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リトル・プーリームのプラスティック・スリル・ブログ

テレビの低級化に抗し、マジで音楽を憂い、予言蔓延する世に悩み、
焦り多き家庭に困り、後悔伴う仕事に苦しみ、レーザー的に精密な
日本語の駆使に迷う中年男の見込み違いとニガリきった日々のアレコレ。

テレビ鑑賞日記。

夜になってテレビを熟視。


まず、ダメ番組・NHK「ニュースウォッチ9」。

ここでは、コレといったニュースを報道せず、物足りない内容は、いつもどおり。


無気力な大越健介という小太りのアナが大汗をかきながら、政治学者・姜尚中(カンサンジュン)に、新作小説(え!?)『心』について、インタビューするのが、滑稽。

番組のバランス上、時間が長すぎる気がした。

しかも、どうも意図が良く分からない小説である……

作者の姜尚中は、実の息子(相当なイケメン)をなぜ亡くしたかについては明言を避けつつ、少年主人公とその父が被災地を旅する物語内容を紹介し、「死を忘れてはいけない」と熱く語るのだが、オレがおもうに、小説内で息子を蘇生させ活躍(?)させているんじゃあ、息子の死を直視しているとは言えない気がする。


早々に、天気予報に移行したが、長谷寺のアジサイのニュースが長い。

これまた、無意味なほど長尺での紹介に、うんざりさせられた。

バランス感覚を欠いている。

これはどういう番組なのだろうか?


報道に背を向けたタイプの「ニュー・ニュース」か?


***


録画していたBSプレミアム「英雄たちの選択」という謎の新番組を、恐る恐る眺めてみる。


いきなり始まった番組、というか、渡辺真理の司会の「BS歴史館」はどうなった?知らない間に終わったか?



その「BS歴史館」で準レギュラー的な出演者として便利に使われていた磯田道史が司会になったこの新番組、かなり奇妙なゲスト構成……あやしすぎる面々。


疑惑の『東日流外三郡誌』寛政本(2007年発見)にお墨付きを与えた歴史学者・笠谷和比古(京大卒)、軍事オタクを匂わせる京大卒の防衛大講師・小谷賢、東大卒の脳科学者(というよりフツーの心理学者)中野信子、そして、ハッキリしない人間性の宮崎哲弥、という顔ぶれだ。


無責任に「徳川家康 関ヶ原へのジレンマ」というテーマを語り合い、結局、家康の決断力は優れていたという陳腐なお話だったのは残念。



むしろ、関が原なんてどうでもいい。

オレとしては、家康がなぜ毛利と島津を取り潰さなかったのか、どうして京都近辺ではなく江戸に幕府を開いたのか、という謎に切り込んで欲しかった。

そこにはまったく触れることが無かったので、深みが感じられなかった。


***


ちょうどオンエアされていたNHK・Eテレ「ソウル白熱教室」の最終回を鑑賞。

韓国の人気教授が、今回語るのは、あるべき親子関係。

(アメリカ留学1年目でさっそく子供が出来てしまったという教授のバカバカしい回想から始まった……)

あちらの競争社会は凄まじいらしいが、案外、大学生はのんきに遊びまわっているようだ。日本と変わりがない。

サムスン、ヒュンダイ、LG等の独占的大企業に支配されているという事情は別にして、中小企業の平均月収19万円、大企業の平均月収30万円というデータも、日本と大差がない。



「ヘリコプター・ママ(パパ)」と呼ばれる現象。
これは確かに聞いたことがある。受験にしろ就職にしろ、子供に付きっきりで、指図を与え続ける親が問題視されているのだ。
教授は、皆生きてきた環境が違うのだから、自分と同じように生きろと言っても無駄だ、という。もっともな話である。


子供に大きな夢を与えろ、親は自分の生き方・楽しみ方を見つけろ、という話も、もっともな話。


ずるがしこい受験テクニックよりも「マシュマロ能力」を身に付けさせろ、とも言う。このキム・ナンド教授、キャッチフレーズの上手さはある。

有名な実験だが、幼児に目の前のマシュマロを我慢させ、ひとりで我慢できたらもう1個ごほうび、というもので、その後の成長をたどったところ、このとき我慢できた人間は学歴・収入ともに高くなった、という追跡調査があるらしい。親は、こういう能力こそ伸ばすべきだ、と教授は語った。だが、ちょっと待てよ……大きな夢と言いつつ、結局「学歴・収入」か?



まあ、ところどころ中身は薄いし、「親は早く死ぬべきだ」といったサルトルの名言を引くなど、やたらと哲学に流れがちだが、講義は面白いと思った。













皮膚がかぶれやすい季節になった。それも相当かゆい。
ちょっと掻いたらそこらじゅう腫れるわ、かゆいわ、で、堪えがたい。


オレの座布団にナゾの虫が?

それとも、オレの爪の隙間に毒液?


最近、山梨県の村で、靴の中に毒(フッ酸)を塗られた女性が足先を切断したという恐ろしい事件があった

……


オレの知らぬ間に玄関だか車のドアだかに、何者かによって毒が塗られたのだろうか?

それとも、家庭菜園の土壌に、毒性物質が含まれていたのか?

或いは、むしりとった雑草に毒液が含まれていたのか?



夏の間はよく手を洗わなければ、何が起こるか分からない。


あなたの知らない猛毒が、そこらじゅうに塗りたくられているかもしれないのである……



***


さて今週も公式サイトの不備により、『ベストヒットUSA』のチャートは誰か、いや、オレが、せっせと記録しておくしかない。

ラジオ放送回数ベースで、変化に乏しく、今週はチャート内の20曲のうち、17曲が先週と同じ。



1. When I Was Your Man (Bruno Mars)

  退屈なブルーノ・マーズの自己陶酔。脳が溶けます、演歌です。


2+. Stay (Rihanna featuring Mikky Ekko)

  今週もけだるく、若年寄の演歌が並びました。こんなの聴いちゃあイケません。


3+. Feel This Moment (Pit Bull featuring Christina Aguilera)

  すごい勢いで伸びてきた、A-haの「テイク・オン・ミー」使いのネアカ音頭。
  屁のような曲で、オジさんオバさんのコンビが、オジさんオバさんを躍らせます。


4. Suit & Tie (Justin Timberlake featuring Jay-Z)

  疲れたオヤジ向けのゆるいオシャレな(だけの)BGM。
  保守的な中庸とは何か、を体現した作品が、全米200万枚セールス。


5+. Just Give Me A Reason (P!nk featuring Nate Ruess)

  メロディーの出来が良い上に、歌心があり、そこそこ聴かせるのはキャスティングの妙だろう(コールドプレイ&リアナは、悪しき例)。


6. Thrift Shop (Macklemore & Ryan Lewis featuring Wanz)

  個々の音の質は古い。が、ラップは渋い。歌詞の重要性を再認識させるヒット曲。
  2012年8月発売のロングセラー、なんと全米600万枚セールスを達成。


7. Daylight (Maroon 5)

  なぜ、こんなに丸いのかマルーン5。角が取れ、心も欠けた歌謡曲。
  批評家たちもコケにする、気の抜けた駄作ながら、全米170万枚セールス。


8. Sweet Nothing (Calvin Harris featuring Florence Welch)

  能天気なピットブルとは対極の、根暗エレクトロ、プラス、根暗ボーカル。
  興味は無いが、高評価多く、全米100万枚セールス。
    

9+. Heart Attack (Demi Lovato)

  とんがったアメリカン・シェイプアップ女・ピンクとは対極路線だ。
  地味デブ女のエセ・ロックは、手堅い商品ジャンル(Kelly Clarksonらと共に)。
  

10. Don't You Worry Child (Swedish House Mafia)

  あっさり解散したスウェーデンの滑稽なエレクトロ・トリオ。
  2012年9月発売、よく売れた輸出品は、全米200万枚セールス。


11+. Troublemaker (Olly Murs featuring Flo Rida)

  中年太りの歌謡曲シンガーと中年太りの元ヒップ・ホッパーのコラボ曲。


12. I Knew You Were trouble (Taylor Swift)

  カントリー娘がダブステップを一部導入した冒険作、全米400万枚セールス。


13+. Alive (Krewella)

  ナゾめいたシカゴのEDMトリオ。パキスタン系のお色気姉妹が歌います。


14+.Mirrors (Justin Timberlake)

  ジャスティンの新曲は、予想通り、超穏健な「スーツ&タイ」よりも出来が悪い。ダメ曲。


15+. 22 (Taylor Swift)

  カントリーお嬢の新曲が、じわり上昇。声の可愛さは、たいしたもの。


16+.I Love It (Icona Pop featuring Charli XCX)

  またまたスウェーデンから、陳腐なエレクトロが輸出されます。
  カロライナ嬢とアイノ嬢のデュオは、すでに全米120万枚セールス。


17+.Can't Hold Us (Macklemore and Ryan Lewis featuring Ray Dalton)

  期待のラッパー・チームの新曲だが、いまいちな出来……

  挑戦的なまでに安っぽいピアノ音と、軽薄なリズムが耳につくサウンドだが、全米200万枚セールス。
  

18. Scream & Shout (will.i.am featuring Britney Spears)

  おごれるウィル・アイ・アムの空虚な駄作。
  2012年8月発売のロングセラーは、困ったことに全米400万枚セールスのメガヒット。


19. I Will Wait (Mumford & Sons)

  これまた2012年8月発売のロングセラーで、地味な曲だが、全米200万枚セールス。


20+. My Songs Know What You Did in the Dark (Light Em Up) (Fall Out Boy)

  フォール・アウト・ボーイの無難なポップ・ロックが、チャートにしがみつきました。

  ロックらしいロックは、これ1曲だけとなった。  


(順位の横に+が付いているのは、今週ポイント増加の曲。)



刺激の無いチャートであったが、今週番組で紹介された曲も、いつもと違いダルかったのが、残念。


たとえば、2週連続で70年代のアメリカ・ツアーDVDから流された、ポール・マッカートニー&ウィングズ。ぬるい!


そして、WAS(NOT WAS)。

なつかしい名前だが、聴いたことが無かった、そしてそれは正解だった!ぬるい歌モノ・ポップ・ファンク。ダサくて、聴けたものじゃなかったな~。


最後にリクエストで、U2の「ビューティフル・デイ」のPVが流されたが、ラリーのドラムがゆるくて、ガクッとなる。叩いているフリ、だが心がこもっておらず、爺のようなトロいスティックの動きには、やる気がまったく見られない。いったい、どうしたのか?

もちろん、太りすぎのボノも、よろめいたり、しゃがみこんだり、逐一ポーズがダサかった。


来週の予告は、デイヴィッド・リー・ロス。ボノよりは、よく動きよくしゃべる。体型もスリムである。

まあ、見た目は、勝っているようだ。


いつのまにか、日本語もペラペラになっているから、意外にアタマが良い?

ちょっとだけ好きな男なのである。




夕食のあいだTV番組を何本かガン見。
基本、BSを優先する。


『いい旅夢気分』の再放送があり、これにチャンネルをセット。

「最新!さわやか軽井沢 新緑と歴史の小道めぐり」というテーマだ。軽井沢なら無難だろう。



緑も爽やかな旧軽井沢を微妙なトリオが行く。船越英一郎・雛形あきこ・阿部力というコンセプトの分からない、噛みあわないメンバーで、船越の独壇場、彼がひとり発言する状態。



ほかの2人のオーラはゼロで、雛形はまるでスタッフのように横から名所名店の解説をブツブツと挟み、阿部力はひたすら付き人のように無言。

最初オレは、誰なのか分からず、いまいち売れない役者の集まりだから西村和彦かな…?と見ていたが、「花より男子」に出ていた阿部力だった。2流大学生のように地味な姿だった……


長野寄りの信濃追分駅まで足を伸ばしたが、そこは地味すぎる土地で、古本屋・図書館・蕎麦屋を紹介し、あっさり軽井沢に戻ると、それまでオーラのなかった雛形あきこ(だけ)が露天風呂に浸かった。

入浴シーンは彼女ならではの仕事ぶりだったが、今回の旅、阿部力の出演に意味があったのか無かったのか……すっきりしないものがオレの心に残った。


***

9時からNHKの「ニュースウォッチ9」。

大越健介キャスターの顔が悪すぎて(声も悪いが)、かなり食欲を削ぐ。

果たして、森永卓郎とどちらがビジュアル的に苦しいだろうか?

そんなことを考えながら、次々映しだされる橋下徹や是枝裕和、リリー・フランキーといった膨張気味の冴えないオッサン顔を眺めていると、株価急落のニュース、だがこれは、NHKが後押しする証券業界の宣伝か?

解説者や学者には話を聞かず、企業の見解だけを汲みとる意味深な構成。眉唾だが「2週間で持ち直す」という。
ああ、そうですか。


***


そこで、9時半からは再びテレビ東京。
ついついテレ東を見がちである。

民放局では唯一フツウに面白い番組をやっており、「実録世界のミステリー」を鑑賞する。

前回の「ジョンベネちゃん殺害事件」(犯人死亡説)は面白かった(警察の誤認捜査と冤罪がひどかった事件であるが、いまだに迷宮入りしたままとは……)。


ちょうど、「42歳独身女性の”不運な一日”」というテーマで、図書館人質立てこもり爆弾魔の話が始まった。これはスリリング。

パチンコ玉のようなものを詰め込んだバッグを炸裂させて自爆することもいとわない狂気の元軍人、その右手にはピストル、左手にはコテの形をしたドライヤーが握りしめられ、これを緩めたとたん爆発するというのだ。


狭い一室に閉じ込められた10名が皆絶望のなか、42歳の図書館職員が犯人から細かい指図を受け、しぶしぶ補助的な作業をさせられる。

心中穏やかでないこの女性が、いつ起死回生の大活躍をするか、といった含みのある展開だ。


オレは心を奪われながら注視していたところ、結末は意外というか、尻すぼみというか、もし映画だったら絶対に許されないようなモノ(まあ、映画じゃないから、そういう仮定は無意味なのだが)。

人質にまぎれた警察官がわずかな隙を見て犯人を射殺、犯人が持ち込んだ爆弾は不発、という結果オーライのお話だった。
う~ん、不発かよ!と複雑な気持ちになった。




陰気な図書館員が機転を利かせて運命を大逆転させる奇跡のストーリーを想像していた人間にとっては「警察官ありがとう」&「不発弾ありがとう」的なこのハッピーエンドはちょっと期待はずれだったかもしれない。


現実社会は、テロが成功するか、警察が犯人を殺すかか、という2択で、小市民の活躍する場面は現実には極めて少ないのかもしれない。