2年前にも同じネタで書きました。

また書こうと思ったのは、今日こんなことがありました。

 

計画相談のモニタリングで訪問看護事業所に電話した時のこと。

担当の看護師さんは不在で、電話に出たのはおそらく事務の方。電話をした事情などを説明し、折り返しの連絡をお願いすると電話を応対した方からは「ケアマネさんですかね?」とのこと。正すことが面倒だったので、「あ、はい、障害ケアマネです」と言って終話。

 

自分たちが認識してもらいやすくするために使う「障害ケアマネ」と言う言葉。

どちらかと言うとそんなに福祉のことを知らない人でも「ケアマネ」であれば何となく知っている人も多いことから「障害者のケアマネジメントをする人=障害ケアマネ」という表現の仕方をしています。ただ今日のこのやりとりだと、もしかしたら障害福祉の関係者以外からも「相談支援専門員」を理解されていないのかな・・・とも感じてしまいました。

 

以前と同じことを書いても意味ないので、繰り返しは書かなようにしたいと思います。

が、高齢者を受け持つ「介護支援専門員(ケアマネージャー)」と障害者を受け持つ「相談支援専門員」の仕事は似ている部分もありながら、細かい部分ではかなり違う部分があります。それでもわかりやすく「障害ケアマネ」と表現するのは、支援のベースにあるのはケアマネジメントの手法であるため、その考えは共通していることからそのように表現しているところがあります。

 

じゃ細かいところの違いは何なのか。

明らかな違いは、対象者。ケアマネージャーは介護保険の対象者であるため、基本的には65歳以上の高齢者になります。中には65歳未満の人も対象(2号被保険者)になることもありますが、いわゆる「高齢者」が対象です。一方で相談支援専門員は障害を持つ人、いわゆる「障害児・者」が対象です。ここでいう障害者は年齢に関係なく障害を持つ人全てを指すので、子どもでも障害を持っていれば対象者ですし、高齢者でも障害を持っていれば対象者になります。

 

さっきケアマネージャーのところで「65歳以上」と話しました。

障害者の中にも65歳以上の人はいます。じゃその人は誰が受け持ちになるのか。答えは「両方」です。65歳以上の高齢者であり障害者である人が介護保険のサービスを利用する場合はケアマネージャーが受け持ちますし、介護保険にないサービスで障害福祉にあるサービスを利用する場合は相談支援専門員が受け持ちます。ですので、介護保険も障害福祉も両方のサービスを利用する人はケアマネージャーも相談支援専門員も受け持つ対象者になります。

 

なので、こうやってみると相談支援専門員の方が対象年齢の幅が大きいです。

また一言に「障害者」と言ってもその内容は多岐に渡ります。身体障害の場合は肢体不自由もありますし、視覚障害、聴覚障害、内部障害など幅広いです。知的障害も診断としては「知的障害」でありながら自閉傾向を持っていたりダウン症だったり特性がさらに分かれていきます。精神障害であれば診断ごとに病気の症状も違います。こうやってみると「障害者」と言うのも幅広いことがわかると思います。

 

そんなこともあり、事業所によっては支援対象を限定する場合もあります。

今の自分の場合は精神障害の方だけを対象にしており、障害児は支援の対象外としています。しかし以前働いていた事業所では身体障害・知的障害・難病の方を対象にし、障害児も対象にしていました。さらにその前の事業所では全ての障害・障害児を対象にしていました。これだけでもわかる通り、対象を特化することなく支援できる力も相談支援専門員には必要な力であると言えます。

 

仮に今の自分のように対象者を限定していても、対象以外の知識を持つことは必要です。

障害児の知識が不要かといえばそれは違っており、最低限の知識は持つ必要があります。これは逆も同じで、障害児の支援だから障害者に関する知識が不要かというとそうではなく、むしろ子どもが成人することを考えればその先のことを考えるためにも知識は必要です。ですので特定の知識があれば良いと言う話ではなく、幅広く持つことが求められます。

 

さらに言えば、障害者も高齢者になります。

となった時に、介護保険に関する最低限の知識も必要であり、サービスの内容によっては障害福祉サービスから介護保険サービスに切り替えること求められます。その時に「知らない」では済まされないので、円滑な意向や引き継ぎができるようにするためには介護保険の知識も欠かすことのできないものです。

 

ここまで書くと、結構相談支援専門員は欠かせない仕事と感じます。

にもかかわらず、相談支援専門員の社会的な認知度や障害福祉分野以外での認知度はまだまだ低いのかなと感じる部分があります。そのことの実態調査が見つからなかったので、調査結果や実際数字としてどこまでの認知度があるのかは正直わからないところもありますが、今日のような出来事があると「ケアマネ」と言うのはわかっていても「相談支援専門員」と言うのはまだまだ認識がされていない職種なのかな・・・と感じます。

 

なんかそんなところも、相談支援専門員が適切な評価をされていないのかもしれません。

ここでも何度も書いていますが、相談支援の報酬は本当に低い。相談支援事業だけで自立した運営ができない現実がありながら、絵空事の数字で経営像を示すことに、違和感を感じています。それを解消するためには、もっと世間に認知してもらうことが必要なのかもしれません。

 

私の職業は

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する