JR四国3600系、完成! 

https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/assets/2025/12/10/2025%2012%2010%2001.pdf
 JR四国のハイブリッド気動車は量産先行車両が完成し、形式が3600系となった。詳細は上記のリンク(JR四国公式のPDFファイル)を見ていただこう。


 まずJR四国が車両形式に"クモハ"や"キハ"など付けない4桁番号を代々使用しており、今回も例外なく採用された。1000~2000番台は気動車となり、それに続く3000番台となる。

 意味ありげなのは"3600"という附番で、3000からいきなり飛ばされている。今後特急用ハイブリッド気動車を登場させるのか、あるいは一般型でも単行運転可能とするのだろうか?

 外装については概ね当初のとおりとなったものの、量産先行車両は特別な装飾が成されることとなった。


 車内はセミクロスシートとオールロングシートが連結される形となり、前者は点対称になるよう配置された"四国方式"となる。転換式クロスシートにはならず、座席などは東日本で見られるような形状。ところどころJR東海の315系電車にも似た造作ともなるが、日よけは省略されないようだ。

 奇しくもJR東海も一般用ハイブリッド気動車を投入することが決まっている。車両メーカーは異なる(四国:近畿車両,東海:日本車両)のだが、ハイブリッド方式次第では同一の可能性もあったりして…?

 そうなればJR東海HC35の先行編成も兼ねてしまっている。ただ最高速度は東海と異なり100km/hにとどまっており、完全な試験が可能かどうかは不透明。もっとも四国での営業運転となれば最高120km/hは一切不要だ。

 

 

 試験を経て、営業運転は2026年6月以降を予定している。量産車は2027年から登場し、合計で2両編成が35本の陣容となる予定。
(おわり)