昨日ステーキを焼く際に絶大なパフォーマンスを見せてくれた僕の鉄板TS-6・・・。受け取った際に製作者の方は「目玉焼きなんかすごく美味しいですよ」と話しておられた。ならばやらねばなるまい・・・
 

一夜明けて、今朝は昨夜とうって変わって好天に恵まれた。昨夜出来なかったシングルバーナーでの鉄板焼きをやる時が来た。だが朝っぱらからステーキと言うわけにもいかず(食べられないことはないけど、人としてどうかと・・・)、ここはひとつ目玉焼きで行くことにした。

 

使用した「OPTIMUS Polaris 」

 

愛用のOPTIMUS Polarisは、これまで各地でサッポロ一番やチキンラーメン、チャルメラ、UFOなどの調理に絶大な活躍をしてきた。ホワイトガソリンはもちろん、灯油・軽油・CB缶・OD缶、はてはジェット燃料まで、あらゆる燃料で使えるスグレモノだ。

 

いつものようにセッティングして五徳の上に鉄板を載せ、点火!油から煙が立ち始めたころにナマタマゴを投入した。

ナマタマゴ投入

 

だがこの時点ですでに状況がおかしくて、タマゴの下だけ鉄板が黒ずんできている。やがてそのあたりから白身がコゲはじめ、鉄板にこびりついてきた。コテで剥ぎ取り修正を試みるも不可能で、目玉焼き作成は中止・・・、焦げ臭い炒り卵状態となってしまった。

 

 

中止後の鉄板の状態

鉄板には同心円状のコゲ、変色が見られ、ここにバーナーの炎が当たっていたのだ。しかもこれだけ限局していることから見ると、今回はごく狭い範囲だけに炎が当たることによって、周囲に蓄熱される間もなく、そこだけが集中的に加熱され続けた・・・ということがわかる。

思いつく対処方法は、バーナーの炎と鉄板との距離をもう少し長く置き、ゆっくりともう少し広い範囲で加熱すること、全体の蓄熱が十分になったらバーナーの出力を落としてそれ以上中央が加熱されないようにすることくらいか・・・あるいは剛炎のようなサイズの大きなシングルバーナーを使うか。でもたかが目玉焼き一つに剛炎を投入するのも何だかなぁ~・・・でも剛炎でステーキならアリだろうな。

 

今回はあんな姿になってしまったオレの鉄板・・・すまなかった。でも幸いメンテナンスで何とか普通の姿に戻ってくれて安心した。

 

すまなかった・・・鉄板!

「鉄板工房」さんに注文していた6㎜厚の鉄板・その他を受け取りに「M.M.Factory」さんへ行ってきた。注文はネット上で行ったが、工房は家から15~20分の所だし引取りに行きたいという無理を聞いていただいた。送料が浮く・・・というケチな気持ちもないではないが、その辺は触れないでいただきたい。とは言うものの、これだけの鉄板をこれほどリーズナブルな価格で作り続ける職人・・・、もしかして頑固で怖い人ではないだろうかという不安もあったのは事実だ。

 

約束は19時であったが、少し早く帰れたので18時40分くらいに工房へ到着した。車から降りて工房の方へと目を向けると、何か大きな機械が動いており、火花が散っているのが見えるが人の姿は見えない。「着いたら電話してください」とメールを受けていたので電話すると、全く違う方向から社長?の山崎さんが出てきて下さった。挨拶をして、しばし鉄板・アウトドアギアなどについて話をした。伺っていると、HPに出ている以上に様々な他社製品に対して、さらに便利に使えそうな工夫を考えておられることが伝わってくる。生意気にも「この製品ですが、こうしたらもっといいと思います」などと話したら笑顔で「それはやってみたんですが、〇〇△×・・・(以下自粛)」と返答。我ら素人が考えることは既に試して、やっぱりダメで却下されているのだということを思い知った。想像してた以上の職人の工房だ。

 

鉄板を受け取って「今日は帰りに肉を買って焼くつもりです」と言うと山崎さんは言った・・・。

「今日は近江牛とか高級肉はやめてくださいね。美味しいのが鉄板のせいなのか素材のせいなのかわかりませんから!」

確かにそうだ。そこで帰りのスーパーで米国産肩ロースを購入し、焼いてみることにした。

 

オリジナル鉄板TS-6.0 ¥4600(鉄板工房)

 

帰宅してまずは鉄板開封の儀・・・。Sサイズとはいうものの、思ったより大きく重量感もある。そしていぶし銀の輝き・・・最高だ。早速IHコンロに載せ加熱開始、油をひいて蓄熱を待つ。

 

米国産肩ロースステーキ ¥579

加熱が完了してチープな見た目のアメリカ牛を投入。時々端を持ち上げて焼け具合を確認しつつ、頃合いを見てひっくり返すと・・・

 

驚愕の焼き上がり

 

 

「!!」

この焼け具合・焼き色はどうだ!アメリカのカンザス辺り(適当に書いてる)のステーキハウスで出てきそうな素晴らしいビジュアルではないか!普通の鉄板ではこうはならない。と言うかなったことがない。(ただ単に焼くのが下手なのかも知れないけど・・・)

 

ビールに合う!

 

 

真ん中の筋のところで二つに分け、さらに切り分けてビールを飲みつつ食べてみた。さすがに和牛のような柔らかさ・脂の甘味は感じられないが、予想以上の肉汁・歯応え(硬いわけではない)に、「ワタシ今、肉食ってます」感が半端ではない。欲を言うともう少しレアの方が良かったけど、肉厚が無かったためメイラード反応との兼ね合いで、この辺で妥協するしかなかったのだ。厚さ2~3㎝のステーキなら、外はパリッとして中はミディアムレアといった、もっと素晴らしいものになる予感がする。

 

大丈夫か、これ?

 

さて食べ終わったら後始末・・・。鉄板上は焦げた肉汁がこびりつき、「大丈夫かこれ?」的な状態になっているが、コテでこそぎ落としてタワシで水洗い、最後にスコッチブライトで磨き上げるとキレイな鉄板に戻ってくれた。

 

全然大丈夫だった

 

 

そのあと、IHで加熱して水分を飛ばし、油を塗布・終了のハズが、そこからが長かった。いつまで待っても熱くて触れないのだ。結局収納するまで40分もかかってしまった。まぁ~これだけの鉄板だし、蓄熱量も多いから仕方ないことだけど・・・。こいつ、ビジュアルと戦闘力は抜群だが、機動力はゼロだ。

 

「ウチは薄利多売なんですよ」と山崎さんは笑っていたが、それにしても・・・ あの価格であのクオリティ、恐るべし鉄板工房・・・

 

「鉄板工房 M.M.Factory」

http://mm-factory.jp/

 

 

 

 

 

 

昨年、仲間の結婚式の引出物として入手したイワタニの「炉ばた焼器 炙りや(旧 炉ばた大将)」・・・。コンビニやホームセンターなど、どこでも手に入るカセットボンベで網焼きと串焼きができるという逸品である。言わば今流行りの二刀流の大変便利なモノなのだが、不満な点もいくつかある。中でも気に入らなかったのが、付属の焼き網がチープであり、しかも替え網が一枚600円以上することだ。いろいろネットで見ていて、この不満を解消する素晴らしいアイテムを発見した。とやかく書く前にまずは見てもらいたい。

 

炉ばた大将専用 極厚グリル

(6㎜厚鉄板 By M.M. factory)

 

写真ではわかりにくいが、そこら辺の焼肉屋にも決して負けない極厚鉄板で作られたグリルで、滋賀県は栗東市にある「鉄板工房  M.M. factory」さん謹製である。これは炉ばた大将専用に設計・製作されているためシンデレラフィットするのは当たり前で、この6㎜厚(他に9㎜厚もある)だとユニット高が一致し、天面がツライチとなって大変に美しい。

 

写真はグラム300円の「アンガス牛・中落ちカルビ」を焼いているところで、これがまことにもって具合がいい(一人でやっているので天面の肉の数が淋しいが・・・)。これだけの厚みの鉄板だから蓄熱量は相当なもので、しかも隙間からの輻射熱も加わって中までじっくりと火が通るのだ。また使っていて気づいたのだが、これを使うとガスの使用量が格段に少なくなる。網で焼く場合は、細い網の蓄熱量などたかが知れている。そこへ冷たい肉を載せるのだから、そのわずかな蓄熱もあっという間に冷えてしまう。だとすると輻射熱のうち、直接肉に当たってこれを焼く作業に鋭意参加している熱以外は、全部周りの空気を温める以外の仕事をせずに、網の隙間から空中へ逃げていってしまうのだ。もちろん、網の上に隙間なく肉や野菜を並べれば、空中へ逃げる輻射熱も減って燃費は向上するだろうが、ソロでやる場合にそんなに忙しい焼肉をしたいとは思わない。

 

これに対してこのグリルは、網では無駄に逃げていた熱の多くを鉄板内に蓄えている。なので一度グリルが熱くなってしまえばコンロの火力を半分くらいに絞っても十分に焼けるのだ。今までその重さとメンテナンスの必要性から敬遠していた鉄板だが、こんな素晴らしいモノだということを知ってしまった以上、もう網には戻れない。こういうことを考えながら焼肉をするのもまた楽しいのだ。

 

さて焼いたのはタレ付きの肉なので、しばらく焼いていると当然コゲが付着する。だがそこは頑丈な鉄板のこと・・・少々のキズなど気にせず金コテでこそぎ落として、また少しアブラを塗ってやればいい。つまり網を替える必要がない。ということは替え網を用意する(買う)必要もないということだ。

 

Amazonなどで見てみると「専用替え網5枚セット」で3600円くらいしている。今回入手した鉄板はそれより少し高くて4600円・・・、だがこの鉄板の頑丈さからして、おそらく一生モノとなるだろう。実際この一回の使用でかなりコゲが付着して黒ずんだが、M.M.factoryさん推奨のメンテナンスをしたら新品の様に美しくなった。これから先、使い込んで育てる楽しみもあるというものだ。

 

と、ここまでいいことばかり書いてきたが、難点が無いわけではない。まずはこれまで鉄板を敬遠してきた理由であるところの、その重さである。炉ばた大将本体が2.2㎏なのに、この鉄板(6㎜)だけで1.8㎏もある。これが9㎜厚になると2.8㎏になって本体より重くなってしまう。9㎜厚の方が当然蓄熱量が多いため、より美味しく焼けるのはわかるが、これでも網とは比較にならないくらい美味しく焼けるし、6㎜厚がツライチであることと併せて考えると個人的には6㎜で十分だと思う。それでも十分重いことは確かだが、今の時代は車で移動することがほとんどだからあまり気にしなくていいだろう・・・。

 

もう一点、これはネットでも見てわかっていたことだが、網と違って脂やタレが鉄板を伝って周囲にも垂れるのだ。そうすると炉ばた大将の本体内側の汚れがひどくなる。今回は内側に垂れるのを防ぐ目的でアルミ箔を敷いてみたが、いま一つスマートではない。そこでいま、M.M. factoryさんに「汁ダレ防止キット」の作成を依頼している。これは他の人が考案したものだが、かなり汚れに対して効果がありそうだ。正直、こうしたらどうか・・・という部分はあるけれど、これについては機会があれば鉄板工房さんと相談してみよう。

 

今回はこれとは別に、キャンプ用のガソリンストーブで使える6㎜厚の鉄板(オリジナルSサイズ)とフタもオーダーした。明日には受け取れるということで、楽しみはまだまだ続くのだ・・・

 

追加注文した鉄板(Sサイズ)とフタ

(画像はM.M Factoryさんからお借りしました)

 

なお、「M.M. Factory」さんでは「炉ばた大将」だけでなく、スノーピークやユニフレームといった一流どころの焚火台・BBQコンロの他、七輪に対応する製品までラインナップされている。その他のオリジナルオーダーも可能ということらしい。そのHPを拝見してるだけでワクワク感がじわじわと湧いてくるのだ。ひとつひとつ真心こめて作られる一生モノの鉄板やグリル・・・。自分でしっかりメンテして育てていって愛着がわかないはずはない・・・と、まだ一回しか使ってないクセに偉そうなことを書いてみた。

 

「鉄板工房 M.M. Factory」

http://mm-factory.jp/

 

5月27日午前6時、越前海岸・・・気温は13度とやや肌寒く、少し風はあるものの海はべた凪だ。さっさと準備をすませてエントリー。ここは小さい川の河口に位置し、水面近くはいつも少し濁っているのだが、本日の透明度は7~8mといったところか・・・

 

30㎝弱のクロダイ

 

沖へ400mほど出ると水面の濁りはマシになってきた。見渡すと大きな魚は見えないが、小さなクロダイやイシダイはけっこういる。

 

小さなイシダイ

 

コイツらが出入りする岩穴にさらに大物が潜んでいることもあるが、今日は覗いてみても大型イシダイはいなかった。さらに沖へ向かうその途中、コイツは突然現れた。

 

スズキ発見

 

岩に生えたワカメの上に見たところ70㎝くらいのスズキがいた。しかも非常にゆっくり泳いでおり、こっちの存在にまだ気づいていないようだ。だがこちらとしても隠れる場所がない。真上から行くしかなさそうだが、潜る際の音に気をつければ何とかなりそうだ。ゆっくり潜行開始したが、幸いヤツはまだ気づいていない。狙いを頭に定め、できるだけ銛先を接近させて発射すると難なく命中、さして暴れることもなく捕獲できた。

 

格闘中

 

捕獲後、他に大物がいないか探してみたが魚影は薄く、この日はコイツ一匹で切り上げることにした。水冷たいし・・・

 

76cmスズキ

 

夜は半身を居酒屋さんに献上、刺身・にぎり・カマ焼きで美味しくいただいた。 大型イシダイ出てこないかな・・・

 

 

 

 

東近江市の宇曽川ダムから少し入ったところに山比古湧水という銘水があると聞いた。人工の滝があって、春先から秋の休日にはBBQや水遊びで賑わうところで、何度か行ったことはあるのだが、そんなものがあるということは全く知らなかった。先日、そちら方面に行く用事があったので、久しぶりに行ってみることにした。

 

この日は天気こそいいものの少し肌寒くてまだ水辺で遊んでいる人は殆どいなかったが、水はキレイでまことに気分のいい場所だった。そして目的の山比古湧水・・・。宇曽川右岸の岩の隙間から冷たい水が滾々と湧き出ている。手にとって飲んでみると、冷たくておいしい水だ。この辺の水はカルシウム分が多く、胆石患者が多いと聞く。また湧水の脇には「食中毒の可能性があるため、飲用する場合は必ず一度煮沸してください」などと書いてあるが、そんなことはお構いなしだ。

 

飲んだ後、ペットボトルに水を汲んでその場を後にした。

 

その帰り道でそいつは現れた。少し下ったところにある宇曽川ダム。天気がよければ東近江の街が一望でき、その向こうには比良山系も見える気持ちのいい場所だ。車を止めて少し散策していると目の前に突然現れた。

 

こ、これは・・・!

コイツはもしや・・・オレが長年探し求めていたアイツではないか! マンガではいつも見ていたけれど実物を見るのは初めてだ。

 

もはや干からびて香りや光沢、シズル感(とは言わないな、この場合・・・)といったものは一切無いが、その天を突き刺すような先端の鋭さ、全体のバランス、とぐろの巻き具合など、どれをとっても芸術的だ。

 

これほどの造形であるからには意思を持って創出されたものと思われるが、少なからず人々が散策してる場所だし、それにこんな壁際では困難を極めたのではないか・・・。あるいは動物の所業だとすると天文学的確率のものすごい偶然の産物なのか・・・。いずれにしてもいいモノを見せてもらった。次は湯気のあがるコイツだな!