UFC203
日時：2016年9月10日（日本時間：11日）
場所：オハイオ州クリーブランド
＜バンタム級／5分3R＞
○ジミー・リベラ（米国）
（判定：3-0／30-27, 30-27, 30-27）
×ユライア・フェイバー（米国）
(↑左：ジミー・リベラ 右：ユライア・フェイバー)
【選手紹介】
ユライア・フェイバー・・・アメリカ・カリフォルニア州出身。37歳。167㎝.61㎏。UFCバンタム級2位。2003年プロデビュー。MMA戦績33勝9敗。サブミッション勝ち17回、ノックアウト勝ち9回。チーム・アルファメール。元WECフェザー級王者。ブラジリアン柔術茶帯。ニックネームは“ザ・カリフォルニア・キッド”。
ジミー・リベラ・・・アメリカ・ニュージャージー州出身。27歳。162㎝.61㎏。2008年プロデビュー。UFCバンタム級12位。MMA戦績19勝1敗。KO勝ち4回、サブミッション勝ち2回（RNC、トライアングルチョーク）、1ラウンド決着は2回。18連勝中。チョーク、クロス、フックが得意。ニックネームは“エル・テラー”。
【ワイの感想】
UFCバンタム級ランキング2位のユライア・フェイバー。WEC時代～近年のUFCでも活躍し、アメリカのMMA軽量級を牽引してきた人気者である。前回は宿敵ドミニク・クルーズに完敗、そして今回は18連勝とめちゃくちゃ勢いのあるジミー・リベラに敗れてしまった。ワイの中ではユライア・フェイバーは好きなファイターなのでここ2戦の結果はとても残念だぜ。
ユライアの今回の相手ジミー・リベラはさすが18連勝もしているだけあってかなり手強かった。ユライアがいろいろなフェイントやあの手この手で攻めようとしても全く動じない。そして的確なカウンターのパンチと強烈なローキックでユライアを苦しめた。
2Rのリベラの右ローでユライアは足を痛めたようで、しばらく動きがおかしかった。そこから一気にリベラが主導権を握った。ユライアはポイントを取り返そうと焦れば焦るほどアリ地獄にハマってしまい勝利から遠ざかっていった。
ジミー・リベラはたしかに強い。一言で表すなら固いという印象。派手な動きは少ないけれど、しっかりとガードしてしっかりとパンチを当てる。変な色気とかは出さずに黙々と自分のできることに集中してそれをやりきれるタイプのファイター。それでいてパンチもローキックも良いものを持っている。いわゆる難攻不落タイプだなこれは。
試合後インタビューでリベラはユライアに勝利したことを心から喜んでいた。レジェンドと言ってもいいユライア・フェイバーに勝ったんだから当然だよね。これで19連勝(UFC4連勝)のリベラはランキングも上げて注目度も上がるだろう。またまたUFCバンタム級に注目株が出てきたぜ。そしてユライアお願いだからこう言ってくれ！『まだだ！まだ終わらんよ！！』(｡-人-｡)