kamuymosir カムイモシリ北海道

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北海道の登山・野生動物・野鳥とかそのへんです

札幌にオオコノハズク。

2021年2月以来の再会だ。

 

今年の大雪は悲惨なもので、連日の雪かき+今日も朝から雪かきして到着が昼になってしまった。

というか、道路の渋滞も悲惨なもので、車で出かけたことを後悔(とはいえ公共交通機関も壊滅状態なんだけど)。

 

薄日がさす時間帯、いたいた。遠目に見たら木の瘤にしか見えない。

ひたすら動かない。

首の角度すら変わらない時間が続き、そのうち雪が降ってきた。

うぉぉ、本降り。

雪が少し落ち着いた頃、動きが出てきた。

何を気にしたのか、ウロの奥に引っ込む。

出てきた。

薄目を開けて周囲を見ている。

キョロキョロ

そろそろ飛び立つのかな(まだまだ)

鳴いているんだか何だかよくわからない行動。声は聞こえなかった。

散々暗くなった頃、ふっと飛び去って消えていった。

 

仕事が終わって天気が良かったから石狩湾へ行ってみた。

 

…いや、それもそうなんだけど…この1週間、除雪とゴミ捨て以外で外出てねーや、という事実に気がついてしまったから少し外の空気を吸いに出かけてみたんだ。

 

冬の1日は短く、もう日が傾いてきている。

港にはカモの群れが…いないね。

カモメも…いないね。

 

何だこりゃ、タイミングが悪すぎたのかもしれないけど散々だ。

 

隅っこで海藻を食べていたシノリガモ。

シノリガモの小さな群れ、スズガモ、ウミアイサ1羽、かな。

この頬が膨れた感じが可愛らしい。地味だけど。

 

目的もなく堤防をトボトボ歩いていると、雪原を歩くキツネと目が合った。

この辺りもっと鳥が多くても良いと思うよ、猛禽類とかさぁ。

太平洋側と違って積雪が多くて荒れた天候の日が多いから仕方がないか。

どこからともなくハギマシコが一羽。

いま海から出てこなかった?

今期はハギマシコをよく見る気がする。

夏になったら十勝岳連峰でも姿を見せておくれ。

 

雪面にはカッコイイ鳥の痕跡が。

カラスかな。猛禽かな。

 

夕日が美しい時間。

波は高いが風が弱く、あまり寒くない。

風力発電

後ろにはスキー場。悪い意味で話題の朝里川温泉スキー場かな。

 

そういえば手稲のスキー場、リフト券25時間分を早期購入で+5時間、計30時間分買ったのだけれど、たぶんまだ4時間くらいしか使っていない。そして既に飽き始めている。こまったな…

3日目、最終日の朝は落石漁港から。

 

コオリガモやビロードキンクロが入っていないかと期待したのだが、まあ遠くに基本的なカモ類が浮いているだけで…さすがにプロミナー持ってくれば良かったな。

 

漁港の奥、水面が凍りついたあたりで困っていたのがこのシロエリオオハム。

弱っていたのかどうか…

足や翼に怪我はないように見えたが

飛べないのである。

そりゃそうだ。

この種の鳥は飛び立つのに水面を長く助走をつけなければならないのである。

氷の上だと陸上と同じ。上手くいかないみたいだ。

ああ、ダメかも

困ったね…

 

何が怖いってここは落石。

日が昇ると崖の上からオオワシたちが現れ、上空で獲物を探しているのだ。

生きた心地がしないっす

もうダメかもしれません

タスケテ…

と言っているようにも見えたが、正直なところどうしようもないので

幸運を祈りつつ、次の場所へ向かうことにする。

 

コオリガモが見たいので、超久しぶりの走古丹へ。

漁港は半分凍っており、そもそも近くに水面がない。

 

ホオジロガモたくさん

 

漁港はダメっぽいので砂洲の方へ移動。先端まで車で行けるのがすごい(けど、砂で路面が不安定なのでオフロード系四駆が絶対に良いです。Uターンするのも難しい)。

 

コクガンの群れ

 

先端部。対岸は春国岱の先っぽだ。

ここでやっとコオリガモを発見。

他のカモにはない白さ。嘴のピンクの艶やかさが魅力だ。

 

越冬ハマシギ…の中に3羽だけ、ミユビシギが混ざっていた。

けっこう珍しいんじゃないだろうか。

そしてコオリガモ。

 

ふと目を上げると、沖の方に大きな鳥山が見えた。雲霞みたいな黒い塊が右に左に動いている。

写真で確認するとほとんどがスズガモ。

真ん中の鳥が原因かなとも思ったが…

多分、全く関係ない。オジロワシがホバリング中。

スズガモの群れはしばらくの間、飛び回っていた。

 

トビに追いかけ回されているのはハイイロチュウヒ。

こうしてみるとハイイロチュウヒは随分華奢に見える。

しつこいトビをやっとふりほどいて半島基部の方へ飛び去って行った。

 

ここでもハギマシコ。やぁ

 

最後は野付半島だ。

ここでもハイイロチュウヒが見られたが、雪が降り始めておりイマイチ鳥の出は悪かった印象。

半島基部にベニヒワの群れ。

あとは野付といえばの変なツノをもつエゾシカ。

夕方、コミミズクが出てきてくれた。

遠くの枝に止まってしばらく辺りをキョロキョロ見回していた。

もう少し遠くには別の一羽。

もう日が沈み、撮影には厳しい条件になってからホバリングをしながら獲物を探していた。

 

さて、ここから札幌に戻らなければならぬ。

道東道はなんとなく嫌だったので、美幌峠を回って遠軽回りで帰ったのだが…

屈斜路湖再び

懐かしの美幌峠

 

とにかく遠かった…

帰着する頃には0時を回っていた。今日は仕事です

2日目、釧路から霧多布へ向かう。

 

霧多布は「最寄の根室」と勝手に思っている。手前の厚岸はまだ釧路なのだが、霧多布より東側は根室の珍しい野鳥エリアに入るような気がするのだ。気のせいかもしれん。

 

港にはカモ類は少なかったが、ハジロカイツブリ

カンムリカイツブリ

シロエリオオハム

コオリガモが漁港に入ってくれると嬉しいのだが…姿さえ見られず。クロガモも少ないし、ビロキンとかどこ行ったの?というくらい見られなくなった。

 

岬にはノスリ。相変わらずノスリ。

ノスリってさ、ホバリング中に一所懸命下を向いて獲物を探していると思いきや、ふと顔を上げて周囲を確認したりと面白い動きをする。ネズミをとって食べていた。

 

キツネが手すりの上に乗っているのをよく見た。猫も乗っていた。

なんか手すりが好きなのかなと思ったが、

多分、足音を悟られず狩りができるからじゃないかと思う。本当のところは知らないけど。

何食べてるの?

あぁ…なんか小鳥だ…尾羽が見えている。

まさかコイツじゃないよね…

駐車場付近で見られたのはハギマシコの群れ。

ハギマシコの群れはよく諍いを起こす気がする。

寒いんだから無駄な争いにカロリーを消費するな。

 

霧多布岬の先端に向かって歩いていく。

崖下にはアカエリカイツブリがポツポツと。

ラッコもいた。

単独一頭。貝を割っているのか、お腹の石にガンガンガン!

今度はなんだろう。ナマコ?

とにかく潜っては食べ、潜っては食べの繰り返し。

寒い海に住むだけでカロリー消費量は膨大になるだろう。っていうかどうやって海の中で体温を維持しているの??

 

岬の先端、岩の上でオオワシが食べていたのは

仰向けになった黒っぽい海鳥。

嘴の上には特徴的な白い出っ張りがあり…ウトウだ。沖の方で狩ってきたのだろうか。沿岸からはウトウの姿は見えなかったが。

 

ノスリがたくさんいるとケアシも期待しちゃうんだけど、なんか茶色っぽいような…ケアシのような…と最初は確信が持てなかったケアシノスリが1羽。

胸を張ってケアシノスリを名乗って良い。

ノスリの強化版、という訳でもないのだが、いかにも北方系っぽい白い体とコントラストの強い模様がカッコイイ。

海の上を舞う。

これぞ霧多布っぽい風景。

翼開長はトビよりも短い。左ケアシ、右トビ

オオワシと並ぶと、遠近法を無視したような圧倒的な差がある。

精悍だなあ(…に見える)

 

日が暮れる。

コミミズクは姿を現さず、どこからともなくエゾシカだらけになって2日目が終了。

 

藻琴山下山後、そのまま屈斜路湖畔へ。

 

屈斜路湖は2月ごろには全面結氷するそうだが、今はまだ湖の姿だ。

砂湯…手前左の湯船にはチョロチョロとぬるま湯が出ているだけで温泉っぽさはないのだけれど、ここは結氷しない貴重なエリア。

 

ハクチョウが集まっていた。

オオハクチョウ。

背後には先ほど登った藻琴山だ。

こうして見える景色に個人的なタグをつけていくのは楽しい。

右の黒いのは屏風岩、少し登って一度下り、やや急な斜面を上がると藻琴山山頂。

ああ、さっき見た景色だ(当たり前だけど)。

 

オオハクチョウの足元にはゴジュウカラ。

店も開いていないし、観光客がまばらだから落ちている食べ物も少ないだろうな…

オオハクチョウの他にはマガモ、遠くを飛んでるカワアイサ、湖畔を飛んでいたオジロワシなど。

 

屈斜路湖を離れ、本当は根室方面に行くつもりだったがもう眠いので釧路に向かいながら探鳥することにする。タンチョウ。

 

茅沼のフクロウの木、上部が折れてしまっていた。

その影響があったかどうかは知らないがフクロウ不在。大きな空洞のある木はどうしても脆いから、フクロウの好む環境は流動的になりやすい。

 

釧路(コッタロ)湿原は特になにもなく…エゾシカが多いな、くらいかと思ったのだが

規模の大きな混群に遭遇。

最初に目に入ったのはアカゲラ。

道東の明るい日差しと雪の照り返しでお腹の赤がとても鮮やかに見えた。

ハシブトガラ。種類自体は札幌にもいる普通種中の普通種なのだけれど。

シマエナガもたくさん混ざっていた。

珍しく低い枝を移動してくれて、とても撮りやすい。

シマエナガは真っ白で雪の妖精扱いされているのだが、実は中身は黒い。

黒いよねえ…

黒くないでちゅよ

 

あちこちでノスリが見られ、中にはケアシノスリが混ざっていないかと期待したがみんなノスリ。

 

鶴居の伊藤サンクチュアリ。

もう眠い…疲れた…な状態なので、ぼーっと休みながらタンチョウを見るにはいい場所だ。

夕方、日が傾き始めるとタンチョウがソワソワし出す。

鳴き交わして、そろそろ帰るぞーと言っているような感じ。

 

群れは大きいように見えて基本は家族単位×n なので(多分)、散発的に飛び立って帰っていく。

低空の雲がやや不穏だったおかげでちょっといい感じの陰影のつき方だ。

美しい鳥だ。

一富士二鷹三茄子…の三あたりは鶴と入れ替えてもいいと思う。

 

夕暮れ、一路釧路へ。

今日は釧路スーパーホテルに泊まっちゃう。

 

そう、年末年始の移動はガソリンスタンドに注意が必要だ。

特に地方都市では休業や営業時間短縮が多いから、あんまりギリギリまで粘ると泣きをみるぞ…