2019年7月22日(月)午後3時5分 山形県天童市

30.新庄14:18発→山形15:32着 普通1440M/山形行き クモハ701-5504
乱川の周囲に広がるさくらんぼ畑。さくらんぼは他の果物と比べて個体が小さく、あまり手が出なかったもの。旬は品種にもよるが、5月から7月とされる。 もっとも食べたらおいしいため、添え物だけで終わらせるわけにいかない。
さく「…何かない?」
なぎ「まだ何か言えって?」

新幹線特急が停車する天童は、主要駅らしく2面3線式のホーム構成。後から標準軌になった新庄~山形は停車駅が統一されている。次に新幹線特急が停車するのは山形だ。

天童南は片面ホームだけの無人駅ながら多く乗ってきた。近くにイオンモールがあるためだろう。
さく「そりゃ、イオン強いもん。」
もも「アンタらも行きたいって…?」

南出羽の駅前にはやたら大きな建物がそびえ立っている。デザインもどこかオシャレであったが、調べたところ県立中央病院だったという。
さく「…調べ。」
なぎ「わかったわかった、後でじっくりな。」

羽前千歳で狭軌の仙山線が合流し、以後は山形まで単線が並列する区間となる。景色は2日前にも取り上げたので、そのまま流していいだろう…。
なぎ「いいのかそれで…。」
もも「…いいんじゃない?」
北山形は3路線全てに相対式ホームを有している形。今回の行程では唯一、標準軌の線路を通っている。

新庄から74分乗って山形に到着。乗車方向を無視すれば、福島から新庄の標準軌区間をこれで制したこととなる。ここも新幹線特急は在来線普通とホームが分けられ、中間改札によって隔てられている。米沢行きの普通は16:31発まで運行されない。
めぐ「ま、一応ここからは消化試合。」
なぎ「いやいや、まだあるってんだろ。最後まで。」

山形は一昨年の1月に降り立っており、深く取り上げることもない。ただせっかく時間もある以上、改札を出ておくのが礼儀だろう。とりあえずトイレには入っておきたい。
さく「これ改札出たからさ、一筆書きじゃない。」
もも「鳴子温泉は?降りて出たわよね?」
(S)フロムアクア(JR東日本ウォータービジネス) 108円
駅にて何か欲しくなるところではあったもの。ただ最近は細かな出費が、頻度共々増えているとも思う。駅の画は以前に収めたはずなので、今回は水だけでお暇しよう…。
31.山形15:59発→仙台17:13着 快速3840M/仙台行き クモハE721-26
快速は2両のE721系0番台を2本繋いだ4両で、停車駅を除いては前々日と変わらない。座ったら寝られるだけ寝ておこう。
さく「じゃあ後でー…。」
なぎ「また逃げたな。」
北山形は3路線全てに相対式ホームを有している形。仙山線に関しては、今回の行程で3回中2回が山形発となる。今回は快速に乗ったため、羽前千歳で山形新幹線(奥羽本線)と離れてからは山寺,作並,愛子と停車していく。

旅行開始から72時間が経過し、ここまでの疲れもあって寝ていたらしい。目覚めて気づけば、宮城県は仙台市へ入って作並に停車。持ちこたえていた山形県内から一変し、仙台市内は雨模様らしい。

仙台市内といえど、市街地まではまだ遠い。霧のかかった山々を見つつ、今日はそのまま進むだけ。
もも「…今どれぐらい?」
めぐ「…まだ結構あるかな?」

この快速は愛子から各駅に停車し、乗ってくる流れにある。東北自動車道のうち仙台市内と周辺ではカーブが多く、最高速度が80km/hとされている。それを上から跨ぐ仙山線も、県境の山々をトンネルで越えてきた。
もも「道路は動画あるんじゃなかった…?」
めぐ「一応、あるにはあるんだけど。」

前々日は北仙台から山形へ向かい、復路は左側に座っている。ここからは2日目に見られなかったであろう、右側の景色を見ていきたい。
なぎ「もうここまで来た…?」
さく「あ、よかった。寝過ごさなくて。」

そうは言っても、都市部に程近い郊外の住宅地。東北本線を跨ぐまで、特筆すべきものもない。

74分で仙台に到着。実のところここから福島へ向かう場合、在来線では18:05発まで空くこととなる。加えて福島では、逆に22分しか確保できない。
さく「バス乗れないんじゃダメだよ、せっかくってのに。夜だって…。」
めぐ「まあ正直、そっちが大きいかなって。」
もも「何、下行こうってしてたの?」
(現)JR乗車券:仙台→福島(JR東日本) 1320円
(現)JR新幹線自由席特急券:仙台→福島(JR東日本) 1840円
結論として2019年夏シーズンの青春18きっぷ旅行は、これにて幕を閉じることとなった。自由席にして合計3160円の追加出費だが、夕食込みで安定した乗り継ぎならば致し方ない。
めぐ「で…、もう1つあるの。」

(現)ずんだシェイク(ずんだ茶寮) 290円
時間があるならば頂きたかったものもあった。それこそ『ずんだ』であり、ずんだ茶寮のシェイクである。バニラシェイクにすりつぶされた"ずんだ"が、独特の食感と味わいを生む。東京駅八重洲口の大丸は、もう4年も前になるのか…。
さく「あれ、もうそんなになる?」
もも「本当、進歩もしないであっという間だったわよ。」

そして新幹線に乗り込む前、もう1つ買っている。そちらは車中で頂きたい。
なぎ「本当、押し付けるだけ押し付けて…。」
(杜の都仙台、野球の遊園地へようこそ!? つづく)

ずんだもん「そうなのだ、今回呼ばれたのはずんだシェイクだからなのだ。ということで2019年7月の東北旅行も、残すは福島から名古屋のバス移動のみとなったのだ。しかしまだ仙台にいるので、福島へ向かわなくてはならないのだ。夕食も決めなくてはならないのだ…!」