2005年10月8日(土)午後4時22分頃 岐阜県岐阜市/岐阜駅

 

7.岐阜16:22発→大府16:55着 新快速5242F/豊橋行き 211系0番台

 オールロングシート車両が多数を占め、ボックスシートが少数派となる。そんな211系が優等種別たる『新快速』に入るという、東日本では考えられない扱いの列車を狙っていた。2本のみあるボックスシート車両(0番台)は最高120km/h運転に対応するよう改造され、運用に入ることができるのだ。
なぎさ「…わざわざ?」
めぐみ「そう。っていうか、ネットの情報もある。」

 さてこの次の予定はというと…。実は今回の目的を全て果たしていたり。持っているのは『青空フリーパス』であるため、時間の許す限りJR東海名古屋地区はどこへ回ることもできる。
めぐみ「…大府で降りていい?」
なぎさ「次…、武豊線なのか?」
めぐみ「…どうだろう?」
なぎさ「どうだろうって、乗りたいのだろ?」

 乗ること33分…、大府で211系の新快速から降りることとした。211系は改造を受けた国鉄由来の0番台が東海道本線から撤退し、2022年に完全引退となっている。

 さて午後5時になり、東海道本線では共和と大府を通過する特別快速が運行されている。
 

8.大府17:03(17:01)発→名古屋17:18(17:16)着 区間快速4545D/名古屋行き キハ75型

 結局は武豊線から直通する"ディーゼル快速"に乗りたくなったということだ。この区間快速が運行されることにより、特別快速の通過する大府と共和は停車機会が損なわれない。そしてキハ75は同じく、もう1つ誘われるモノがあったり…?
めぐみ「…『みえ』にも乗りたいんだよね。」
なぎさ「…いや聞く前に言うな。」
めぐみ「ま、乗りたいだけだからいいけどね。」
なぎさ「乗りたいならいいけど、あんま変なところ行くのはよそうな。」


 名古屋まで15分ながらも高性能なキハ75らしく、最高120km/hとなる高速運転を味わうことができた。それでもどこか物足りげであるため、快速『みえ』に乗ることとしたい。


 なお2015年に武豊線が電化開業し、キハ75は美濃太田へ転出している。武豊線は電車による運行となり、2026年3月改正で4両でのワンマン運転が開始される。
 

9.名古屋17:35(17:30)発→四日市18:10(17:59)着 快速みえ17号/伊勢市行き キハ75型

 キハ75は前期型(0番台)と後期型(200番台及びワンマン対応の400番台)があり、快速『みえ』は主に前者が使用される。武豊線系統はワンマン運用があるため、対応する後期型が専任するなど運用はある程度分けられているらしい。
めぐみ「…あれ、鈴鹿サーキット稲生?」

 この日は早くも異変に気付くこととなった。通常は快速が通過する鈴鹿サーキット稲生に停車することとなり、通常設定されている指定席がなく全席自由となっている。ついでに言うと先ほどの区間快速も4両のはずが(おそらく)2両であり、そのまま思い出す…。
めぐみ「…あ、鈴鹿サーキットで予選あった。」
なぎさ「あれ、今日だった?全然わかってなかった…。」
めぐみ「すっかり忘れてた。」

 名古屋を5分遅れて発車。関西本線に単線が多いこともあり、駅間ではそこそこ飛ばすも反対方向からの関連もあって高速性能が鳴りを潜めている。桑名で遅れは拡大し、四日市には11分の遅れでの到着となった。
なぎさ「もういいだろ。」
めぐみ「まあ今日はいいよ。」

 四日市から先は伊勢鉄道経由となるため、今回の『青空フリーパス』は範囲外となる。余計なことなどせず、そのまま四日市で折り返していけばいいだろう。
 

10.四日市18:16(18:04)発→名古屋18:55(18:41)着 快速みえ20号/名古屋行き キハ75型ワンマン車

 反対方向は鈴鹿サーキット稲生からの乗客が多いこともあって、定刻より12分後に混雑して入ってくる。当日の快速『みえ』は全便が4両となり、このタイミングでワンマン用の車両が来るとは思わなかったり。
めぐみ「…立ち席はしょうがないよ。」
なぎさ「あと、どれだけ巻くのかってか。」
めぐみ「そうだよね…。」

 もちろん座りたい性分に抗うことはない。立ち席は仕方なくも嫌な以上、どれだけ巻いてくれるかに期待しつつ名古屋へ。そんな期待もむなしく、単線区間では交換のタイミングというものがある。結果、むしろ2分余分にかかってしまった。
なぎさ「もう…、どうだ?」
めぐみ「…もうちょっとだけ乗ってもいいかな?」


 日本グランプリは2007年から2年間だけ富士で行われることとなり、2009年から鈴鹿へ"復帰"している。2020年から2年間は休止を余儀なくされており、2024年からは春開催へ移行することとなった。
 

11.名古屋19:08発→千種19:18着 快速5731M/中津川行き 313系1000番台

 まだまだ乗り足りないので、あとは近辺で気分次第に乗り進めていこう。313系に乗りたくなったため、午前に続くよう中央西線の快速へ…。
 

12.千種19:21発→名古屋19:32着 普通3168M/名古屋行き 211系5000番台

 気分次第とはいえ時間が無限にあるわけでもないので、千種ですぐ折り返すとしよう。普通は211系、快速(とセントラルライナー)に313系というイメージがあったのだがそうでもなさそう。それもすっかり遠い昔話になってしまった。
なぎさ「それでいいのか…?」
めぐみ「まあ、ちょっと乗れたし。」
 

13.名古屋19:34(19:28)発→金山19:39(19:33)着 普通4110F/豊橋行き 211系5000番台

 最後はなんとなく東海道本線の普通に乗りたくなり、金山まで乗って終わることとした。211系のオールロングシート車両は電動車比率が高く、313系ほどでないとはいえ性能が高い。座りも思いのほか悪くなかったのだが、神領の4両編成以外にトイレを有していない。


 東海道本線の211系は2006年から順次静岡地区へ転出。2022年から退役が進められ、2024年にJR東海から全て撤退している。2025年初頭まで残ったのは、名古屋地区と縁のない2両編成であった。
めぐみ「じゃあ…、これで終わりに。」
なぎさ「また…、またな。」
(2005年青空フリーパスの旅第4弾 おわり)


ももか「また勝手に随分と派手にやってくれたじゃないの。211系のボックスで新快速なんか聞いてませんけど?」


もも「…なんてね。もう20年以上も前になるし、写真もロクにないでしょ。で、今なんか全然変わっちゃってるし。ま、今更完全リメイクとかさ。こういうこともありましたってことで。」