。
この処分をするために監査をし、合わせて関連施設を監査したところ不正請求も見つかったというのが同時処分の顛末だと思います。
まぁ個人的には処分されて当然・・・というか、遅いくらいです。
自分がこの地域で仕事をしていた時からこの法人(当時は別名義のNPO法人格や営利法人格で運営。今でもその法人格は存在しています。)の悪い噂は大変多く聞いていました。市も虐待の話を聞いてはいましたが、その時は明確な確証がつかめない状態だったこともあり手が出ませんでした。個人的にも近くで働きながら何もできないことに忸怩たる思いがありました。
とはいえ、一方で行政などもこの施設を「利用」していたと思います。
このグループホームの特徴は、他のホームでは支援が困難な人を積極的に受け入れていました。そこには行政も依頼することもあり、対応が難しいケースを受けることで一定の発言力を得ていたような気がします。
うん、この構造って「滝山病院事件」と同じですよね。
滝山病院事件も身寄りのない人や他の精神科病院では受け入れの難しい患者さん、行政からの依頼で入院を受け入れていました。その結果ズブズブの関係になり、病院側が力を持つ構造が生まれてしまいました。
両方の施設とも言えるのは、どこか「必要悪」の存在としていたこと。
滝山病院の場合は「引き受けてのない患者」を受けることで自分たちを優位な立場に持っていこうとしていた部分があります。自立支援塾も同じように「支援の難しい利用者」を受け入れることで「大変な利用者を受けている」ことを示しながら行政に対して優位な立場を形成していたのではないかと思います。
だからこそ、そろそろ「必要悪」を断ち切らないといけないです。
必要悪って、みんな「悪」って認めているんだから、悪いんですよ。悪いとわかっていながら自分たちの力量不足や責任逃れから、必要悪を認めているんです。どこか「仕方ない」「しょうがない」と思っているところがあるんです。だからこういった輩が存在してしまうんです。
これ、自分に言っているところもあります。
この法人と同じ自治体で働きながら、何もできなかった自分。一度この法人(この法人の理事長)が運営する施設に見学に行った時、施設に通されて見た光景は驚くものでした。自分は普通に施設に入ったけど、利用者さんの玄関はチェーンを巻かれ自分たちの意思では出られない状態。明らかに異様でおかしい状態。でもその時の自分は何も言えませんでした。
市の福祉祭りでも、職員が利用者さんに手をあげる場面がありました。
直接の目撃ではないものの、自分たちが参加していたブースでお客さん対応をしている時に、どこからもなく乾いた音が響き、誰かを引っ叩いた音とすぐにわかりました。周りを見てみると、その施設の職員が利用者さんを引っ叩いたみたいで、直接その光景を見ていたお客さんが引っ叩いた職員を問い詰めていました。そんな状況にも関わらず、引っ叩いた職員の同僚たちは、ただただ取り巻いて見ているだけ。何もせず見ているだけで異様でした。
その後もこの法人の理事長と何度か会うことがありました。
しかし運営のおかしさを指摘することはできませんでした。利用者さんへ接する態度も疑問に思う部分がありましたが、指摘することはできませんでした。はっきり言えば、色んな意味で自分が未熟だったんですよね。知識も経験も、技術も心も。
きっとこういう施設や病院は、本当に氷山の一角かもしれません。
必要悪を排除するのに、小さな力では太刀打ちできません。排除するためには大きな力が必要です。そのためには社会全体で動くことが必要で、こういった施設や病院があることを社会がしっかりと認識していくことが重要だと思います。なので、自分も言える範囲のことをここで書いて見ました。
必要悪、退場です。必要悪に屈しない、強い心を持ちたいです。




