原子爆弾を抱えてるようなものなのに東電の危機管理の甘さ、能力の無さに愕然。
予備電源動かず、冷却装置故障でも予備は動かない。津波を甘く見ていたのだ。

電源車は有ったが仲々つながらない。訓練をしていないのだ。結局手遅れに。

そうなると蒸気を抜かなければならないが、簡単にバルブを開けられずまたまた
手間取る。「そこまでの事は起きないだろう」と考えていたことは明らかだ。

蒸気を抜けば水位が下がるので給水不可欠。だが燃料が露出する迄気づかない。
こう云う事態について検討していなかったわけだ。

そうなれば注水が必要だが、フタを開け1200℃もある炉に注水すれば水素発生は
当然なのに建屋は密閉構造。爆発するまでそのことに気づかない。

第二原発は「柏崎からポンプ取り寄せ」。つまり備えが無かった!
あっちで問題が起きたらどうするんじゃ。

メルトダウンの可能性は未だ解消されていない。
容器が溶ければ燃料が集合、最悪の場合核反応が起こる可能性もゼロではない。

そうなればチェルノブイリだが、核分裂が始まればそれ以上進まないとは限らない。
炉がマグマ迄落ちて行けばどうなるか、誰にも分かっていない。起こる確率は限り
無く小さいし、今更考えてもどうにもならないことだが・・・・。

対策をやってる要員も倒れ始めた。誰もいなくなったら・・・・。

何とか回避できたとしても、地域住民は絶対に残っている炉の運転再開を認めまい。
慢性的電力不足は必至。


柏崎原発では震度6を「想定外」としていた。それがそもそも甘かったことが、
今回の事例でも明らかだ。免震構造などを考えなければなるまい。

2号炉で「目を離している間に注入に使うポンプの燃料が切れていた」ために
全燃料棒が露出!

てんぷら揚げているのに立ち話に夢中になって火事を出すお馬鹿な主婦と同じ
レベル。お粗末過ぎる。但し、非は緊急冷却要員にパトロールを命じた幹部に
有ると思う。

結局圧力容器に穴が開いてしまった。

こうなると水素爆発は格納容器内で必ず起こる。運悪く制御棒だけ吹っ飛んで
燃料棒が残ったらチェルノブイリの再現となる。全部吹っ飛べば幸せなのだ!
但し、そのようなことが起こる確率は極めて小さい。

その次は使用済み核燃料冷却プールの事故。これまた1-3号炉に気を取られ、
監視を忘れたので大事故になったように思われる。それにこっちの冷却装置に
バックアップが無いような印象を受ける。もしそうなら飛んでも無いことだ。

このようにずさんな企業はそうそうは有るまい。東電には原子力運用は無理なん
じゃないか。

これで作業員が長時間作業できなくなったので、最低でもスリーマイル島並みの
放射能汚染が起きそうだ。


なお、

TBSラジオを聴いていたら
 「ジルコニウムが空気に触れると水素が発生する」
と云う、出鱈目話しをサキヤマと云う記者が云っていた。
ジルコニウムと空気に水素は殆ど含まれていないので大量の水素は発生しない。
電話で注意したのに今朝も云っていた。

非常に高温になった水蒸気は圧力が下がると酸素と水素に分解、比重差で水素は
天上付近に溜まる。

原子炉で水素が発生する現象についてはここの説明が納得できる。
但し、酸化ジルコニウムは直ちに酸素とジルコニウムに分かれる、つまりジルコ
ニウムは触媒として働くのかも知れない。
過熱状態になった原子炉に注水すればその現象は必ず起きる。オープンになって
いない場所に水素が溜まった状態は限り無く危険で必ず爆発する。


原子力に関わる者がそれを知らない筈は無い。それなのに水素爆発防止策が取ら
れていない原子炉を作ったのだ。それが今起きていることの根本原因だ。そして
最初に水蒸気を放出する時に建屋内に出してしまったのは、水素の存在を忘れた
大失敗だった。

なおここに有る論文がとても参考になる。但し、事態は論文の結論を残念ながら
変更させる方向で動いている。

原文はここに有ります。

また事故の正確と思われる経緯は次のページに有ります。
福島第一原子力発電所事故

-----------------------------------------------------------------------
以上は2011年3月22日までに書いた記事だが、事態は
当時考えていた最悪のシナリオに沿って展開している。
何処まで行くのか私には判らないが、
 ベント解放で揮発性放射性物質大放出、
 炉内水蒸気爆発、
 炉内水素爆発、
 最悪は3号炉再臨界から炉内水素爆発。
が避けられない情勢らしい。
の可能性がある。
もう一回電源か水が切れたら、格納容器の外に溶けた
燃料が出てきて近寄れなくなる。

半径700kmが立ち入り禁止になるかも。
気が滅入るので、
 陽気な唄でも聴こうじゃないか。
原発推進音頭

忌野清志郎とたけしの落差は大きいな。




3号炉の惨状写真

 これじゃあ
  冷却プールで再臨界が起きていたと云う話
 を否定しきれない。


原発のCMに出ていた有名人
参考になるね、いろいろと。

特に勝間勝代。こんな嫌な奴とは思わなかった。
事故発生後の短期間に6000千人が喉を真一文字に切って
甲状腺を摘出、一生ヨウ素剤を飲むことになったと云う
チェルノブイリでも死んだのは少ないなどと抜かした。

奴の本の不買運動をしたくなったよ。いや、奴が甲状腺
ガンになるように呪いを掛けたくなったよ。

ビートたけしの飛んでも発言。たけしは懺悔せよ。
 ブラックジョークのつもりかも知れないが。

独占が許されている電力業界に宣伝広告は不要。
それを経費として認め、それに適性利潤を加えて
電気料金として徴収させるので、2000億円もの
宣伝広告費で学者、文化人を事実上買収しても
儲けは減らない。この構造が日本を腐らせる。

 こう云う超巨悪を放置しておいて、確かな証拠の
 無い疑惑で小沢を叩いて喜んでいる日本人って・・・。

エー・シー・ジャパンと電気事業連合会のCMに
出た者の云うことは信じられない。

被害者へのお詫びも電気料金で!!
 お詫びすればするほど儲かるのじゃ。
 こりゃ上出来、上出来。(^■^)



校庭表土処理
 放射性物質で汚染された土を埋めるのは法律違反。
 文科省は法律を知らないのか?


 「浅地中トレンチ処分」にあたるが、校庭を処分場にして良い
 という判断は気違い沙汰だ。!!


悪夢
メガフロートが福島にやってくる。
超汚染水で満タンになった時点で、津波襲来。
原発周辺に超汚染水がぶちまけられる。
もう誰も近づけない。


悪夢2
原子炉容器内に炉内中継装置が落下した「もんじゅ」を直下型
地震が直撃すれば、福島どころじゃないそうだ。



悪夢3
1-3号炉のどれかで水素爆発。
 前回の爆発は格納容器の外で建て屋が吹っ飛んだ。
 今度は格納容器か最悪の場合圧力容器内で爆発。
  どんな事になるかは起きてみなければ判らない。
  
何も出来なくなり残りの2炉も爆発。
半径300km以内居住不可能。半径700km以内農業壊滅

 「東京都民は即刻何処かに避難せよ」となる。
 行く所が有るわけはないので、被曝許容量を
 年間500msv位に修正する。1000人に何十人か
 癌になるかもしれないが、頑張ろう日本!!


原子炉に非常用発電機2台以上…規定変更を認可
 今迄は認可していなかったのか?
  何故に上限があるんだ。下限なら分るが理解出来ない。


1号炉のメルトダウン。しかも圧力容器に穴!
 長いながい間冷却し続けなければならない。開いた穴の修理は
 出来そうもないのでどんどん大きくなり、格納容器も破壊され
 核燃料が露出する。

やっぱり3号炉もメルトダウンらしい。あれは溶けやすく、
プルトニウムが仰山入ってるMOX燃料使用中。


 普通の使用済み低濃縮ウラン燃料では1%、MOX燃料には
 4~9%のプルトニウムが入っている。

  使用後はプルトニウムが拡散、吸収されやすいアメリシウムや
  キュリウムになっているので、使用前より危険な存在になる。
  4~9%のプルトニウムの3割はそのまままま残るらしい。


僅かな量のプルトニウムでも集まれば爆弾が出来る
ことで判るように極めて危険。メルトダウンすれば
炉底での核爆発も有りうる!

どうかどうか爆発しませんように。


 融点がウラニウム酸化物より遥かに低いのでプルト
 ニウムだけが熔落する可能性が有り、たった16kgで
 臨界になるので爆発はともかく間欠的核分裂は起き
 やすい。

 そう云う状態で炉底が抜けると冗談でなくチャイナ
 シンドロームが起こる可能性さえある。 

MOX燃料の危険性についてはここに詳しいレポートが有る。
1999年に既にこう云う指摘が有ったのに電気事業連合会は
プルサーマルの宣伝を今度の事故発生直前までやっていた。

プルトニウムは遠くまで飛ばないと云う説がある。じゃあ
黄砂はどうして日本までやってくるのか?

一度に飛べなくても何度も風が吹けば幾らでも遠くに届く
だろう。

 そしてアメリシウム、キュリウムは熱水に溶けるので、
 水蒸気爆発で飛散する。



補償のための電力料金値上げを認める方針!
読売が報道
 
 ふざけるな!!

 役員報酬99%カットが先だろ

 と云うか、

 東電潰すべし

  「原発事故を起こせば会社は潰される」

 でなければ高を括ったことで起きる事故は無くならない。

  どうやら評判の悪さに驚き認めないことに方針変更か。
  嘘臭いぞ! (読売はこれを報道せず)


浜岡原発の件も中電と管一派の裏取引臭い。

 自発的に止めるべきものに税金をつぎ込ませる策略!



チェルノブイリでは急性被曝での死者以外には甲状腺ガン以外の健康被害は
出ていないと云う話が罷り通っている。だが、
 チェルノブイリ原発事故 終わりなき人体汚染
を見るとそうではないようだ。NHKの抗議で削除される前に見よう。

やはりNHKがクレームを付けたらしく削除されてしまった。
こちらは未だ残っている。早くダウンロードして見よう。

どうやらNHKは政府の圧力に屈して、必死でこれらの動画にクレームを
付けて削除させているらしい。

 民主党って自由民主党から「自由」を除去したもの

だったようだ。(管一味だけ?)

武田邦彦さんの出演している
 [ニュースの深層] これからの福島第一原発と放射能汚
も見よう。
ここも見よう。

体内汚染は取り込んだ物質の放射能が少なくなってからが危ない。
これは甲状腺に集まり半減期が短いヨウ素131では、医学界で既に
常識となっている。だとすれば、体内汚染については少ないから無害
だと云うことは出来ないのではないか?

チェルノブイリでセシウム137による癌発生は無かったと云う話も、未だ
十分に減衰していないからではないだろうか??


内閣官房参与の小佐古敏荘が辞任。こう云う立派な学者もいたのだと感動。

それに比べ、

 巨大自然災害だからと免責を云う清水の卑劣さ!

 東電が犯した誤りの数々はここに

 これはどう考えても東電による人災だ。




それはそうと、大正関東大震災から間もなく88年になる。関東では戦乱が
続いたため、1703年の元禄(宝永)大地震よりも前の記録が残っていない。
相模トラフを震源とするM8クラスの震災の周期ははっきりしないのである。
元禄から大正までが220年だったことしか判っていないのだ。このタイプの
地震の間に数回M7級の南関東直下型地震と云うやつが起きている。そのうち
安政江戸地震は安政東海・南海連動地震の約1年後に起きた。関東フラグ
メントというプレート断片が東海地震で変動したフィリピン海プレートの
影響で壊れることが関係しているらしい。詳しくはここを見て欲しい。

これらもまた明日起きても不思議ではない。私は震えている。
使用済み燃料棒が発生する半端じゃない熱で発電してはどうだろう。
まあ、簡単ではないだろうけど。

今は大量に電気を使って冷やしている。+-で大きな差が出る筈。


ガスエアコンが有るんだから使用済み燃料棒エアコンだって出来る
ような気がする。
何で暫定なのかと思ったら、これって2011年3月17日に決めたものらしい。
まさに泥縄式!→ここ

これはWHOの基準値の何と30倍になっているらしい。
30倍というのは間違いでWHO基準値の3倍のようだ。→参考資料

 (どうやらアクチノイドの制限値(10)と比較しているようだ)

また一般人の年間被曝量上限が1mSvなのに、この基準値だと10~20mSvに
なるらしい。これでは本当に大丈夫?と訊きたくなる。

 このことについては検索していろいろな資料を見て欲しい。

発表のやり方は
 1年間に10kg食べると発がん率が0.2%アップする可能性があります。
と云うようにして貰いたい。


最近はマスコミによる「安全神話」が多い。

電力業界の作った公共広告機構の人畜無害な大量のCMに依存
しているので当然だ。この機構は最近エー・シー・ジャパンと云う
名前を使ってカムフラージュしているが、その正体は原発化推進を
マスコミに邪魔させないため、不況に喘ぐ彼らを金縛りにする謀略
機関なのだ。

放射能の害は喫煙や受動喫煙より少ないから気にすることは無いと
TBSラジオでは生島ヒロシ、堀尾正明、大沢悠里などが盛んに主張
している。これは酷い話だ。放射能より害が有るなら公共の場での
喫煙は全面禁止にすべきであって、それで放射能は許そうと云う
のは話が逆だろう。

だが「放射能の害は喫煙や受動喫煙より少ない」と云うのは本当
だろうか?

本当だとしても喫煙は止められるし、受動喫煙はある程度避ける
ことが出来るが、体内に入ってしまった放射性物質はヨウ素131
以外では排出できない。そして忘れた頃に災厄がやってくるのだ。

そして放射能による害は喫煙や受動喫煙の害にプラスされるのだ。
代わりになるのではない。人体にかなり存在するカリウム40とか
炭素14についても同じで、それらの害に何とか耐えている人体に
害が上乗せされるのだから、比べるのは根本的におかしいのだ。

 カリウム40は癌になりにくい筋肉に集まるので害は少ないと
 思われる。炭素14の体内での挙動は不明。これら2核種は生命
 誕生の時から自然界に存在していたものなので、人体はそれら
 にはうまく対応できるように出来ている筈だが、それでも癌の
 中にはそれらによって発生するものがあるかも知れない。

放射性ヨウ素は甲状腺に集中する特性を利用して甲状腺腫瘍や
甲状腺癌の治療に使用される。つまり体内汚染を利用するのだ。
線量が少ない方が安全だろうと考えがちだが、実際には限界に
近い高線量の方が癌発生は少ないと云う。
(Wikipediaのヨウ素131)

ここに体内汚染についての重要なヒントが有る。

 線量が少ない方が安全と思えるが、実際には低線量の体内汚染
 こそ危険かも知れないのだ。

それは線量が多いと放射線は細胞を殺してしまうので、機能低下は
有っても癌は発生しないが、放射線が微弱になると半殺しにされた
細胞が変異してガン細胞になることを意味する。そう云う原理だと
これ以下なら安全という「しきい値」は発生については無いだろう。
だが、癌細胞が出来ても数が少なければ免疫力により退治される
ので、そちらの原理から来るしきい値は有りそうだ。

しかし、免疫力はストレスを受けると低下するし、病気の時も低下
するだろう。そう云う時に癌が勝ってしまう。だから

 発癌の原因となることは可能な限り避けるべきだ。

呼吸または飲食によって、1.0単位/時の影響を人体に与える汚染を
体内に受けると、総量としては

 生物学的半減期(時間)X1.44単位

に近い影響を受ける。

これだと最初「安全域」の線量を取り込んでも、何時か「危険域」
まで線量が低下するため、忘れた頃になって癌が発生することに
なる。

チェルノブイリでは残留放射能が殆ど無くなった頃に甲状腺癌の
発生率が増大していると云うデータ(ここ)が有る。

プルトニウム238やストロンチウム90など半減期が長い核種では
細胞殺戮が続いて発癌は起きにくいと思われる。そう云う核種
では臓器の機能不全による諸症状が有るだろう。チェルノブイリ
での防護されない作業に従事した人たちが、50歳になる前に心臓
疾患や脳障害で死んでいると云うのは、そのケースと思われる。
癌にならないから無害だと云う主張は正当ではなさそうだ。


ヨウ素131はヨウ素剤の投与により体外に排出されるので、高線量
投与と云う綱渡り的な治療が可能だが、他の核種についてはその
ような排出手段は無いので、投与と云う形での治療には使えない。


最近はメタボなどの良くない生活習慣より放射線の害は少ないと
云う宣伝が追加された。だが騙されてはいけない。

 放射線の害は避けられないし、
 その他のもろもろによる害にプラスされる
 発癌した人がいないから無害とは云えない


のだ。

そして安全だと云う連中は

 電力業界から金を貰っている

ことは確かだ。
------------------------------------------------------------------
組織荷重係数って何?
------------------------------------------------------------------
実効線量=(組織・臓器別等価線量X組織荷重係数)の総和
組織荷重係数

 生殖腺______0.08
 骨髄_______0.12
 結腸_______0.12
 肺________0.12
 胃________0.12
 膀胱_______0.04
 乳房_______0.12
 肝臓_______0.04
 食道_______0.04
 甲状腺______0.04
 皮膚_______0.01
 骨表面______0.01
 唾液腺______0.01
 脳________0.01
 残りの組織臓器__0.12
-------------------------
 合計_______1.00

組織荷重係数を見ると総量を組織別に分配する係数に見える。この係数は
放射線が人体組織に与える影響の大きさとされている。それなら合計して
1.0になる筈はない。また吸入する場合と飲んだり食べたりする場合では
各組織への影響度は全く異なるはずなのに1種類の係数で済ませている。

そう云う係数を、既に組織。臓器別になっている線量に掛けると云うのは、
分配を二重に行うことであり、この式で得られる線量は不当に小さくなる
ものと思われる。

この式から「実効線量」なるものは「組織・臓器別等価線量」を把握して
初めて計算出来ることが分るが、そんなものを測定することは不可能だ。
だから「シミュレーション」で算出しているというが、その内容は不明だ。
そんな胡散臭いものは使わず、ちゃんと測定可能なナマの数値、具体的
にはベクレル値だけを使いたいものだ。

放射線の影響評価にこう云うものを使うのは「不都合な真実」を隠したい
からではないか?

 線量と健康被害の相関関係を隠す為の偽装工作か?

なお「等価線量」は線種別に定められた「放射線荷重係数」を吸収線量に
掛けたものである。


「放射線荷重係数」は次の通りまことに大ざっぱに定められた係数だ。

  X線、ガンマ線などの光子_________1
  ベータ線(電子)、ミューオンなどの軽粒子__1
  中性子 10KeV以下_____________5
  中性子 10 - 100KeV____________10
  中性子 100 - 2,000KeV___________20
  中性子 2,000 - 20,000KeV_________10
  中性子 20,000KeV以上___________5
  反跳陽子以外の陽子でエネルギーが_____2
          20,000KeV以上のもの
  アルファ線________________20
  核分裂片_________________20
  重原子核_________________20

2007年に中性子部分は階段関数でなく連続関数に改められたらしいが
具体的な関数式は不明なので1977年のもの(階段関数)を記載した。


このように「実効線量」の計算は面倒な物なので、放射性物質ごとに
「吸入摂取」と「経口摂取」別に計算してベクレル値に掛けるとSvに
変換するための「実効線量係数」が公開されている。
ここの別表第2
項目は次の7つ。
 核種(131Iなど)、化学形等、
 吸入摂取の実効線量係数Sv/Bq、経口摂取の実効線量係数Sv/Bq、
 空気中の濃度限度Bq/cc、排気又は空気中の濃度限度Bq/cc、
 排液中または排水中の濃度限度Bq/cc


Sv値は空気中に存在する放射性のチリの危険度を示すために使われて
いるが、水や食品については生データであるベクレル値が発表される。
Wikipediaで「被曝」を見ると、

 広島、長崎の被爆者の追跡調査データから、200mSv以上の被曝について、
 被曝線量と発ガンの確率が「比例」していることが分かっている。50mSv
 以上の急性被曝については被曝線量と発ガンの増加が関連しているらしい
 ことが知られているが、相関関係は明瞭でない。

と書いて有る。

概念的には次のような感じだろうか。

  __________________________*_
 発________________________*_**
  __________________________***
 癌______________________**_*
  _____________________**
 率_____*__*______*___*_*
  _____*_****___**_*_*
 上___****_*_**__*_**_*
  __***_*____*_*___*
 昇_**_________*          
  _**
    → 被  曝  量



一般人について年間許容被曝量がたった1mSvになっていると云う、
如何にも自信無さげな設定は、上の図を見ると納得が出来る。


だが、データを男女別に分けて分析すると女性の場合には被曝量と発癌率の
増加には50mSv以下でも明確な相関関係があるようだ。
 「疫学研究の現状としきい値問題」の図2

女性のデータには2つの群があり、発癌率増加の大きい方では発癌率増加は
被曝量Sv値X100%に近く、1mSvで0.1%の発癌率増加になるように見える。

男性も2つのグループのデータが混ざっているいるようで、一つは250mSv
まで単調増加だが、他方は少線量で発癌率が低下する「ホルシミス効果」
らしきものが見える。こちらも100mSv以上では発癌率は単調に増加する。
2群をごっちゃにして100mSv以下では影響無しと云うのは乱暴に過ぎる。

なお発癌のメカニズムについてはここが参考になる。

一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度(ICRPの勧告)が
1mSvと云うのは、この図を見ると当然だと思え、放射線業務従事者の年間
20mSv(妊娠可能な女性は5mSv/3ヶ月)と云う許容限度は大き過ぎないかと
心配になる。

男性でも発癌率の増加はやや少ないようだが、最大の場合だけ見ればそう
大きな違いは無い。

こう云うデータを見てしまうと
 50mSvや100mSv以下では全く心配ないと云う話は信用出来ない
と感じる。

一般的なリスク評価は男女のデータを混ぜて、リスクも被曝量との
相関係数または有意水準も低く見せているように見える。



図2の少し先に有る「英国放射線科医の一般医との比較によるS.M.R.」に
よれば被曝量が30mSv/年以下であれば、被曝で発癌リスクが増大するより
むしろ低下するらしい。図2では男性では発癌リスクの低下らしきものが
見え女性では見られないので、これは主に男性についてのデータだろう。
このデータでも50mSv/年で安全とは云えないことが判る。

これらのデータから見て、
 (外部被曝に限り)最大でも20mSv/年
を許容被曝量とするのが良さそうだ。

これは現在の放射線業務従事者の許容量と同じであり、妊娠可能な女性に
ついては5mSv/3ヶ月と考えるべきだろう。

また、この限度は飽くまでも外部被曝の限度で、体内被曝については
もっと厳しい限度設定が必要だろう。取りあえず現行の1mSv/年とする
べきだが、チェルノブイリの記録を見るとそれでも不安感は残る。

今回の汚染は体内被曝になる可能性が大きい。

 空気中の浮遊物やガスはもちろんだが、地中の放射性物質も風で
 舞い上がった粉塵を吸い込むことで体内被曝になる。


そもそもSv値はベクレル/kgをSv/時に換算する算式で算定されているが、
とても信用出来るようなものではない。つまりSv値そのものが怪しげな
ものなので、それに基づいて甘い判定をすることは避けた方が良い。


また同じ論文の図7は極めて興味深いデータを示している。時間当りの
被曝量が大きく、総被曝量も大きい「危険領域」の周りに
 「生体防御機能が増強される領域」
が存在すると云うのだ。天然痘に対する「種痘」のような効果が低線量
照射で得られると云うのだ。

この図では
 被曝率が約90μGy/時以下では発癌率上昇は見られない。
 被曝量が10mGy以下でも被曝率が約600μGy/時以上だと発癌率は上昇。
 被曝量が1mGy以下でも被曝率が約1Gy/時以上だと発癌率は上昇。
と云うことが示されている。

この図は
 電中研 レビュー No.53 低線量放射線生体影響の評価
の第2章の図2-4-1の引用だが、なかなか興味深い話が出てくる
ので一読をお勧めしたい。

この論文は原発推進側に属する電中研から出ているのだが、長崎大学の
山下俊一のような根拠不明な楽観論、例えば
 健康に与える影響は、数μSvも100mSvも変わりがない、すなわちがんの
 増加頻度に差がないのです。(出典はここ)
でなく、きちんとした推論を重ねているものであり、信頼できそうだ。

但し、この評価で使われているデータは外部被曝のものと思われ、それを
体内被曝に適用して良いとは云えないだろう。

特にウランなどのアクチノイドは猛毒の鉛の親戚であり、最後には鉛に
なるのだから、放射能を無視しても非常に有害だと思われる。


なお、甲状腺腫瘍の治療に低線量ヨウ素131を使うとガン発生率が高くなり、
高線量のものではガンは発生しないと云う。中途半端な被曝はあまり宜しく
ないらしい。(Wikipediaのヨウ素131)
現在起きていることは放射性物質による空気、水、土壌の汚染である。
よくレントゲン検査だとか国際線での宇宙線被曝と比べられているが
それらは一過性で蓄積されないので比較対象として適当ではない。

呼吸または飲食によって、1.0単位/時の影響を人体に与える汚染を
体内に受けると、総量としては

 生物学的半減期(時間)X1.44単位

に近い影響を生物学的半減期の5倍程度の期間に受ける。
(厳密には上の価の31/32を半減期の5倍の期間に受ける)

その影響が本当に分かるのは被曝後12~25年後だと云う。癌の萌芽が
成長するのに非常に長い時間が掛かるのだろうか。チェルノブイリの
場合は政治体制の問題が有って真実が良く分からないが、3~5年後
辺りから甲状腺癌発生が著しく増加したらしい。e>

沃素131では
 療治療の用途で使用されているよりも遥かに少量の偶発的なヨウ素131は、
 偶発的な核汚染後に増加した甲状腺癌の主要な原因と考えられている。
 これらの癌は、ヨウ素131による組織の放射線による損傷の残りが引き起こし、
 通常被曝から数年後、ヨウ素131が減衰したずっと後に表れる。
と云う。(Wikipediaのヨウ素131)

この少なくなった放射線が怖いのだとすれば、
 チェルノブイリでは残留放射能が殆ど無くなった頃になって甲状腺癌の
 発生率が増大していると云うデータ(ここ)
が有るのは当然ということになる。

より半減期の長い核種についても、放射線量が少なくなってから癌が発生する
とすれば、チェルノブイリでセシウム137による癌が発生するのは、これから
と云うことになる。


プルトニウムの半減期はWikipediaによれば50年または20年なので、

 250年で 72x365x24単位き号=630,720単位
 または100年で 28.8x365x24単位=252,288単位

  これでは人間は死んでしまうので
   半減期50年の場合 50年で上の1/2 36x365x24単位=315,360単位
   半減期20年の場合 60年で上の7/8 25.2x365x24単位=220,752単位

 プルトニウムの放射線はα線で、紙一枚でも遮れると云う。だから
 人体組織内で殆ど全て吸収され、体外からはその存在が見えないと
 思われる。その化合物は水には殆ど溶けないので経口摂取で体内に
 取り込まれる可能性は小さい。微細なチリになって飛散した場合に
 吸入摂取するとかなり危険と思われるので、汚染地区ではマスクを
 着用するべきだ。

  葉野菜では葉を一枚づつ良く流水で洗わないと、食べてしまって
  長い消化管の何処かに引っ掛かって残留、大腸ガンなどを起こす
  かも知れない。

  発表されるベクレル値は流水で洗い流した後のものである
  →ここ

 放射能が微弱になるのに時間が掛かるので、細胞殺戮による臓器の
 機能不良によって、疲れやすい、感染症への抵抗力が減退する等の
 症状が死ぬまで続き、癌以外で早死にすることも多いだろう。ガン
 にだけ注目して影響が無いなどと云うのは間違っている。
 

ストロンチウム90の半減期は28.8年なので、

 59.6年で 28.8x365x24x1.44x3/4単位=272,471単位 

 ストロンチウム90はカルシウムと置き変わって骨に定着するので
 非常仁危険だと云われている。(線種はβ線)

  私は
   夏目雅子さんは原爆実験のストロンチウム90で殺られた
  と固く信じている。(--)

 プルトニウムと同様、癌、白血病にならないが免疫力低下により
 体調不良が続いた挙げ句、早死にするケースが多いのではないか。

セシウム137(β線)はWikipediaによれば生物学的半減期が70日なので

 70x1.44x24単位=2419.2単位

となる。しかし何らかの理由で体内から排出されない場合には半減期が
30.4年だから60.8年で

 30.4x365x24x1.44x3/4単位≒287,608単位


沃素131の半減期は8.1日なので、40日程度で
 1.44x8.1x24単位≒280単位

の影響を受ける。

 「バケツ一杯食べても大丈夫」

だとは云えないかも知れない。

但し、表面汚染であれば、ほうれん草は良く洗ってから茹でこぼすので、
汚染は60~70%は除去される。但し、発表されているベクレル値は流水で
洗い流してから測ったものであるから、それより下にはならない。

地下水汚染から作物に入った場合とか牛乳の汚染だと、そうは行かない。
チェルノブイリでは残留放射能が殆ど無くなった頃になって甲状腺癌の
発生率が増大していると云うデータ(ここ)が有る。用心した方が良い。

セシウム137についてはチェルノブイリでそれによる発癌は無かったと
主張する人(長崎大 山下俊一など)がいるが、あれだけの汚染が有って
それによる癌患者が出なかった筈は無い。恐怖政治体制下での必死の
データ隠蔽が有ったのではないだろうか。或いは沃素131のように未だ
結論を出すのは早いのかも知れない。

と書いたら次の動画を見つけた。
 チェルノブイリ原発事故 終わりなき人体汚染
残念ながら、NHKの抗議で削除されてしまった。

こちらには未だ幾つかの動画がある。

どうやら半減期の長い核種による影響は発癌より心臓疾患や脳障害と
云う形になるようだ。被曝量が多かった人は50歳まで保たないと云う。

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ここからはICRPに右ならえしている日本の基準。
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日本ではこうした体内汚染の量については核種ごとに算定されている

 実効線量係数

を使って

 ベクレルで表示されている汚染量X実効線量係数

でシーベル(Sv)に換算することが一般的である。この係数には冒頭に
記述した長期間にわたる影響も織り込まれていると云うが、はっきり
したことは公開資料からは判らない。


実効線量係数の価は

 平成十二年科学技術庁告示第五号

に示されている。131I、137Cs、238Puなどでページ内検索すると良い。
後で何回か改定されているが、数値の部分は変わっていない。 HPや
ブログに書かれている数値はこのページで確認すること。よく見かける
核種についての値を次ぎに示す。

吸入摂取

 沃素131
  蒸気(吸入摂取) 0.02μSv/Bq
  ヨウ化メチル(吸入摂取) 0.15μSv/Bq
  ヨウ化メチル以外の化合物(吸入摂取) 0.11μSv/Bq

 セシウム137
  すべての化合物(吸入摂取) 0.0067μSv/Bq

 プルトニウム238
  不溶性の酸化物(吸入摂取) 11μSv/Bq
  不溶性の酸化物以外の化合物(吸入摂取) 30μSv/Bq

経口摂取

 沃素131
  ヨウ化メチル(吸入摂取) 0.15μSv/Bq
  ヨウ化メチル以外の化合物(経口摂取) 0.022μSv/Bq

 セシウム137
  すべての化合物(経口摂取) 0.013μSv/Bq

 プルトニウム238
  硝酸塩及び不溶性の酸化物以外の化合物(経口摂取) 0.23μSv/Bq
  硝酸塩(経口摂取) 0.049μSv/Bq
  不溶性の酸化物(経口摂取) 0.0088μSv/Bq


日本赤十字に集まった義援金は義援金配分委員会に全額送られると
あります。しかし、東北関東大震災の義援金配分委員会は未だ有り
ません。

どうやら募金は9月30日締めきりで、それから委員会で検討して
年末に配分という悠長なスケジュール臭いです。

TBSで永六輔氏がそのようなことを云っていましたが、委員会が
未だ出来ていないのですから本当のようです。

未だ出来ていない委員会の方針も活動計画ももちろん不明です。

藤原紀香の募金なら良いと思ったのですが、送金先は日本赤十字。
同じことになりそうです。

永六輔氏の推している「ゆめ風基金」とか都庁が受け付けている
現物寄付などの即効性のある活動に協力する方が良さそうです。

べにばら兎団の女優「石井あみ」さんは各地への物資直送を実行
していますね、偉いなあ。詳しいことは彼女のブログへ。
国際線客室乗務員の年間被爆量

と云うブログ記事を見た。

「客室乗務員がたくさんの放射線を浴びている事は事実です。」

だから心配するなと云い、それを支持する読者のコメントも付いている。
で、CAの被曝量は16.67ミリSv/年だと云う。

結論を先に云うと

 計算が間違っていて飛行中の被曝量が2倍になっている。
 地上勤務中の自然被曝分が入っていない。
 米国往復被曝量200μSvは過大。91.7μSvと云う実測データも有る。
 計算し直すと年間被曝量は5.8~10.5ミリSv。
 これは放射線業務従事者の許容被曝量20mSv/年より大幅に小さい。


であるから、問題が起きないのは当然で、あまり参考にならない。

CAの被曝量は16.67ミリSv/年だと云うのはフライト当り被曝が200μSv
として計算した価で、それは文部科学賞が資源エネルギー庁が作成した
「原子力2002」に基づいて作成した図に載っている。

だが、文科省作成の図では
 東京NY往復で200μSv
となっているのに、上記のページでは片道で200μSvとして計算している
ので被曝量が2倍になっている。(既にこの間違いは訂正されている)

正しい被曝量は8.33ミリSv/年であるが
それは飛んでいる間だけの分なので、もう2mSvほど足さないといけない。

 飛んでいる間 8.33mSv 960時間
 地上にいる間 2.4mSv X (365x24-960) / 365 X 24 = 2.14mSv

いろいろ検索して、
 航路線量計算システム JISCARD
と云うのを見つけた。これで成田-ニューヨーク往復の線量を計算したら
110μSvとなった。(値は太陽活動状態によって変動)

また13時間で45μSvと云う資料も見つけたので200μSv大きすぎだと思い、
更に探したら、もっとサンプル数の大きい実測値のデータも見つかった。
 実測値の例(リレー形式で測定したある路線の被曝線量)
である。これだと往復で平均34μSv程度であるが、2.7倍しないと実際の
被曝量にならないそうで、91.7μSvとなる。年間40往復で3.67mSvだ。
日本で地上に居る時の自然放射線量は2.4mSv/年だから、

 飛んでいる間 3.67mSv 960時間位
 地上にいる間 2.4mSv X (365x24-960) / 365 X 24 = 2.14mSv

だから合計は5.81mSvだ。

資源エネルギー省は、原子力推進のため数字を大きくしたようだ。
冒頭の国際線客室乗務員年間被爆量は大幅に割り引いて見る必要が有る。

Wikipediaの被曝には
妊娠可能な女性放射線業務従事者の被曝限度として3ヶ月について5ミリ
Sv、(つまり年間で20ミリSv)と云う記述がある。
国際線客室乗務員の被曝量は一般人の被曝許容量よりは確かに大きいが、
余裕でこの範囲には入っている。それで問題が無いと云うのは当然だが、
元JALのCAさんで癌患者は一般より多いと云われる方も居られる。過酷な
勤務なので放射線だけが原因ではないかも知れないが、気にはなる所だ。
驚いたことに中年以上の女性の死因の半分以上は癌なので、被曝の影響
だと証明するのは困難かもしれない。

福島の線量は随所で200mSv/年を越え始めている。上空は1000mSv/年もの
放射線量が広範囲で観測されていた。低線量の国際線乗務での被曝との
比較をする意味は今はもう無くなっている。

上空にあったヨード131は北風に乗って東京方面に流れ水道水を汚染
したらしい。