UFC Fight Night 85 ヘクター・ロンバード VS 二ール・マグニー | UFC好きやねん!!  (UFC試合結果&試合レポート&ニュースブログ)

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UFC Fight Night 85 (2016年3月19日:豪州・ブリスベン)

<ウェルター級/5分3R>
○二ール・マグニー(米国)
(3R 0分46秒/TKO)
×ヘクター・ロンバード(キューバ/豪州)


〔↑バックマウントでパンチを入れるニール・マグニー(上)とヘクター・ロンバード(下)〕

選手紹介
(※戦績は試合前のものです)

へクター・ロンバード・・・オーストラリア・シドニー出身。38歳。身長175cm、体重77kg。 MMA戦績 34勝4敗1分2無効試合。ノックアウト勝ち22回サブミッション勝ち4回。2000年のオリンピック柔道キューバ代表。柔道とブラジリアン柔術黒帯。ニックネームは“
ショーウエザー”。UFCウェルター級ランキング13位。


二ール・マグニー・・・アメリカ・ニューヨーク州出身。28歳。身長190cm、体重77kg。MMA戦績17勝5敗。17歳からミゲール・トーレスのジムでブラジリアン柔術とキックボクシングを始め、プロデビューは2010年。TUFシーズン16でチーム・カーウィンに所属。2014年に年間最多勝利タイ記録となる5勝をあげた。UFCウェルター級ランキング9位。



試合内容

1R

いきなり前進してプレッシャーをかけるヘクター・ロンバード。ニール・マグニーはバックステップで距離をとる。ロンバード左右のロー!ロンバードが豪快な右フックで飛び込むと続けて放った左フック、右アッパーでマグニーをマットに転がす!!
一気に畳み掛けるロンバードが鉄槌!マグニーの背中に覆い被さりながら左右のパンチを連打で打ち込む!!


マグニーいきなり大ピンチ!なんとか回避しようと這いずりまわるが、ロンバードがそれについていきながらパンチを浴びせる!!仰向けになったマグニーに対しさらにパウンド!!さらにうつ伏せになったマグニーにパンチの連打!!ロンバードの猛攻が続く!! レフェリーが止めてもおかしくない!


尚も殴り続けるロンバード!マグニーは金網に体を預けながらようやく片膝をつき立ち上がることに成功!!しかしさらに殴りにいくロンバードが、再びマグニーを前方に倒しパンチを打ちながら上をとる!マグニーも必死のディフェンス!ロンバードがサイドポジション!上からコントロールして細かいパンチとヒジを入れる!マグニーはここも耐え凌いで立ち上がる!


組みの攻防からマグニーがロンバードを首相撲に捉え飛びヒザ蹴り!さらにパンチを連打するマグニー!!ロンバードも返す!両者離れてのスタンドへ!パンチを打ち合ったあとマグニーがダブルレッグのタックル!!ロンバードはこれを切るとグラウンドで上になる。ここはマグニーがディフェンスし立ち上がる。


マグニーが左ジャブ!ロー!ワンツー!ロンバードは攻め疲れか動きが少なくなる。マグニーの打撃がヒットし始めたところで1R終了! このラウンドは圧倒的にヘクター・ロンバードのラウンド!



2R

マグニーが積極的にパンチとキックを出していく!ロンバードも返すが手数は多くない。 マグニーが左のジャブを刺し右ストレートも放つ!ロンバードが右ロー!マグニーが首相撲からヒザを2発入れる!マグニーのコンビネーションがヒット!!ロンバードの周りを動きながら左を刺すマグニー。


ロンバードがマグニーに組みついて金網に押し込みテイクダウンを狙う!マグニーはディフェンスから逆に首相撲に捉えてヒザ蹴りを放つ!マグニー優勢の展開の中、そのマグニーのワンツーに対しロンバードがカウンターの左をぶち込む!!!これがモロにヒット!!後ろに尻もちをついて倒れるマグニー!


チャンスとばかりに倒れたマグニーに襲い掛かるロンバード!パウンドを落としながら上をとると、マグニーはガードポジションをとる!上から殴りたいロンバードだがマグニーがガードポジションで上手く凌いで決定打を許さない!するとロンバードが足関節を狙う!その時にできた隙を見逃さず今度はマグニーが上になる!


もう一度足関節を仕掛けるロンバードだがマグニーはこれも回避して上をとる。ロンバードはハーフガードでディフェンスをするが、マグニーが足を抜いてマウントポジションを奪う!!すかさず三角絞めをセットアップ!ロンバードが耐える!マグニーはパンチも入れながら極めにかかる!ロンバードが後方に倒れると三角絞めが解ける!


しかしマグニーがすぐにもう一度マウントポジションをとり、上からパウンドの連打!!これを嫌ったロンバードが後ろを向くと、マグニーがバックマウントからロンバードの顔面にパンチを入れまくる!!身動きが取れないロンバードはひたすら耐える!レフェリーが止めてもおかしくない状況だが止めない!


バックマウントで殴り続けるマグニー!レフェリーは近くで様子をうかがう!まだ殴るマグニー!ロンバードは動けない!マグニーは「まだ止めないのか!?」とでも言いたげにレフェリーを見る!マグニーはさらにヒジも交えてロンバードを攻める!ひたすらパンチを浴びせ続けて2R終了!



3R

3R開始!マグニーがすぐに前に出て左ジャブからワンツー!左ジャブ!ワンツー!右アッパー!右ストレート!首相撲から飛びヒザ!右ヒザ!右ヒジ!左右パンチ連打!一気に畳み掛ける! ロンバードも右フックと左を打ち返すが若干フラついている!


左ジャブ!ワンツー!左ジャブ!右ヒジ!を放つとすぐにマグニーがダブルレッグのタックルにいく!!テイクダウンでトップをとり両足でロンバードの上半身をフックし動けなくしてからパウンド!!ここでレフェリーがストップ!!ニール・マグニーが逆転TKO勝利!!!




ワイの感想

UFN85のセミファイナル、ヘクター・ロンバード VS ニール・マグニー の一戦は見応えのある面白い試合だったぜ!!


まず1Rではヘクター・ロンバードがいきなりニール・マグニーにパンチを浴びせて倒し、トップをとってグラウンドでコントロールしてひたすら殴り続けた。 マグニーが脱出しようとしてもロンバードがしっかり対応して立たせずに殴りまくった。


ロンバードのパウンドは強力なので、ワイの目にはレフェリーが止めてもおかしくないように見えた。でもレフェリーは止めず、マグニーは不利な体勢から抜け出すと何事もなかったかのように反撃を始めた!これにはびっくりポンだった!


なぜなら「ロンバードのパウンドをあれだけ浴びてケロっとしてるなんておかしいやん!!」って思ったから。 そこからはマグニーのペース。攻め疲れたロンバードには爆発力が残っていなかったね。


2Rにもロンバードの左を被弾して後ろにブッとんだマグニーなんだけど、そのあとがこれまたケロっとしてんねんな。マグニーがめっちゃ打たれ強くて異常にタフなだけなのか?それともパンチが当たる瞬間に力を逃すような動きをしているのか?もしくはその両方か?とにかくすげぇよ!


ニール・マグニーは190cmとウェルター級ではかなり身長が高く、リーチも長い。この体格的なアドバンテージはかなりデカい!この日の相手ヘクター・ロンバードは175cmとウェルター級にしては身長が低めなので、二人が並んだ時のフレームの違いはスゴかった。


だからロンバードがいきなりマグニーの懐に飛び込んでパンチでブッ倒してからパウンドという1Rの展開は、ロンバードが勝つには理想の展開だったんだけどな。あのくだりでかなり体内ガソリンを消費したし、あそこで勝負を決めきれなかったのがロンバードの敗因だな。


この試合のレフェリーはストップがかなり遅い人だった。1Rのロンバード攻勢の場面は結果的に止めなくて正解だったけど、2R終盤のマグニーが上からパウンド連打してる場面はストップでよかったと思うぜ。ロンバードは動けてなかったからな。


ストップの判断は難しいと思うけど、選手に余計なダメージを残させないようにするのも、レフェリーにとってめちゃくちゃ大事な仕事だと思うぜ。タイトルマッチじゃないならなおさらな。


以上!マグニーVSロンバードの感想をお届けしたぜ! ニール・マグニーはウェルター級上位に食い込んでいけるのか!? そしてミドル級転向を決めたらしいヘクター・ロンバードの今後にも注目だぜ!(^ー゜)