夜のテレビ鑑賞日記。 | リトル・プーリームのプラスティック・スリル・ブログ

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テレビの低級化に抗し、マジで音楽を憂い、予言蔓延する世に悩み、
焦り多き家庭に困り、後悔伴う仕事に苦しみ、レーザー的に精密な
日本語の駆使に迷う中年男の見込み違いとニガリきった日々のアレコレ。

夕食のあいだTV番組を何本かガン見。
基本、BSを優先する。


『いい旅夢気分』の再放送があり、これにチャンネルをセット。

「最新!さわやか軽井沢 新緑と歴史の小道めぐり」というテーマだ。軽井沢なら無難だろう。



緑も爽やかな旧軽井沢を微妙なトリオが行く。船越英一郎・雛形あきこ・阿部力というコンセプトの分からない、噛みあわないメンバーで、船越の独壇場、彼がひとり発言する状態。



ほかの2人のオーラはゼロで、雛形はまるでスタッフのように横から名所名店の解説をブツブツと挟み、阿部力はひたすら付き人のように無言。

最初オレは、誰なのか分からず、いまいち売れない役者の集まりだから西村和彦かな…?と見ていたが、「花より男子」に出ていた阿部力だった。2流大学生のように地味な姿だった……


長野寄りの信濃追分駅まで足を伸ばしたが、そこは地味すぎる土地で、古本屋・図書館・蕎麦屋を紹介し、あっさり軽井沢に戻ると、それまでオーラのなかった雛形あきこ(だけ)が露天風呂に浸かった。

入浴シーンは彼女ならではの仕事ぶりだったが、今回の旅、阿部力の出演に意味があったのか無かったのか……すっきりしないものがオレの心に残った。


***

9時からNHKの「ニュースウォッチ9」。

大越健介キャスターの顔が悪すぎて(声も悪いが)、かなり食欲を削ぐ。

果たして、森永卓郎とどちらがビジュアル的に苦しいだろうか?

そんなことを考えながら、次々映しだされる橋下徹や是枝裕和、リリー・フランキーといった膨張気味の冴えないオッサン顔を眺めていると、株価急落のニュース、だがこれは、NHKが後押しする証券業界の宣伝か?

解説者や学者には話を聞かず、企業の見解だけを汲みとる意味深な構成。眉唾だが「2週間で持ち直す」という。
ああ、そうですか。


***


そこで、9時半からは再びテレビ東京。
ついついテレ東を見がちである。

民放局では唯一フツウに面白い番組をやっており、「実録世界のミステリー」を鑑賞する。

前回の「ジョンベネちゃん殺害事件」(犯人死亡説)は面白かった(警察の誤認捜査と冤罪がひどかった事件であるが、いまだに迷宮入りしたままとは……)。


ちょうど、「42歳独身女性の”不運な一日”」というテーマで、図書館人質立てこもり爆弾魔の話が始まった。これはスリリング。

パチンコ玉のようなものを詰め込んだバッグを炸裂させて自爆することもいとわない狂気の元軍人、その右手にはピストル、左手にはコテの形をしたドライヤーが握りしめられ、これを緩めたとたん爆発するというのだ。


狭い一室に閉じ込められた10名が皆絶望のなか、42歳の図書館職員が犯人から細かい指図を受け、しぶしぶ補助的な作業をさせられる。

心中穏やかでないこの女性が、いつ起死回生の大活躍をするか、といった含みのある展開だ。


オレは心を奪われながら注視していたところ、結末は意外というか、尻すぼみというか、もし映画だったら絶対に許されないようなモノ(まあ、映画じゃないから、そういう仮定は無意味なのだが)。

人質にまぎれた警察官がわずかな隙を見て犯人を射殺、犯人が持ち込んだ爆弾は不発、という結果オーライのお話だった。
う~ん、不発かよ!と複雑な気持ちになった。




陰気な図書館員が機転を利かせて運命を大逆転させる奇跡のストーリーを想像していた人間にとっては「警察官ありがとう」&「不発弾ありがとう」的なこのハッピーエンドはちょっと期待はずれだったかもしれない。


現実社会は、テロが成功するか、警察が犯人を殺すかか、という2択で、小市民の活躍する場面は現実には極めて少ないのかもしれない。