kamuymosir カムイモシリ北海道

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北海道の登山・野生動物・野鳥とかそのへんです

晴れた

休日の夜、すなわち平日の前日

 

そんなところに晴れを持ってくるな!と言いたいところだが、どこに言ったらいいのかわからないのであきらめて星を見に行くのである。

 

最近、登山していなかったのであんまりキツくないとこ。

っていうか帰ったら仕事なので楽なとこ。

 

支笏湖周辺と少し悩んだが、十勝岳温泉からヌッカクシ火口(安政火口)へ歩いてみることにした。

 

富良野市街地は-5℃、曇り。

凌雲閣に近づくにつれて雲が切れ、その代わり気温はどんどん下がってスタート時点で−15℃だ。

樹氷が綺麗。

それにしても札幌からここまでずっと道がツルツルでこわかった。

 

胸くらいの段差を登れば夏道でスタートできるが、冬はトイレ側の車が停まっているあたりが登りやすい。トイレはもちろん冬季閉鎖中。

樹氷で真っ白になった木。

この下にハイマツや笹が埋まっているはずだから、実際はもっと背の高い木の上の方だけ出ている。

雪面は過去1番の歩きやすさで、途中までではあるがトレースもバッチリ。

いつもスノーシューで埋まりながら一歩一歩苦労していたのだが、スタスタ歩けちゃう。

 

火口入り口辺りから。

火口に下りていくと雪がフカフカに積もっていて、下手すると戻れなくなる気もしたので(多分大丈夫だと思うけど…)今日は無理せずここで。

 

気温はさらに下がって-21℃。朝まで粘ったらもっと冷えそうだが、もう仕事に差し支えるので戻ることにする。

タイムラプス撮ったり、赤道儀使ったりしていると時間が経つのが早い。

 

休みが1日ずれていたら最高だったなあ。

年末、なんだか忙しい。

まあなんというか、加齢を感じる今日この頃なのです。

 

寒い眠い疲れたお腹痛い、そういう便利な言い訳をぜんぶ無視して山で遊んでいた訳なんだけど、いよいよ限界が近づいてまいりました。そうなると仕事もね…やる気が起きないんだよね…

 

それではいけない。と気を取り直して向かったのが岩見沢、萩の山。

未踏の山というよりは公園なわけだけど、一応は山なのだ。

 

朝の駐車場には他に車はなく、人気の山だと思っていただけに拍子抜け。

昼にかけて良くなる予報とはいえ、天気も微妙だしこんなもんか。

右手の池にはキンクロハジロが2羽。

薄暗い空の下、高い梢にはシマエナガがたくさん飛び回っていた。可愛らしい鳥だが、木の上の方を好むので完全に逆光で白抜け。

 

他にはキツツキの仲間が多く、オオアカゲラ

ヤマゲラ

ヤマゲラは珍しく活発に動いていた。

キバシリも多くみられた。

ここにはフクロウの樹洞がいくつかある。ちょっと遠くて枝被り多い。

公園内は一部通行止め。危険箇所があるとのことだが、通行止めになっていないルートにも大きな倒木があった。

緩やかな山道を歩いていくと、地味な萩の山山頂。

展望なし。少し進むと東屋があり、向こうの斜面はスキー場になっている。

天気が良ければ違うのだろうが、今日はあいにく遠望きかず。

朝靄が残る田園風景

あんまり登った感じでもないのだが、下山開始。だいぶ青空が出てきていい感じ。

カラ類はたくさんいて、ハシブトガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラなどお約束の一群にコゲラ、アカゲラ、キバシリ、エナガなどが混ざる。

地面で採餌。忙しく動き回る。

寒くなってくるともう少しふわっと羽毛を立ててかわいくなるのだが、まだシュッとした感じのシマエナガ。

ほんと、個体数は多い。でも多ければ撮れるってものじゃないのが難しいところ。

これは上のとは別のフクロウ。

雰囲気のいい木だ。

意外と距離はあって9km以上歩いたようだ。

アップダウンがそれほどないので、野幌森林公園と似た様な印象だった。

 

じゃあ野幌でいいじゃないか…と言われればその通り。

 

--------------------ヤマオリ---------------------

さてそれでは以下パワーショットズーーム

フクロウ。薄暗かったから仕方がないのである。

ヤマゲラ。ガラケーの写メかな?

シマエナガ。露出補正がやりにくいから仕方がないのである。

キバシリ。木のシミみたいなのは擬態能力が高いから仕方がないのである。

アカゲラ。仕方がないのである。

しかたがないのである。

休みの日は天気が悪い

っていうのをずっと言ってる気がする。

 

石狩湾は暴風。

港内は海ガモがいっぱい…というほどでもない。

一際白いカンムリカイツブリが一羽、潜水を繰り返していた。

シノリガモ

 

オジロワシが飛んだり

 

まあそれはいいんだ。

狙っていたムクドリの群れが一羽も見られなかったのも残念ではあるが、天気の悪い今日はカメラのテストができればいいんだ。

 

比較相手はSONY α7RV+FE 100-400mmGM

Canon Powershot Zoomの換算焦点距離が100/400mmだからぴったりなのである。

 

100mm相当

SONY α7RV+FE 100-400mmGM

 

Canon Powershot Zoom

 

400mm

SONY α7RV+FE 100-400mmGM

 

Canon Powershot Zoom

Powershotは800mm相当のズーム(切り出し)ができる。

下はさらに等倍切り出し

 

↓これはSONY α7RV+FE 100-400mmGM

 

うん、まあ…想像通り…

 

じゃ、じゃあ、双眼鏡にiPhone押し当てて撮ったのと比べてみよう!

等倍切り出し。何か色が変だけど

これはもう。

 

Powershot Zoom 飛んでるトビも撮れちゃう。トリミングあり。ピンボケ多い!

ノスリもいたんだ。ノスリであることは十分わかる。トリミングあり。

ポケットに入る小型軽量サイズ、画質はまあ…アレなんで割り切ることができれば…悪い選択肢ではないとは思いま…思いますか?

 

AFはやっぱりウンコなのでゆっくり飛んでるトビがギリギリ。

枝被りは対処不能。

400mmはトリミング前提の焦点距離だがトリミング耐性は低い。

いろいろ制限がありつつ、まあこれは…うん…買っちゃったものは…ねェ

見える地雷を踏んでみた。

 

近所に新しく電器屋さんがオープンしたのである。

正確にはもうだいぶ前にオープンしていたのだが、今回初めて足を踏み入れてみたのだ。

 

カメラコーナーは隅の方にこじんまりと置かれていて、展示機種は少ない。

それでもソニーα7III、ZV-E10II、キヤノンEOS R6II、ニコンの何かとマイクロフォーサーズなど、ほどほどのラインナップが触れる状態で置いてあった。

 

初めて手に取ったEOS R6II、先日III型が発表されたのでもう旧型ではあるが、思ったよりも感触が良かったのだ。

 

グリップは大きめで手によく馴染み、シャッター周りの曲線は昔から慣れ親しんだEOSのそれ。

シャッター音も振動もよく抑えられており、正直SONY機よりも感触が良い。

 

…まあ撮る時気持ちよくても結果が悪いからキヤノンから離れたんだよな…

 

それで、以前から気にはなっていたキヤノンのデジカメをAmazonで注文したのだった。

いや、そこで買わんのかいっていうツッコミは無粋である。

これもう生産完了、終売。

パワーショット ズーム!

 

換算焦点距離100/400mm(+800mmはデジタルズーム)

撮影もできる単眼鏡みたいな存在。

迷走が目立つキヤノン機の中でもVlog機に次いで頭オカシイ存在である。

 

評判は…

・画質が悪い

・電池の持ちが悪い

・寒冷に弱い

・電池が内蔵で取り替えられない

 

とはいえ、他の高倍率デジカメ、ミラーレス機は言うに及ばず、一体型であってもソニー、ニコン、パナソニック、全部かなりの大きさで1kg級である。

それがどうだ、こいつは手のひらに収まる小型のボディに400mm!

カメラを持てない時でもポケットに入れておけるのである。

 

しっかしもー

使いにくいことこの上ない。

 

まず初期設定。日時の設定の時点でEVFを覗きながら少ないボタンでポチポチポチポチ…

一番押しやすい場所に電源ボタンがあるので間違ってオフにすること何度も。

下のダイヤルは視度調整用なのだ。

よって選択項目をダイヤルを回して選ぶことはできない。

PHOTOボタンは撮影用。

半押しもあってストロークが長い。

 

EVFの利点として、逆光でも暗所を明るく調整して色が分かることが挙げられると思うのだが、この機種は露出補正ができない…いや、できなくはないが、メニューボタンから階層潜って何度もボタンを押す必要があるのだ。そんなことできるかいっ!

 

撮影した画像を再生するのもメニューを潜らなければならない。

再生ボタンがないのだ。

 

説明はこの辺で、まあ使ってみましょ。

と、ここで問題発生!

 

っていうか、シャッターボタンのストロークが妙に長いのと再生ができないことが災いしてですね…

 

↓これしか撮れてなかった

 

ということで実際の使い勝手、画質は次回に。