リトル・プーリームのプラスティック・スリル・ブログ -17ページ目

リトル・プーリームのプラスティック・スリル・ブログ

テレビの低級化に抗し、マジで音楽を憂い、予言蔓延する世に悩み、
焦り多き家庭に困り、後悔伴う仕事に苦しみ、レーザー的に精密な
日本語の駆使に迷う中年男の見込み違いとニガリきった日々のアレコレ。


一部で根強く人気の…ビミョウな面白さが乙な味、『ベストヒットUSA』。


ラジオ放送回数ベースの謎のランキングは、局のサイトでは非公表。


そこでオレが、興味の続く限りメモしておくチャートは、以下のとおり。


変化が乏しく、今週はチャート内の20曲が先週の20曲とまったく同じ。参ったね。



1+. When I Was Your Man (Bruno Mars)

  流れたとたんに「ダサッ!」と叫びたくなる、脳の溶けるオトコ演歌。またも1位で、がっかり。


2+. Stay (Rihanna featuring Mikky Ekko)

  これもダサい若手演歌のたぐい。というわけで1位、2位がダブル若手の演歌チャート。

  ひどい光景である。将来の禍根となるだろう。


3. Daylight (Maroon 5)

  甲高い「デイラ~~~イト」のサビも超のんきな「モテる男はつらいぜ」、おのろけソング。


4. Thrift Shop (Macklemore & Ryan Lewis featuring Wanz)

  いかんせん曲調は古いが、声の通りがよく、ハズしかたの渋いラップさばきに味がある。


5+. Suit & Tie (Justin Timberlake featuring Jay-Z)

  息抜きにピッタリ、疲れたオヤジにうってつけの、ちょっとカビ臭いオシャレなバー専用BGM。
  いいかえれば、洗練されて毒がなく、だんだん「コレでいいかも」という気がしてくる、旨い安酒みたいな歌。


6. Sweet Nothing (Calvin Harris featuring Florence Welch)

  今週のEDM1位。聴く価値は低いが、どこか中毒性があるのかもしれず、研究の必要はありそう。


7+. Feel This Moment (Pit Bull featuring Christina Aguilera)

  使用されたA-haの"Take On Me"のメロディーもバカ調アレンジ。ギトギトおじさんのネアカ音頭。これぞ下町ダンス・サウンドだ。急上昇で困っちゃうね。


8+. Just Give Me A Reason (P!nk featuring Nate Ruess)

  現在のチャートでは、かなりマトモな部類。見ているだけでむずがゆくなるコラボ、ムキムキ女とクネクネ男の、しぶしぶながらの共同作業?面白い。


9. I Knew You Were trouble (Taylor Swift)

  180cmの長身から繰り出した才女の変化球。カーンと売れたわりには、ココロに残らず。


10. Don't You Worry Child (Swedish House Mafia)

  お笑いトリオのネプチューンを思わせる滑稽な3人組の密着DJスタイル。心細いオトコたちの手作りで、古風なパワフルEDMができあがりました。スウェーデンの輸出品です。


11+. Heart Attack (Demi Lovato)

  周期的に生産されるアメリカン・デブ娘によるアメリカン・デブ娘のための応援ソング。


12. It's Time (Imagine Dragons)

  ラスベガスのバンド、でも、オルタナ・ロック、だから、ド派手なのか?アリーナ向けのサウンドが、ちょっぴり古臭い。けれど、デビューからいきなりこの路線って日本的かも。
  

13+. Troublemaker (Olly Murs featuring Flo Rida)

  ルックスの悪い小太り歌謡曲シンガーとルックスの悪い小太り元ヒップ・ホッパーのぬる~いコラボ曲。


14+. Alive (Krewella)

  シカゴ出身のEDMトリオ。詳細は不明だが、ジャハーン・ユーサフとヤスミン・ユーサフの姉妹(パキスタン系)に、クリス・"レインマン"・トリンディで構成される。


15. Scream & Shout (will.i.am featuring Britney Spears)

  ウィル・アイ・アム会心の駄作、その空虚さゆえに人気のダンス・ポップ。ブリトニー・ビッチもどうしてここまで「ゆるゆる」でなければならないのか……


16+. I Will Wait (Mumford & Sons)

  「ブリティッシュ・フォーク・ロック」というジャンルの微妙さのうえに、かろうじて成立している、ウエスタン(ロンドンの西?)テイストの不思議な曲。順位に変動なし。


17+. 22 (Taylor Swift)

  才色兼備の巨大なお嬢様、わが世の春の22歳をうたい、これも順位に変動なし。


18. Little Talks (Of monsters and men)

  ど田舎・アイスランドからの新たな輸出品。ひんやりしたインディー・ロック。同じく順位に変動なし。


19. Carry On (Fun.)

  「青年の主張」を連想させがちな青くさいFun.。尖ったものが感じられないこの曲も、やはり順位に変動なし。


20. My Songs Know What You Did in the Dark (Light Em Up) (Fall Out Boy)

  (減量中の)ちょいデブ・メガネ・メタルによる「ロックンロールを救え」的なゴシック世界。これまた順位に変動なし。



  結局、16~20位に変動なく、だったら数字を操作して下位に新曲5曲ぶちこんだほうがマシではないかとおもう。


(順位の横に+が付いているのは、今週ポイント増加の曲。)



ところで、リクエストで流されたNEW KIDS ON THE BLOCK(NKOTB、ニューキッズ・オン・ザ・ブロック)の懐メロ・バラードには、「チャカッ、チャカッ」の手拍子が安っぽく多用されており、いかにも時代を感じさせられたオレだったが、じつは、最先端のラップも、サンプリング軽視の傾向で、スカスカのチープ・テクノに、「チャカッ、チャカッ」の手拍子。

似ている。

まったく好ましくないことだが、似ている。


同じくニューキッズ(新ガキ)の看板で、アラフォーのあの連中が再結成し、新曲発表というニュースもチラと流された。

誰が誰だかさっぱりわからない。

区別の付かないオッサンだらけ!なにがニューキッズなんだ。





テレビ番組鑑賞日記。

「茶畑の崩落」だとか「訓練」だとかいった、ニセ・ニュースでの時間稼ぎが多い日本のジャーナリズム、最近はしばらくおとなしかった橋下徹の発言のおかげで、ニュース素材に困らなくなったようだ。


それはともかく、NHKの「BS歴史館」を録画しており、2本立て続けに鑑賞した。
妖しい美熟女・渡辺真理(45歳)を司会とする教養トーク番組である。


■“シリーズあなたの常識大逆転!(2)「幕末・日本外交は弱腰にあらず」”
(ゲスト:加来耕三、榊原英資、磯田道史)

これはタイトルが奇妙で、面食らった。

が、ペリーの和親条約は「開国」ではないとの意見で一致し、「いつ開国か?」については明言がなく、むしろ、植民地化を防いだ交渉担当役人(林復斎・岩瀬忠震)を賞賛するうちに、なごやかに終わった。

どうも妙な構成だった。

声のデカい榊原英資にひっぱられ、ニッポンの官僚万歳というムードが立ちこめた回であったと思う。


ほかにも問題はある。
最新の番組かとおもいきや、ネットで調べるとNHKのサイトには制作日時の表記がない。

これがキモチワルい。

そこで個人ブログを検索し、一昨年、2011年放送の番組だとわかった。

今回(2013年5月14日)は再々放送だ。

そういう情報を、NHKは隠しているように思われる。


■“大名家の生き残り策(1)「突破700年 島津家 退くことを知らず」”
(ゲスト:原口泉、山本博文、榎木孝明)

これは島津家の歴史。

戦国時代から幕末にいたる島津家の独自性・しぶとさを描いたものだが、島津重豪(しげひで)、すなわち、婚姻戦略で将軍家に近づき、調所広郷を登用、債務をまんまと250年ローンにした豪腕の藩主に、焦点を当てたのが面白かった。

ただし、島津家の強さの秘密として本質的な「江戸からの遠さ」については言及がなく、キモチワルさは残った。
危機感が少ない島津家のイメージもあって、「生き残り策」と言うほどのものだったかどうかも微妙。


さて、この『BS歴史館』は、学者枠2人に芸能人枠が1人、という配置なのだが、どうも最近ゲストが固定化してきたようだ。

とりわけ幕末のテーマになると、加来耕三や童門冬ニがすぐに出てくるので参る。

権威というほどの人たちではなかろう……

取り扱う時代に、便利な専門家がいないのか?これでは物足りない。


学者枠には、磯田道史が呼ばれがちで(若手なので仕方ないが)相互の立場をハッキリさせない馴れ合い的な流れになりやすい。うるさい榊原英資が出た回など、磯田のやる気がいつもより欠けていた。

こういう番組は、邪馬台国のようなホットな話題なら3人3様、「激論」になるのだが、固定化したテーマ(幕末・戦国)ではダラダラしてしまう。

どうにかしてほしい。


ついでに言っておくと、ときどき異常に照明が黄色かったり、オレンジが強すぎたりするスタジオの雰囲気も渡辺真理のメイク・肌のコンディション次第なのだろう。

が、さすがに全員の顔色を真っ黄色に染めてしまうのは、ちょっとおかしい。


***


■BS-TBS「ライバルたちの光芒・金地院崇伝VS南光坊天海」(5月14日)

これは高橋英樹が司会の歴史トーク番組。

2人の歴史作家を招いて、ライバルについてのプレゼンテーションを行わせてみせる形式は面白い。「形式」は面白いのだが、あんまり盛り上がらないのを特徴とする。

トークに慣れていない作家ばかりを招くせいもあるだろう。


今回は、禅坊主・金地院崇伝と密教僧・南光坊天海という黒幕的な人物を取り上げたのが興味深かった。しかし、家康の神号をめぐる対決を除いては、2人のエピソードが少なすぎて、かなりぬるかった。


仏教・禅宗・神道の絡み合うドロドロした宗教対決でもあったが、歴史作家・海道龍一朗(やたら恰幅があるのに、妙なメガネ)と童門冬ニ(憶測で語りすぎる傾向がある)では、深みのある解説も期待できず、テーマの掘り下げという点では、今回の物足りなさは半端なかったな。


***


■NHK『ソウル白熱教室』
「キム・ナンド教授・第2回 人生でいちばん楽しいことは?」(2013年5月17日)


たまーに観る番組。

今回、久しぶりに見てみたが、まず、韓国の学生たちの見た目が興味深かった。
イメージよりも地味である(例外的に「私すごく勉強が出来るんです」という金髪の女性が一人だけ目立った)。
彼らも熾烈な競争社会にさらされているというイメージもあるのだが、全体的に、地味さがあった。社会に対する或る種のうんざり感があるのかもしれない。


そういう疲弊や挫折感をすくいとるためにキム・ナンド教授の存在意義があるのだとも言える。
(というより、そういう人たちが、キム教授の講義を聴きに来るのか?)


教授の主張は、要するに、「カネのために生きるな」、「自分の成長のために働こう」というもの。
ありきたりではある。しかし、教授自身も若い頃は出世志向が強かったことを回顧していた。村長・弁護士になるべく難しい試験を受け続けたが挫折し、結果的に学者として成功。


というわけで、質疑応答でも、敗北感や弱さを訴える学生たちに、「若いときの夢は叶わないが、それこそが最良の選択につながっていく」といった慰め的なことを繰り返していた。


結局、こういうこと(つまり「あせるな、失敗は成功のもと」)を言ってくれる人が、今の社会で、強く必要とされているということなのだろう。


***


■「加藤浩次の本気対談!コージ魂!!」(BS日テレ)
2013年5月16日放送(アンコール放送)初回放送:2013年1月17日
ゲスト:棋士・渡辺明(28歳) 


加藤浩次のインタビューは、ざっくばらんで面白い。方法論として成功している。
たとえばNHKだと、ゲストをどこか神格化しすぎてしまい、インタビュアーも退屈なサラリーマン的態度に終始し、台本どおりの情報量の乏しい対談に終わりがちだが、加藤には相手をいじろうとする姿勢があって、人柄をえぐりだすコツになっている。

逆に、情報量としてはNHK的なインタビューより少ないかもしれないが、それ以上の成果がある。


渡辺明との対談では、ほとんど将棋界の具体的情報も他の棋士の話も語られなかった。また、加藤もそれを引き出そうとはしなかった。
が、そのおかげで、渡辺がずっと横目で加藤浩次をさげずんだように見ている中学生的な態度がありありと観察できるという面白さがあった。


加藤浩次は、渡辺明に「天才」を自称させようとゴリ押しし、最後には、「マジで、7冠めざします」と宣言させるという無茶ぶり。そういうやりとりの中に、型どおりの対談とは異なる生き生きしたものがある。


再放送ということで、残念ながら、最近きわめてデリケートなテーマ、コンピューター将棋の脅威(人間同士よりもコンピュータ同士の対局のほうが面白くなりかねない)については語られなかったが、次回はそういう話を、加藤がズケズケと突っ込んで欲しい。



……というわけで、じっくり番組表をながめては見たい番組を探すのだが、ついついBSばかり観る。

TV東京の『開運!なんでも鑑定団』なんかは別として、地デジのバカバカしさに耐えられなくなっているのだ。







毎度のように、面白いベストヒットUSA。

米国内のYoutube視聴回数までカウントするようになったビルボードHOT100とは違って、独自のラジオ放送ベースのランキングなだけに、ヒジョーに変化が乏しい、遅いのが、逆に興味深いチャートではないだろうか。


ただ、その独自の毎週のチャートを、ネット上に挙げていないので、困る番組だ。


好事家もいないようで、検索しても見つからない。


オレは最近、順位の確認に、テレビ朝日のほうでチェックしなおそうと思ったが、どうやら3月で終了してしまっていた。たしか去年までは、BSと地デジ週2回の放送。その気があれば、見直すことが出来た。なのに、今は、BS朝日のみである。


で、今週のチャートをメモっておいた、一度やっておきたかったのだが、しかし、非常に手間がかかるな!これは。



1+. When I Was Your Man (Bruno Mars)

  腹が立つ、というか、呆れるほどダサい曲。なんじゃあのサングラス。ついに1位。


2. Thrift Shop (Macklemore & Ryan Lewis featuring Wanz)

  いかした内容の貧乏礼賛音頭(ただし曲調はやや古い)。このチャートでは、しぶといね。


3. Daylight (Maroon 5)

  スカスカな内容の「モテる男はつらいぜ」的な甘くてさわやかな歌謡曲。


4. Suit & Tie (Justin Timberlake featuring Jay-Z)

  品がよろしい。いい意味で古い。疲れたオヤジ向けの、古くて上質の、BGM。


5+. Stay (Rihanna featuring Mikky Ekko)

  恥ずかしいダサさ。ホイットニー・ヒューストン的な馬鹿力で滑稽さを突き抜けるほどのパワーも無い現代っ子リアナ。


6. Sweet Nothing (Calvin Harris featuring Florence Welch)

  ノリがいい今の音。オレの好まないEDMを、ダークさで中和しているのがカルヴィン・ハリス流か。


7. I Knew You Were trouble (Taylor Swift)

  ワタシ何でも出来ますよ的な、才女アピールの変化球。


8+. Feel This Moment (Pit Bull featuring Christina Aguilera)

  アメリカのヘンなオジサンのネアカ・ノリノリ・ソング。オレの好まないスタイル。


9. Don't You Worry Child (Swedish House Mafia)

  ある意味ネプチューンやダチョウ倶楽部風の、滑稽さの滲み出る3人組DJスタイル。ノリノリの古い曲。これぞEDM。古くてパワフル。


10+. It's Time (Imagine Dragons)

  遅れてきたアメリカ版コールドプレイかU2か?大げさなロック世界を壮大に描いている。


11. Scream & Shout (will.i.am featuring Britney Spears)

  ウィル・アイ・アムの自己満足世界。彼が思っているほどには面白くない曲だぞ。


12+. Just Give Me A Reason (P!nk featuring Nate Ruess)

  このチャート内では、わりとまともに聞こえる良質な歌謡曲。相性の悪そうな異色コンビ(マッチョ女とナヨ男)が面白い。


13. Heart Attack (Demi Lovato)

  オレのイメージでは、区別の付かない「がんばるアメリカ・デブ娘たち」の一人。周期的に生産されるアメリカ・デブ娘応援ソングである。


14. Troublemaker (Olly Murs featuring Flo Rida)

  ルックスの良くない歌謡曲シンガーとルックスの良くない偽ヒップホップのイマイチなコラボ曲。


15+. Alive (Krewella)

  シカゴ出身のEDMらしい。ああまたか、と思い興味が沸かないが、上昇の気配あり。


16. I Will Wait (Mumford & Sons)

  ロングセラー。噛めばかむほどのシンプルな味。


17+. 22 (Taylor Swift)

  才色兼備の180cm。テイラー嬢は音楽界のシャラポワ(188cm)か。


18. Little Talks (Of monsters and men)

  ど田舎アイスランドから来た北方のインディー・ロック。


19. Carry On (Fun.)

  無難な、ゆる~いロック・ソングでありました。


20. My Songs Know What You Did in the Dark (Light Em Up) (Fall Out Boy)

  メガネ・メタルが、情念とともに描く、典型的なゴシック世界である。


(順位の横に+が付いているのは、今週ポイント増加の曲。)


***


玄人好みのTalking Heads。

それでいて、トーキング・ヘッズ未体験だったオレ。


最近になって、ようやく、何曲か、聴く機会が生まれてきた。


さいわいなことだ。


きっかけは、深夜の『SOUND OF THE 70S』(BSフジ)っていう貴重なレア映像満載の音楽番組である。

そこで、"Psycho Killer"を、ライブ映像で見たのがショックの最初。


その曲調からフランツ・フェルディナンドを連想し、「へー、こういうバンドだったのか」、逆に、「フランツの古臭さはこういうところにあるのか」、と思っていたところ、今回の「ベストヒットUSA」でも、再びTalking Heads のPV "Once in a Lifetime"が流された。


これまた、初耳ながら、新鮮で、かっこいい、シンセ・ラップ。


「有名なビデオです!」と小林克也は強調していたが、初めての鑑賞だ。


ただし、オレは Jay-Z featuring Memphis Bleek の"It's Alright" の背後にサンプリングされていたことを思い出し、耳になじんでいたシンセの、ピロピロピロピロ…はコレかぁ、とようやく元ネタを知った面白さもあった。


やはり「ベストヒットUSA」は、タメになる。