札幌の時点で-10℃を下回っていたのである。
当別の辺りで-19℃。今日は寒い日だわ。
富良野市郊外では-27℃。まだこれから下がる時間帯だから、今日は山行の最低気温更新間違いない。
白銀荘の登山口から出発。さむぅい
アカエゾマツを中心とする樹林帯は雪をかぶって荘厳な雰囲気。
噴煙が高く上がっていて、上の方でも風は強くなさそう。
白銀荘のオレンジのライトの影響が強く、色が悪い。ここのライトは望岳台でも気になるレベル。明る過ぎると思う。視界不良時の遭難対策なのかも知れないが。
上がったところから北の空。
振り返ると富良野の光が美しい。
写真を撮りながらゆっくり上がっているからか、体が暖まらない。たまらずダウンを着込む。
木々がまばらになってきた。2段目以降のトレースはなく、まっさらな雪原を歩く。
このあたりでは富良野岳も見え隠れする。
山頂から薄明に消えていく天の川を撮ろうと思っていたが、このまま行くと到底間に合わない。ゆっくりしすぎたのか体力不足か。
もうここから撮ろう。尾根を一つ移動して、噴煙の向こうに白鳥座。
天の川はここから高度を上げ、薄明の空に消えていく。予定では山頂からだったんだけど・・・
手持ちの温度計で気温は-27℃、風がないのが救い。
薄明の中、山頂へ向かう。はっきりと姿を見せ始めた富良野岳が美しい。
山頂。
三段山の山頂は周囲の主稜線に守られて比較的穏やかなことが多い(少しマシな程度かもしれないけど)。でも今日は特別穏やか。晴れ渡って風もない。
富良野岳黎明。ビーナスベルトがくっきりと濃く、太い。今までで一番かも知れない。
富良野〜上富良野、美瑛方面。登ってきた斜面。
彫りが深くて朝日が映える。
振子沢噴気孔群。噴煙は真っ直ぐに立ち上り、その後穏やかに奥の方に流れていっている模様。
黎明第2段階。ゴールデン富良野岳。
主稜線の上に太陽が昇った。
青空の中、下山。流石に貴重な晴れ間とあって賑わっていた。登山者、BCスキー、スノボを背負った人など思い思いに楽しんでいる。白銀荘近くでは外国人のパーティがたくさん。
樹林帯まで下り、流石に暑くなってきたので防寒装備を色々解除しながら温度計を見たら、まだ-22℃だった。風がないっていいなあ。