リトル・プーリームのプラスティック・スリル・ブログ -20ページ目

リトル・プーリームのプラスティック・スリル・ブログ

テレビの低級化に抗し、マジで音楽を憂い、予言蔓延する世に悩み、
焦り多き家庭に困り、後悔伴う仕事に苦しみ、レーザー的に精密な
日本語の駆使に迷う中年男の見込み違いとニガリきった日々のアレコレ。

水原希子(きこ)のTV露出が増え、よほど人気なんだなと思いながら、あの「フィリピン系のルックス」を眺めることが多くなった昨今。

フィリピン系の顔、といえば、なによりも、速水もこみちである。

あれこそフィリピン系スターだ。

すこし昔になるが、ルビー・モレノという女優もなかなか人気があったと記憶する。

日本人にとって、フィリピン系の顔は、けっこうウケがいいようだ。

ちょっと色黒で、シャープな感じが、健康的だからだろう。

*  *  *


さて、オレの日常だが…

4月7日は、ウイルス性胃腸炎らしきものにかかり、早朝から夕方までじわじわじわと吐き気が続き、腹が張ってジリジリと鈍い痛みに襲われたので、ついにこらえきれず、立ちあがるのも不快な中、日曜診療の内科医をネット検索し、夜の6時前ギリギリに飛び込み、くたびれた老医から薬を処方してもらった。


ただ、そのときは手元に保険証がなく、自己負担・約6000円を支払う羽目になり、できれば1週間以内に保険証を持ってくるようにと言われたのだが、ほかにいろいろ用事があり、手続き上の困難を乗り越え、昨日ようやく、当の内科医院を再訪できた。無事に、約4000円を返金処理してもらった(いずれにしろ、日曜診療の割増料金はかかっている)。


たまたま、雛形あきこ(35)も、ブログでウイルス性胃腸炎を告白しているのが目に付いた。


オレだけじゃないのだな、と妙な感慨が沸いた。


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【雛形あきこ、胃腸炎に…夫の誕生日に「迷惑な奥さんですみません」】

 女優の雛形あきこ(35)が胃腸炎を患ったことを8日、自身のブログで明らかにした。
 京都で行われている撮影は順調というが「なんと私、胃腸炎になってしまいました。しんどい。なんかウイルスのやつ」と報告。「流行ってるみたいだよ。皆も気をつけてね」と呼び掛けた。
 一夜明けた9日は「ちゃんと撮影は出来ているので、大丈夫です」と心配するファンに無事を強調。3月25日に俳優の天野浩成と再婚したばかりだが、9日は夫の35歳の誕生日。「でも遠くで撮影&胃腸炎の、迷惑な奥さんですみません。早く自分のペースに戻れるよう頑張ります」と頭を下げている。
[ 2013年4月9日 20:00 スポニチ]
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オレの腹は、まる1週間、ときどきピリッと痛むような感じだったが、ゆっくりと治った。


他方、雛形あきこも4月11日のブログで、「あ、調子はぼちぼちです」と書いているからすぐに治ったのであろう。


ついでに調べると、金子賢も、急性胃腸炎か。

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【金子賢 ノロウィルスに感染「とりあえず三日間絶食らしい」】

 俳優の金子賢(36)がノロウィルスに感染し、すでに4日間苦しんでいたことがわかった。12日に自身のオフィシャルブログで明かしている。
 「胃が痛い、、、」と悲痛な叫び声で始まったブログには「実はもう四日目」と続く。そして「前に急性胃腸炎なったから びびって病院へ」行ったことを告白した。
 そこで医師にノロウィルスに感染していると診断され、まさかの四日間を普通に動いていたことを苦しみを過ぎて笑ってしまった金子の様子がつづられている。
 「とりあえず三日間絶食らしい、、、」と医師の診断を語り、
最後は自虐的に「痩せるな」と弱気な面ものぞかせている。
[ 2013年3月12日 15:16 スポニチ]
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えーと??“まさかの四日間を普通に動いていたことを”、ん?”苦しみを過ぎて笑ってしまった金子の”、??なんだ、この記事?

文章、ヘンだろ…


それにしても、金子のブログは、やたら改行が大きく、鬱陶しい。

しかも1日何回も更新する筆まめな男で、読むのがうざったい。

むさくるしいアップの顔写真も多く、辟易させる。


ついて行けないね……って、もともと、ついて行ってはいないのだが。

(だから、スポニチの編集者も、あんまり興味がなくて、日本語のおかしな文章のままチェックしなかったんだろう。金子の記事なんて、どうでもいいや、って感じで。分かる気がするね)


たまに見かけるが、改行の空白を巨大にするブログって、空疎さ際立ってるな。
どこかのマニュアルに載ってるのだろうか?

改行、改行で、余白だらけにすれば、ちょっとしたことでも、大事件のように、印象づけられるとでも?(スローモーション濫用の映画『告白』みたいな、超もったいぶった手法として、それなりに有効なのか?)


ところが、これも調べると、
ページビューを増やす方法らしい。

「続きを読む」→クリック→「続きを読む」→クリックの繰り返しを誘う長たらしいブログの書き方だと分かった。


なるほどね。


セコいね。


*  *  *


最近、マリンアートの巨匠・クリスチャン・リース・ラッセンってのが気になって、いろいろ、イライラ、調べてみた。


今までまったく無視してきたのだが、2013年4月、展覧会を日本各地で同時開催、本人も巡業しているのだから、どうしてもその健在ぶりが目に留まる。

ラッセンの版画(印刷物?)は、1点88万円で、大々的に即売されている。

そういう人物として、もう10年、20年前(もっと?)から有名なのは、言うまでもない。


オレの気になるのは、その実力である。
つまり、画力、あるいは、技法上の特徴である。


ウィキペディアには、日本語のそっけない解説しか掲載されておらず、アメリカ人なのに、英語版Wikipediaにも、項目自体が存在しない。

なんという「日本依存」の画家だろうか!(日本でだけやたら売れるオーストラリアの歌手ってのもいる。だから、似たようなものか。)


とはいえ、彼の版画(印刷物?)が、マティスやピカソやウォーホールの版画同様、数十万円で取引されていることは間違いない。


で、ミックスドメディア(mixed media)という手法が、ラッセンの版画(印刷物?)の特徴らしく、これがよく分からなかったのだが、どうも印刷物に、わずかながら油彩をほどこしているようである(波しぶきや、星の瞬きの部分だけ、白いインクを点々と塗布しているように見える)。


しかも、背景は既製の風景写真をコピー(流用?)したものらしく、本人は、この背景図にイルカ等を合成写真的に描きこんで1枚の絵に仕上げるというコラージュ的な方法論が持ち味のようだ。


もちろん、これは詐欺ではない。
ウォーホールだって、リキテンシュタインだって、ポップアートの画家は、オリジナル性など希薄なのだから、「安易さ」を批判することは出来やしない。
だから、問題は、ラッセンの中途半端さなのかもしれない。
"オリジナリティ・ゼロ"の突き抜けっぷりは、ラッセンには欠けている。
そこが、気に入らないのだ、
たぶん。


ぶっちゃけ、ラッセンは仏師に似ている、という気がする(などというと怒られそうだが…)。
別に何だって彫ればいいものを、わざわざ仏像を彫りたがる下心。

そして、ラッセンのコピー&コラージュの対象は、ハンバーガーでも空き缶でもB級マンガでもいいはずなのに、美しい風景ばかりが選ばれる。その下心。
なにか「保険」をかけている感じがする。

生々しい芸術行為だけで勝負するのが不安なので、ありきたりな「美」で自分自身をガードしているんじゃないか、と。


しかし、オリジナル油彩画は1点2000万円以上。

たいしたものである。


*  *  *


今知ったが、さる2012年11月6日に、NHK-BSで放送されたらしいラッセンのエコロジー活動、チェックしておきたかった。

まあ、ラッセンも悪人ではないのだろう。なんとなくハルク・ホーガンにも似ているわけだし。

はたして、再放送があるのか?



*  *  *


そういえば、気になっていたNHK-BSの新番組「七人のコント侍」をようやく見た。


メンバーは、やや納得のいかない7人で、

TKO木下隆行(顔と雰囲気が嫌いだが、たまに面白い)、サンドウイッチマン伊達みきお(今一番面白いツッコミ芸の持ち主)、アンガールズ田中卓志(ゆるい雰囲気だけの人だが、邪魔にはならない)、オードリー春日俊彰(基本スベっており、むしろ不要な人)、キングコング西野亮廣(あまり見たくない、キザな凡人)、ニッチェ江上敬子(雰囲気がキツいので微妙)、SHELLY(普通の人として、場に必要なのだろう)。


5~10分の創作コント集(10本ほど)で、当たり外れがある(2~3割くらいか)。伊達みきおのツッコミが活きてこないと、見るに値しない。


サンド伊達のツッコミ芸は、ダウンタウンの浜田(半笑いで「え?どういうこと(笑)」)、さまぁ~ずの三村(相手の行動をなぞり「それするのかよ!」)、くりぃむしちゅーの上田(ちょっと意外な比喩で面罵する)などと異なり、冷め切った態度で「違うでしょ、バカだろ」とブツブツ言うところに、ジワジワ効いてくる面白さがある。


一番新しいツッコミだといえる。NHKがこの番組で、コレを上手く生かしたコントを量産してくれるなら、欠かさず見たいところだ。







小林克也の『ベストヒットUSA』を鑑賞。
独自のラジオ放送回数に基づくチャートだといいながら、それがサイトには掲載されないという、記録性において問題のある番組である。

Billboard(ビルボード)のようなアクセス容易なチャートであれば、性格的な異常性、あるいは無批判な自己肯定により、ひたすら追跡・収集・整理・分析しつづけるマニアも生み出す余地があるが、この番組に関しては不可能に近い、やりたくても無理だろう、手がかりがない。


ちなみに、今週のベスト3は、第1位がテイラー・スウィフトの「トラボー、トラボー……」(田舎娘キャラをかなぐり捨てた、アバズレ美女ヤンキー化が気になる)、第2位がスウェーディッシュ・ハウス・マフィア「ドンチュウォリ、ドンチュウォリ……」(大の板前3人が、まな板1枚を共有するかのごとき、いじましいパフォーマンス・スタイル)、第3位がマックルモア「中古屋(リサイクルショップ)」だった。


このマックルモアの解説・紹介を、小林克也があまりしないので、調べてみると、なかなか政治性・戦略性に富んだ白人男のようで、ゲイの結婚容認運動にかかわる曲や、高級車と女と酒とゴールドの世界観を突き崩す「中古屋いいじゃん、古着もいいじゃん、おじいちゃん」を見事ヒットさせている(Youtube再生2億回、シングル700万枚セールス)。

ニルヴァーナやパールジャムを代表とするグランジを生んだ地シアトル(アラスカの入り口であり、雨と緑のエメラルド・シティ、人口60万人の地味な田舎都市)から、久しぶりに有望なラッパー登場といった感じで、マックルモア、無視できない。

が、コアなヒップホップ・マニアからすると、"音"的にはイマイチ。

とはいえ、チャートは精神性の欠如した、くだらないEDM全盛(やや凋落の兆し?)のなか、新しい動きを担うヒーローなのかもしれない。


「ベストヒットUSA」内の「ネクスト・ネクスト」という芸術性の高い新人を紹介するコーナーはおなじみだが、それとは別に、新コーナー「ホットなんとか」っていうコーナーが設けられ、リッキー・リー(Ricki-Lee)っていう豪州女(27歳)を紹介していたので、んんん、誰だコレ?ビヨンセのパクりもヒドすぎだろ、よくもコレだけ抜けぬけとコピーをやるねぇ、と逆に興味が沸き、調べてみた。

たしかに、ビヨンセそっくりのサウンド&ダンスだが、オーストラリアでしか知名度は無い(7万枚のシングル・ヒット。日本でも少しだけ知られているようだ)。

英米での知名度はゼロ、だから、うるさいバッシングを免れていられるのだろう。


NYマン、ビリー・ジョエルの「ピアノマン」のライブ映像を流していたが、小林克也の教えるところでは、ジョエルはこの曲が嫌い(不本意)だったらしい。妥協の産物で、売れたくて作った曲だという。
実際、それほど名曲ではないとおもう。というか、ちょうど今ヒットしているBruno Mars(ブルーノ・マーズ)の"When I Was Your Man"、まあ、ヒドいのなんのとしか表現できない、古臭い、ド演歌があるが、それに近い作品かもしれない。




1804年、レザノフ来航、日本史で扱うとなると、あまりに壮大な話になり、収拾がつかないということで、避けられがち。

しかし、いったん取り上げられるとヒジョウに面白い。


NHK・BS歴史館「シリーズ 外圧(2)“衝撃!もうひとつの“黒船”~ロシアが新たな日本の扉を 開いた!?~”」ってのをやっていたので、興味津々鑑賞した。


深刻でいて爽やかさもある陰気な美熟女・渡辺真理を司会に、権威らしき東大名誉教授・藤田覚、最近ひっぱりダコのざっくばらんな磯田道史、そしてロシア通(?あるいは野次馬?)の島田雅彦、という3人のゲストが語り合う。


聞き慣れない「露寇事件」という呼称で押すのがNHKの方針なのか、観てはいないが以前の『さかのぼり日本史』でも、同様に「露寇事件」という呼び名でとりあげていたようだ。

元寇との対比なら「露寇」だけでも良さそうなのに、うしろに「事件」を付ける……


とにかくニコライ・レザノフという男に惹かれてしまい、急ぎいろいろ検索する羽目になった(ウィキペディア中心(笑))。


もちろん、日本の小説では有名な『おろしや国酔夢譚』(井上靖)が、大黒屋光太夫らを描いており、また、『菜の花の沖』(司馬遼太郎)が、高田屋嘉兵衛の目からゴローニン事件等を描いている、というのも周知の話(だが、いずれも読んではいない)。


しかし、はるばる日本にやって来て、お粗末な幕府一流ののらりくらり外交で追い払われ、樺太・択捉・利尻を攻撃するに至ったレザノフという悲劇的人物の物語は(あってもいいのに)無さそうである。


(ただし、ロシアには、彼を題材にした“ロック・オペラ”があるようだ。1980年製ロシアン・ロック・オペラ…これもヒジョーに気にかかる。)


露米会社なるシベリア・アラスカの毛皮貿易を牛耳る企業があり、ラッコの毛皮を中国に売りさばいて儲けを出すシステムがあったという話は、この番組で、はじめて知った。


「露米~」という響きが新鮮だし、ラッコの毛皮がそんなに貴重でよく売れるものだったとはねえ、しかも中国に。


その企業幹部におさまっていた下級貴族出身の実業家・政治家レザノフは、経営戦略の一環として、南米まわりで長崎・出島に向かう。(ちなみに、当時のロシアはナポレオン相手に大苦戦。)


来日までに日本語をマスターしており、交渉力もあったようだが、日本との貿易交渉に失敗、帰途、スペイン領カリフォルニアでも貿易交渉に失敗する。


(ただ、日本がレザノフを追い返したのは、べつに日本の外交が成功したというわけではないだろう。なのに、さすが日本、これで一安心、といった感じで回顧されがちに思う。オレには、そのあたりがキモチワルイ)

レザノフの苦難に満ちた生涯は、悲劇的としか言いようがない。


サンフランシスコでは、総督の娘(15歳)と恋に落ち、婚約しておきながら、とりあえずロシアに帰国する途中、シベリアで病死してしまった。享年42歳(1807年)。


サンフランシスコの少女は、彼を待ち続けたまま、誰とも結婚せず、尼として生涯を送ったという。


といったあたりもまた、メロドラマにうってつけの素材なのだが……


で、問題の「露寇事件」、晩年のレザノフが、カリフォルニアからロシアへ帰る途中で発生した。


1806~07年。日本側の死者は、3人+α、だが、その噂は日本中を駆け巡り、大虐殺が起こったかのようなイメージとして流布したらしい。


これにあわてた幕府は、北方警備に力を入れ、送り込まれた弘前藩の侍たちが、想像を絶する酷寒の地でバタバタ死んでいくという事件もあったという。


(番組では、「鎖国」というコトバに語弊があるということが、語られていたが、学者好みの極めて瑣末な問題だろう。)


そのレザノフの残した『日本滞在日記―1804‐1805』(岩波文庫)が、1994年にはじめてロシアで公刊されたというのが不思議な話で、理由を知りたいところだが(やはり冷戦がらみか?)、この邦訳も2000年に、やっと出たにもかかわらず、訳者は大島幹雄というサラリーマン(?)なのである。


学術的な意味で“日本史”にインパクトを与えようかという重要文書なのに、一体どうしてだろうか。


そりゃあ日本史学者にロシア語ができる人間などいないことは予想できるが、それなら誰がこれを訳すべきか?適任者が他にいなかったのか?


岩波書店のやることもヒジョーに不可解である。


オレは歴史番組を見るたびに、次から次へと疑問が沸いて困るのである。


……