月光。
ヌッカクシ火口の険しい地形が浮かび上がる。
…なんて言ってる場合じゃない。ふもとは晴れていても稜線は雲の中ではないか。大丈夫なのか?
8月中は全く晴れなかったのに、9月に入った途端に好天が続き、なんと4週連続十勝岳連峰である。体力とブログ更新の気力が尽きかけているが、行ける時に行っとかないとね。
十勝岳温泉の登山口から富良野岳へ向かう。
笹払いの登山道はひたすらに退屈で、地味なアップダウンと足場の悪さが体力を消耗させる。
渡渉地点。
振り返ると噴煙がすごい。いくらなんでも…なので半分くらいは斜面で発生するガスかも。
渡渉地点で。ってか同じ写真だなあ。
富良野岳・三峰山の分岐から。
行き先はガスの中。
このガスが霧氷の元みたいに寒い風に乗って流れていく。
稜線を境に水蒸気が発生。
月が明るい。
富良野岳山頂まで来るとガスを完全に抜けて雲の上。
山頂。
十勝岳も雲の上。左に美瑛岳も見えている。
旭岳。表大雪も良い感じだ。
原始が原に続くルート。ビーナスベルトが美しい。
上空は快晴。
山はガスの中。こういう時は…
ブロッケン現象!
流れる淡いスクリーンに後光をまとった釈迦如来自分の姿が。
太陽が上がるにつれて空の色が青くなっていく。
ブロッケン現象はしばらく出ていた。
黄金の時間帯。
しかし寒くなったなあ。
撮影に忙しくてグローブを取ったら手が冷たいのなんのって。
さて、今日は三峰山経由上富良野岳行きで下山しよう。
さっきまで見下ろしていたガスの中に突入!キラキラしてる。
霜なのか霧氷なのか、ところにより真っ白。
小さな氷の粒が美しい。
葉の一枚一枚に丁寧にまぶしてある。
同じような写真が続く。
紅葉が残っていて雪が積もる前。この写真を撮れる機会は意外と少ない。
日が当たったところからとけ始める。半々
シラタマノキ。冷凍
チングルマの果穂もガッチガチ
遅くまで咲き残るイワギキョウ
コケモモの実も冷凍。
水滴。水が液体でいられるうちはまだ秋。
振り返った富良野岳は青空…に見えるけど雲がかかっている。
三峰山近くで朝ご飯。サンドイッチを口にくわえると遠くにナキウサギが佇んでいた。黙って出てくるとか。たまごサンドを食べながら撮った写真。光線状態よくない。
カヤクグリもいつも通り。
時折ガスの中に入りながら三峰山、上富良野岳と回って下山する。
ヌッカクシ火口の縁を下りるあたりから完全にガスガス。上から見下ろしていた雲海に入る。
山麓はナナカマドの黄色が綺麗だった。
よく見ると痛みが激しく、遠目で見てきれいだねぇ〜と思っているのが良いと思います。それで十分なんですよ何事も。
いやいや、毎週登山できるのは喜ばしいんだけど、ちょっとブログ書くのとかめんどくさくなっちゃうよね…
しかし来週はついにアレです!紫金山・アトラス彗星!
どうなってしまうのか!?