
リタ「雨で30分遅れるけど、始められてよかったね。それでまた…、変なとこから始まるんだけど。」
めぐ「それは言わないで。」
では2019年当時の内容をそのままに、ホームのスタメン発表から始めよう。また前回と同様、選手名などを敬称略で表記する。
2019年7月20日(土)午後6時8分頃 仙台市宮城野区/楽天生命パーク宮城

右側ビジョンには控え(ベンチ入り)選手が表示される。主力を複数欠いており、連敗が続いて状況は苦しいが意地を見せたいところだ…。
さく「そうそう、これも。」

対してホームは随分派手なもの。読み上げの際には横浜や神宮と同様の形で、選手応援歌が場内全体に流される。その多くは2019年から使用されており、従来のものから一部除いて入れ替わっている。
もも「全然違うわよ、他とここ。」
めぐ「こんなになんて思わないよ。」

アレンジもさることながら、スピーカーの音量はなかなか大きい。応援歌が一新される際は騒動があったらしく、最終的には一部選手が元のモノに戻されて決着したとのこと。
さく「これもさ…、なんかフラグなったりして。」
なぎ「やめろ、そういう怖い。」

東北楽天の予告先発は釜田。表示に『スターティングファミリー』とあるのは、どういう意味を持っているのだろうか?
もも「パス。」
さく「パス2。」

こちらも右側ビジョンには控え(ベンチ入り)選手を表示。色合いはチームカラーとなる赤系が基調となる。

最後に審判団を表示し、予告段階ながら先発する全メンバーとなった。出場している打者の打率と本塁打数が常時表記されるのも、すっかり定着してきたようなものだ。
さく「…あれ、また出るんだ?」
めぐ「もう1発入れたくてね…。」
試合開始を前に1つ欲しくなったので、席を外して買いに出る。ステーキカレーをセット注文するも結構時間がかかっているようで、先に50円引きとなるドリンク(コーラ)が渡される。楽天式キャッシュレスによる手間ではなさそうだ。
そのまま間に合わず1回表、1アウトから牧原がセンターへのヒット。内川聖一は7球粘るも見逃し三振、デスパイネも空振りの三振を喫する。特にパ・リーグ球団では球団主導で中継映像が完成され、場内で放映される映像もBS放送やCS放送で見られるそれである。
そんなこんなで1回裏に入って、ようやく出てきた"本体"。とりあえず1回裏は、動きもなく3人で終了できた。
さく「お帰り、始まっちゃった。」
めぐ「ごめんごめん、初めてだし。」
もも「じゃあ、そのカレーをね…。」

(R)ステーキカレー・ドリンクセット(楽天生命パーク宮城/ビッグステーキ) 1550円
そのままでも辛口なカレーに、ステーキというパワーヒッター2段構えを見せてくれる。そこへ黒胡椒が加われば、尚更な"超攻撃型"へ進化。この1杯があれば、この日は十分回すことができそうだ。
もも「じゃあさっきの唐揚げ…。」
なぎ「唐揚げぐらいいいだろうよ、最初から暴走みたいなもんだしさ。」

スコアボードでは試合中、ビジター側の打者が黄色系で示される。右側ビジョンには各種選手データが表示され、ビジターチームもチームカラーが用いられるらしい。
さく「本当よくできてるよ、こういう。」
もも「他がどうだったかね…、見せてもらおうね。」
そんな2回表は1アウトから長谷川勇が四球を選ぶ。明石は見逃し三振。甲斐がライト前ヒット、高田はセンターフライ。2回裏、1アウトから銀次がセカンドへの内野安打。下水流がフォアボールを選んで1,2塁。ウィーラーはレフトフライ、堀内も空振り三振。

3回表。ホームチームが三振を奪った際など、ある程度演出はパターン化されているようだ。
もも「…今度は大丈夫よね?」
めぐ「…バッチリだった。」

内川聖一を現地で見るのは2015年、大阪『鷹の祭典』以来だったりする。表記される登録名もいつしかフルネーム全てになっていた。イニングとしては3人で終了。
さく「あれ、去年いなかったんだっけ?」
なぎ「いなかった…、多分。」

3回裏、山崎のセーフティバントがアウトになったのでリプレイを要求。
さく「ってか、本当よくできてるよねこれ。」

流される場内映像のサイズはスコアボードに干渉する。現地観戦では初めて判定が変わり、セーフとなった。茂木も送る形になって1アウト2塁。島内はライトフライで2塁のまま。
めぐ「今までアウトだったんだよ、見たとき。」
なぎ「ああ、そうだったっけ?」

打席に立つと応援席が黄色いタオルで彩られ、応援歌もFA移籍ゆえに騒動の影響を受けなかった浅村。この打席は空振り三振に終わった。
もも「これはこれで持ってんのよ、FAだし…。」
めぐ「…そう?」

4回表、1アウトから松田宣がセンターへのヒット。長谷川勇はセンターフライ。明石、甲斐と連続でフォアボールを選んで満塁。高田はファーストゴロに終わる。雨で試合開始が押したこともあり、午後8時前にして4回裏。グラウンド内外では霧が立ち込めてきた。
さく「これ今日、ずいぶんテンポ遅いけど。」
もも「そういやそうよね…、誰かはカレー買ってて間に合わないし。」
4回裏のイニング自体は3人で終了。5回表、無失点のまま早々に投手を釜田から青山へ交代。1アウトから牧原がレフトへのヒット。内川聖一は攻守に阻まれショートフライ。走者の牧原が盗塁を成功させ2アウト2塁。デスパイネはフォアボールを選んで1,2塁も、松田宣がサードゴロ。
(つづく)