2016年10月22日(土)午後3時27分 愛知県豊橋市/水上ビル

橋らしき欄干が、元々水路があったことを連想させる。ビルの壁面には絵が掲げられているが、今回の『あいちトリエンナーレ』とはこれも無関係。文字と色が不協和音と共に独特の雰囲気を出す"展示"が2箇所あり、内容が異なる。暗い中で無風状態となれば尚更不快。

駅前の通りに出る。低床式連接車両が通りがかる。またタイミングを逸し、中途半端な写真になる。以前に乗り逃しているものの、富山や札幌で同形状の車両に乗っているので代用できるか…。

続いて『はざまビル』へ。1階部分は砂が敷かれた、ラテンアメリカの作品。2階部分では一般人と共に作られた即興ドラマのようなもの。その後『はざまビル』を含む名豊ビルは2017年に閉業し、解体を経て新しく『emCAMPUS』が建設された。
最後は『開発ビル』とし、1階の受付からエレベーターで10階へ上がることとなる。10階の市民ホールで"線"をモチーフにした作品を見てから、下へ降りながら作品鑑賞する。9階は砂糖細工の技法を用いたという壁画。8階はアメリカ先住民族関連と、飯田線などの土。
6階は東海道中膝栗毛を題材としたアレンジモノと、トラックが行き交う現在のシルクロード。5階は日常の現象と、建築と絡めた"真実"。そして2階で遠洋漁業の現場を収めた映像となった。なお会場となった開発ビルは2021年までに閉鎖、解体を経て再開発されることとなる。
これにて第3回『あいちトリエンナーレ』は終了。帰りがけには既に暗くなり始めていた…。
今回は名鉄の新車を主に狙いたかったもの。具体的には2200系新型一般車と1000系リニューアル特別車、そして1700系特別車である。しかしながら豊橋駅の構造上、折り返し時間が短く到着後に指定を取る余裕はない。
とりあえずは"掛川発米原行き"の新快速を見送ろうか。313系の300番台と5000番台を合わせた8両で、実際に掛川から新快速となれば面白いもの。実際にそうならないのは、浜松で後続の普通を待つためだろうか。

4.豊橋18:02発→神宮前18:44着 快速特急/新鵜沼行き 名鉄2308
結局、2200系を待つも新車でも1700系でもあらず。初期型でもないため、一般車の1人席へ座ろう。そもそもJRでも、実のところ問題はなかったりする。

それにしても停車駅が少ない快速特急。豊橋からは東岡崎と知立に停車し、その次は神宮前。さらには過去、知立をも通過していたものまであった。JRの特別快速が金山まで蒲郡,岡崎,安城,刈谷と停車するのを考えると、ルートの都合はあるとはいえいかに速達列車らしいかがわかる。ただ、実際はJRのほうに線形面で有利。(加えて、競馬開催日は中京競馬場前に停車便あり。)
さあ、外も暗いので寝れるだけ寝よう…。
考えれば、いつしか出かけるたびにブログ記事に仕上げるようになっていた。昔はただついでなのか元々そのつもりなのか、純粋に乗ったり見たりすればそれで終わっていた。今日だってそう。せっかく『あいちトリエンナーレ』で写真がよかったとしても、ブログ掲載を考えて結局内部では1枚もなし。
いつから自分は歪んでしまったのだろう?そう考えたところで、最初から歪んでいたのかもしれない。そもそも、何かしてそれだけでもったいないからと回るのもどうだろう?そして、乗りたくないものを最初から避けたり。あるいは座ろうとして1本見送ったり、それならば回り道とか。普通の人ならば目的が済めば終わるので、それをつまらないと考えたり。
そして結果が、溜まりに溜まったブログネタだったりするのだ。時間があればその"編集"に追われ、それさえも他の誘惑に…。もはやライフワークと化したのだから、今更見直すことなど許されない。こうしてまた、性格が悪くなる…。
神宮前で降りよう。2008年末改正以降は本線の快速特急が新鵜沼行きとなり、中部国際空港始発の岐阜行き特急に乗り継ぐことが前提となっている。皮肉にも必ず2200系が用いられる(ミュースカイでない)空港特急に、1700系特別車が入っていた。
続く岐阜行き急行は、やはり新車でないために豊橋から乗らなかったもの。かつて2ドアクロスシート車両が積極的に用いられたのも、最高速度が110km/hと高めだったのが大きい。現在はインバーター制御車両が最高速度120km/hであるため、新車も混じって統一運用されている。
最後は豊明から神宮前まで準急で運行され、普通となった佐屋行きで締めくくろう。快速特急や特急からは神宮前まで接続できず、急行からは前後で乗り換えられる形。
5.神宮前18:55発→木田19:29着 普通/佐屋行き 名鉄3554
来たのは34本もある3500系。画一的で面白みがなく、今後迎えるリニューアルでどうなるか注目と言うところか。希望としては、過去に名鉄が纏った塗装を一定編成ずつ再現させるもの。
かつて伝説の"いもむし"として名を馳せた3400系が、登場時点で纏っていた緑の濃淡ツートン。戦中期から続いたであろうダークグリーン。戦後に標準となった淡ピンクと濃マルーンの2色塗り。極わずかな期間だけ存在したというライトパープル。それらにかわって登場したストロークリームに赤帯。そしてパノラマカーで纏い続け、現在まで引き継がれているスカーレット1色。
そのように考えていたところ、2018年から機器更新が開始される。共通項として塗装変更はされず、車外の行先表示はカラーLEDへ交換。車内照明はLEDとなり、案内装置が液晶画面式となった。2020年からは内装をリニューアルした編成も登場し、そちらは三河線などワンマンにも対応している。
またつまらぬことで、歪んだ考えを持ってしまった。曲がりなりにも全世界に公開されるこのブログ。写真に"手書きの絵"を合わせ、画像を挿入し記事に仕上げるもの。性質や媒体こそ全く異なるものの、なんとなくキューバのセメント袋を用いた雑誌に通じたり。何せ閲覧するのに別料金はかからないわけで…。

今回は閉幕が迫っていた第3回『あいちトリエンナーレ』のため、急遽組んだ最終回。見物を軸としつつほぼノープランとしたが、総じて乗りたいものは名鉄の新車であり結局ありつけず。メインとなるべき芸術作品は最後まで写真を省略させていただいた。
もも「…アンタ、たまにはブログ抜きのヤツ1回ぐらいやったら?」
めぐ「…いいんだけど、どうしても癖って言うか。」
もも「アンタはそういうとこ変に考えてさ…、手間省いたんじゃないの?」
めぐ「…省いたけど。」
もも「それでまた長々と?」
めぐ「そうなっちゃうんだよね…。で、マッチ欲しい?」
もも「マッチね…、随分古い箱だけど。使うかどうかわかんないし。」
さて第4回『あいちトリエンナーレ』で物議を醸したこともあって、2022年以降は国際芸術祭『あいち』へと一新。引き続き3年おきに開催されることとなったものの、結局『あいち2025』は触れられずに終わっている。
これにて第3回『あいちトリエンナーレ』はおしまい。やはりブログ関係なしに、もう少し触れたほうがいいのだろう…。まあ、…このブログでは変なことをしちゃダメだろうけど。
(第3回あいちトリエンナーレ おわり)

サターニャ「あのー…、すいませーん。忘れてたなんて言いませんよね?いますよ?いるわよ!?最初から最後までここいましたけど?」