UFC196 ジャン・ヴィランテ VS イリル・ラティフイ | UFC好きやねん!!  (UFC試合結果&試合レポート&ニュースブログ)

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UFC196 (2016年3月5日:ネバダ州・ラスベガス

<ライトヘビー級/5分3R>
○イリル・ラティフィ(スウェーデン)
(判定:3-0/30-27、30-27、30-27)
×ジャン・ヴィランテ(米国)



選手紹介
(※戦績は試合前のものです

ジャン・ヴィランテ・・・ アメリカ・ニューヨーク州出身。身長191cm。体重93kg。MMA戦績14勝6敗。UFCライトヘビー級ランキング13位。前UFCミドル級王者・クリス・ワイドマンとチームメイト。大学時代にはレスリング、アメフトの両方でオールアメリカンに選出。UFCで挙げた4勝のうち3勝がノックアウト勝ち。

イリル・ラティフィ・・・スウェーデン・マルメ出身。32歳。身長178cm。体重93kg。MMA戦績12勝4敗1無効試合。グレコローマンのスウェーデン選手権優勝。アレクサンダー・グスタフソンの練習パートナー。ローキックが得意。



入場

先に入場はイリル・ラティフィ。ロッキーのテーマにのって小走りでオクタゴンに向かう。 筋肉モリモリで上半身全体の厚みがスゴいことになってる! ドラクエのモンスターばくだん岩みたいだぜ!

続いて静かな曲で静かに入場するジャン・ヴィランテ。なかなかのイケメンだなヴィランテくん。



試合内容

1R

タッチグローブで試合開始。オーソドックスのジャン・ヴィランテ、サウスポーのイリル・ラティフィ。 ヴィランテが右の蹴りを出していく。ヴィランテの右ハイはラティフィがガード。続いての右ハイは空振り。


ヴィランテの右ローにラティフィがカウンターのタックルを合わせ、金網まで一気に押し込む。しばらくラフィティが押し込むがヴィランテが体を入れかえ脱出。


ヴィランテが右のローを蹴っていく。ヴィランテの左ローを右手でつかんで跳ね上げ左ストレートを放つラティフィ。後ろに下がるヴィランテに一気に詰め寄るラティフィ。その勢いでラティフィがタックルにいくも、これはヴィランテがディフェンス。


ラティフィがヴィランテを金網に押し込む。組みからの離れ際にラティフィがパンチをまとめる。 ラティフィがオーソドックスにスイッチ。パンチの交錯からラティフィが組んでヴィランテを金網に押しつける。ここもヴィランテが脱出。


豪快にパンチを振るいながら前に出るラティフィ。下がるヴィランテに対し、またも組みついて金網に押し込む。ラティフィはテイクダウンをしたいが、ヴィランテが粘ってそれを許さない。両者離れる。ヴィランテ右ロー。左ハイはガードされる。1R終了。


このラウンドは、ジャン・ヴィランテに対して終始圧力をかけ続けたイリル・ラティフィが取った。



2R

タッチグローブから開始。ヴィランテが左右の前蹴りから右ハイ!ラティフィがガード。ラティフィ右ミドル。ヴィランテ右前蹴り。中間距離でパンチとキックを出していく両者。プレッシャーをかけているのはヴィランテ。手数でもヴィランテが勝る。


ヴィランテの右ハイはラティフィがガード。ヴィランテの右ミドルをキャッチしたラティフィがヴィランテのバックを取り、ジャーマンスープレックスのような形でぶん投げる!!ラティフィはそのままバックを取りにいくが、ヴィランテが上手く対応して解除しスタンドへ戻る。


ラティフィがヴィランテの周りを小走りで回る。ラティフィ少し疲れたか。ヴィランテの右ローにパンチを合わせ金網に押し込むラティフィ。クラッチを取ってテイクダウンしたいラティフィだが、ヴィランテはここもしっかりディフェンスして脱出。


両者のフックが交錯!ヴィランテの右ローがヒット!ラティフィがバックスピンキック!さらにもう一度バックスピンキック!重い蹴りだ! ヴィランテ左ジャブ!前に出るヴィランテに対しラティフィが左フック!左アッパー!ヴィランテの右ハイはラティフィがガード。


ラティフィがシングルレッグのタックル!ヴィランテが金網を背負いながらディフェンス。そのヴィランテの一瞬のスキを突いてラティフィがクラッチを取る!リフトしてから投げる!バックに周りパンチを入れるラティフィ!しかしヴィランテがすぐに立ち上がる!ラフィティがもう一度押し込んだところで2R終了!


終盤まではヴィランテについてもおかしくなかったが、最後のテイクダウンでラティフィが取ったか。



3R


タッチグローブから開始。序盤お互いにパンチを出すが有効打はない。前に出て距離を詰めるのはヴィランテだが手数はそれほど出ない。 ラティフィがタックル!強引に投げを打つが体勢が崩れ、ヴィランテにすぐ立たれてしまう。


またもやラティフィがヴィランテを金網に押し込む!ここもヴィランテが解除。 ヴィランテ前に出るが手が出ない。逆にラティフィの左がヴィランテの顔面にヒット!ラティフィがスピンキック!右オーバーハンド!ヴィランテ前に出るが手は出ない。ヴィランテの前蹴りは力がない。ラティフィの左ストレートがヴィランテの顔面にクリーンヒット!ただラティフィも追撃にはいけない。


両者とも疲れからなかなか手が出ない。ラティフィがダブルレッグのタックルからテイクダウン!ポジションの取り合いで時間が過ぎ、ここで試合終了! このラウンドもラティフィのラウンド!



判定

30-27、30-27、30-27の
3-0で勝者!イリル・ラティフィ!!



ワイの感想


この試合はファイト・オブ・ザ・ナイト候補として激闘が期待された試合だったんだけど、フタを開けてみると、そこまでの試合にはならなかったぜ(。-_-。)


まず勝ったイリル・ラティフィはパンチ、キック共に思いきりがいいなというのが第一印象。ばくだん岩のような筋肉の塊から放たれる打撃はかなりの破壊力があるだろうね。


それに、このラティフィはバックスピンキックや豪快なジャーマンスープレックスを見せたり、魅せることもできるのもいいと思う。見た目はゴツゴツしてるけど器用さも持ち合わせていると思う。


一方敗れたジャン・ヴィランテは見た目の男前勝負では圧勝だけど、試合内容の男前勝負では完敗だったな。なんせ手数が少なすぎた。前に出るけどなかなか手が出ないのを見て、歯がゆい思いをしたのはワイだけではないはず。


それとヴィランテはレスリングの実績が十分で、テイクダウンディフェンスとかも上手いから、防御に専念すれば、そうそう簡単にテイクダウンしたり、グラウンドコントロールしたり、フィニッシュまで持っていくとができないところも厄介なところだね。


ヴィランテくんにはリスクを冒してでも、もっと打ち合ったりガツガツいってほしかったぜ。そしたらもっとワイも大興奮するようなバチバチのシバきあいが見れたかもしれないからな。次は頼むぜヴィランテくん(・ω・)