2019年7月20日(土)午後3時19分 仙台市宮城野区/楽天生命パーク宮城


(R)タピオカマンゴーミルク(楽天生命パーク宮城外周/台北門) 500円
 最近話題席巻のタピオカドリンクだが、どうもミルクティーに偏重している気がしてならない。個人的にミルクティーは好まないし、そもそもドリンクは何でもいいのではないだろうか?そこで選んだマンゴーミルクは…、実に美味しい。台湾代表と考えるならば、むしろマンゴーミルクを推し進めるべきだ。原価率に対して適正価格かどうかは別として。
めぐ「マンゴーだよ、絶対。」
さく「そんなに強調せんでいいのに…。」


(他)リポビタンD(大正製薬) 0円
 この日ゲームスポンサーを務める大正製薬により、1人1本だけ無料で試飲できる。瓶入り(しかも限定ラベル)なので勿論場内へは持ち込めず、その場で飲み干すこととなる。ならば先ほどタピオカドリンクで余った氷を捨てず、その氷で飲めば冷えて美味しかったに違いない。
もも「…だから、遅いのよいつも。」
めぐ「捨てられるって言ったから、捨てちゃった。」


 外周を見て回ろうとすれば、雨が降って来る。せっかく現地に来て、しかも先程までは晴れていた仙台市。やはり左沢で傘を置き忘れたのは、ジンクスとしてもマイナスになってしまった。
なぎ「ああ、とうとうか。」
もも「ほらやっぱりそうなる…。」
さく「…ってか、雨降るって決めたのいつ?」
めぐ「樽見鉄道から瑞穂でサッカー見たとき。」


 さてこちら、天然芝の試験を兼ねて設けられたというグリーンフィールド。夏休み期間はキッズウォーターランドという、子供用プールとなる。入場料はチケットと別であり、やはり現金は使用できない。
もも「…やんないわよ?こんな、雨じゃなくたって。」


 この球場は元を辿れば、1950年完成らしい宮城球場。一時期ロッテ球団が"仮住まい"としていた期間があり、その間は特に改修工事など行われなかったと。2005年の東北楽天球団新規参入に合わせて大規模な改修工事が行われ、その後も毎年のように改修工事が繰り返し行われている。


 外野スタンド上段も2005年に増築したもので、以後はライトスタンドがビジター側になる。イーグルスタワーに至っては先日完成したばかりだ(2019年7月23日運用開始)。このように構造が大きく分離しながら、外周を介して全てつながっている。
めぐ「こういう、ちょっとゴチャゴチャしたの。…案外好きかも。」
さく「わかる。いつも全部一緒じゃ面白くないよ。」


 スコアボードの裏手に回ってきた。ビジョンそのものはLEDを用いているため、奥行きが小さい。
めぐ「ナゴヤドームもだけど、結構薄いんだよね。」
さく「あったあった、横張り出してるけどそうでもない。」


(R)イーグルスからあげ(楽天生命パーク宮城外周) 500円
 最近は球団名を付けて、唐揚げを名物にする流れが主流らしい。この唐揚げは濃い味のが4個入りで、作り置きのため衣が柔らかくなっていた。そして雨模様のこの日、このタイミングで手を出したのが失敗となる。後で調べれば宮城県産『森林どり』を使用し、味付けに『仙台味噌』を用いていたという。どうりで味が濃いわけだ。
もも「まーた勝手に買って食べてるし。」
めぐ「…いる?」
もも「自分で買うし。」


 そのまま球場にある"遊園地"、スマイルグリコパークへ。入園料が大人500円(2019年時点)のほか、当日の観戦チケットで入園可能。こちらは開場時間(午後4時)より前から開いている。手荷物検査は通常の野球観戦と同じだ。
さく「もう1日あるんじゃなくって?」
めぐ「せっかくだし…、時間あるし。」


 この"遊園地"、元をたどれば小高い丘状(楽天山)になっていた芝生席であった。大きく変わった契機が2013年のリーグ優勝で、その際は仮設スタンドを設けて座席に仕上げている。
なぎ「あったあった、あの明らかに浮いた。」
もも「いいけど下、気を付けてよ?濡れてんだし。」


 その後2016年になって"遊園地"となり、広大な人工芝エリアに観覧車やメリーゴーランドなどを設置。柵で仕切られたエリアは"芝生席"となっており、念のためとして翌日にチケットを確保している。遊具などは後に楽しみを取っておこう。
さく「ああ、降ってきた降ってきた。入れるとこない?」


 まだ時間のある段階で雨が強くなってきた。2階建てロンドンバスがあるので、避難がてら中へ入りたい。座席はプラスチック系で、完全にアトラクション然と化している。
もも「普通に慣れた口で、乗ったみたいだし。」
めぐ「なんかね…、なんか。遠足じゃないけど。」

 ロンドンバスの2階部分は屋根がないため、雨が降る空模様では上がれない。1階部分も冷房などはなく、佇んでいると蒸し暑さがこもって不快だ。
さく「…今何分よ?」
なぎ「今…、50分ぐらい?」


 そんなこんなでロンドンバスから外へ出て、"遊園地"を通り抜ける形でレフト側へ。ホームは3塁側であり、レフト方向の座席が多くなるように設計されている。そちらも2013年に仮設スタンドを設けて座席に仕上げていた箇所だ。
さく「あそこも結構床板…、薄くない?」
もも「よく見たらそうよね。」


 外周には各種キッチンカーなど、開場時間前から開いている店が多い。とりあえず1周回ったことでいいだろう。
もも「…時間余らすパターン、今日4回目。」
(つづく)