2019年7月19日(金)午後5時25分 横浜市港北区/新横浜駅に到着


1.名古屋16:02発→東京17:43着 新幹線のぞみ234号/東京行き 787-1019
 例のアイスで遊んでいるとそのまま新横浜に停車し、そこそこの下車客が見られる。4月に『こだま』で乗車した際は内側の"本線"へ進んだことから、外側の"待避線"は『のぞみ』しか用いないのだろうかと考えたり。
もも「…車内販売って最初来た?」
めぐ「来たけどタイミングっていうか…、また。」


 少し食べ進められたアイスは"ロック割りに使う大きな氷"にも見えてくる。そこへホットコーヒーを注げば、どうなることか…?
もも「アイスにコーヒーでアイスコーヒーってんでしょ。」
めぐ「…いや、物理的な話。」


 アイスを味わい、のぞみ234号と共にそのまま東京都へ入った旅行班。品川が近づくまで、時間があっという間に過ぎてしまう。新幹線の駅が開業してからというもの、降車客は大いに分散しているようだ。
もも「ほら、もう東京。」


 名古屋から101分、そのまま東京に到着。最後に"ラージA"の車内全景を収めよう。照明がLEDになったのかはともかく、ヘッドレスト部分の突起は"スモールA"より大きくなっている。
めぐ「一応…、さ?初めてだし。」


 折り返しはのぞみ121号となり、岡山へ向かう。それにしてもこの時間、臨時『のぞみ』はすでに400号台に突入している。5分程の間隔で長距離長時間無停車列車を高速運転させるとは、なんとも…。
さく「次って、…36分だっけ?」
めぐ「まだ時間あるんだよね。」
もも「出た、また…。」
なぎ「いや、何か買えるだろ。」


 東海道新幹線の乗り換え改札を出ると、相変わらず行き交う人の多いこと。あったのは『エキュート京葉ストリート』。
めぐ「東京駅限定の。」
もも「絶対何かすると思った…。」

 では当初計画より30分弱程時間が浮いたことなので、ここで"夕食会"のモノを仕入れておこう。


(現)新幹線自由席特急券:東京→仙台 4100円
 そうはいっても、時間は無限にあらず。東北・上越・北陸新幹線のホームは合計2面4線式であり、東海道新幹線と比べても幾分シンプルにして手狭な印象。E4(2021年10月退役)のMaxたにがわ409号が、E5のはやぶさ35号とE6こまち35号と並ぶ。
さく「さすがはオール2階建てのド迫力。」
なぎ「ここなら飽きないだろうな。」


 こまち・はやぶさ35号が発車して程なく、こちらもE5とE6が連なって入ってきた。折り返し前も『やまびこ』であり、号数が2桁であったことから盛岡始発だとわかる。
めぐ「最初これ、グランクラスあるじゃん?それで17両なら、E6って。」
もも「本当…、そういうのだけはしっかりと。」


 カラーLEDに表示される緑色の『やまびこ』と、青色の自由席。これは『こまち』にて見られないものであり、座席指定する"フリ"をして17両編成であることを確認。福島以北での運用からE6と確信した次第。なおE3の0番台が2019年当時ごく少数だけ残っており、そちらが連結される場合は16両となった。
さく「…待つ時間って長いんだよね。」
なぎ「だから言うなって…。」


 車内の点検や清掃があるためすぐに乗車できない間、12両固定編成のE7も入ってきた。そちらは『かがやき』の折り返しが『あさま』になり、共通運用の長所が出ているようなもの。多種多様な車両が乗り入れるところが、16両固定編成たる東海道新幹線と最大の違いだ。


 そんなこんなで車内に入れるようになれば、その全景を収められるのが列の先頭で並んだ"特権"。在来線サイズとあって少々狭く、2列2列の普通車座席。収穫近い実った稲穂を連想させる黄色の座席色と、田舎の古民家を思わせる茶色い木目模様をした壁面。これが内装面で大きな特徴となる。
めぐ「これ結構好きだからさ、乗りたくって。」
もも「ああ、だからわざわざ…。」


(S)フロムアクア(JR東日本ウォータービジネス) 108円
 特に最前列は大きなテーブルもあり、電源コンセントをすべて独占できるもの。とりあえず"夕食会の用意"を並べておくとして、タイミングを見計らっていただくとしよう。

2.東京18:36発→仙台20:49着 新幹線やまびこ217号/仙台行き E621-19
 発車すると少しして地下へと進んでいく…。
なぎ「またタイミング?」
めぐ「…すぐ入っちゃう。」


 上野に停車してからもう少々進み、地上に顔を出したやまびこ217号。福島まではかつての『あおば』を彷彿とさせるよう、各駅に停車していく。


 遠目に見えたのは尾久の車両基地だろう。その中には見慣れない、シャンパンゴールドらしき色をした車両の姿が確認される。あれはJR東日本のクルーズトレイン『TRAIN SUITE 四季島』に違いない。
もも「ま、どうせああいうのなんかは。」
さく「多分ないかもね。当たらないとかも言うし、低予算。」


 赤羽からは埼京線に並行しており、帰宅時間帯で混雑するE233系7000番台と並走。3路線分が線路を共有している新幹線も、この区間は速度を抑えられている。
もも「本当、外から見る分には気分いいもん。」


 東京外環自動車道を跨ぐ新幹線と在来線。埼玉県内(関越自動車道)から千葉県内(東関東自動車道)までつながり、ひとまず環状道路としてある程度機能し始まった。日没を過ぎて暗くなる中、灯り始めた明かりが愛おしい。
なぎ「…道路の景色か?」
(つづく)