7月20日はあまり計画らしい計画を立てず、往路はJRを乗り継ぎ指定席『Aシート』や臨時『エキスポライナー』へ。復路は大阪市内から近鉄で一気に名古屋まで帰っていった。ではしっかり計画を立てて朝からスタートし、近鉄の急行を乗り継いだ際はどうなっただろうか?
A2.近鉄名古屋8:01発→伊勢中川9:23着 急行/伊勢中川行き
まずは名古屋線。長距離運用を前提とするためトイレは必須とされ、原則としてクロスシート車(L/Cカー含む)が4両とロングシート2両。6両全てロングシートということもある。このパターン…、どこかで見たことあるな。
A3.伊勢中川9:33発→鶴橋11:22着 急行/大阪上本町行き
長距離運行する大阪線の急行はクロスシートかオールロングシートかわからず、トイレ付きとはいえやや不安かもしれない。とはいえ榊原温泉口から桜井までは長々と各駅に停車しており、そこまで"格"は感じられなかったり…。
今回取り上げた急行の場合、停車時間が設けられているのは青山町,名張,大和朝倉。青山町では4分停車しており、途中待避があるものと考えられる。名張と大和朝倉ではそれぞれ2分なので、乗務員交代ぐらいがせいぜいか。
桜井からは榊原温泉口以来、ようやく本領を発揮する。鶴橋までの間は大和八木,大和高田,五位堂,河内国分,布施に停車し、快速急行はこのうち河内国分,布施を通過。停車駅の多い特急(阪伊系統)は加えて五位堂を通過する。
A4.鶴橋11:23発→大阪難波11:29着 普通/阪神尼崎行き
鶴橋からは同じホームで隣り合うよう、奈良線から難波線への乗り換えができる。記載した普通は阪神へ直通しており、新車(8A系)は乗り入れに対応しないことから入らないとわかる。
復路についても検証事項があるので見ていこう。
B11.大和八木18:52発→伊勢中川19:58着 快速急行/宇治山田行き
大和八木で待避していた快速急行へ乗り換えるならばどうなっただろうか?こちらは18:47に入ってきており、5分停車する間に特急『ひのとり』を先に発車させている。本数が多くないため、以降は途中待避することがない。
大和八木から伊勢中川までは66分かかっており、桜井から榊原温泉口の停車駅で見れば大和朝倉,長谷寺,三本松と伊賀上津,西青山,東青山は通過する。長距離運用を前提とするためトイレは必須とされ、遭遇した際は5820系(L/Cカー)の6両編成がいた。
B12.伊勢中川20:16発→近鉄名古屋21:34着 急行/近鉄名古屋行き
伊勢中川では8分後に名古屋線の急行が来るも、ここで10分停車している。こちらも長距離運用を前提とするためトイレは必須とされ、原則としてクロスシート車(L/Cカー含む)が4両とロングシート2両。6両全てロングシートということもある。
伊勢中川から名古屋までは78分。実際に乗り続けた特急『ひのとり』は大和八木からこの間、津のみに停車していたため2分差が65分差に…。特急のスピードなどさすがのものだ。
さて選択肢はこれだけにあらず。大阪難波から名古屋は直通する特急『ひのとり』だけでなく、伊勢中川で乗り換えるパターンも可能となっている。こちらについても検証しておこう。
C10.大阪難波18:10発→伊勢中川19:34着 特急ビスタカー/宇治山田行き
実乗した『ひのとり』の10分前に大阪難波を発車。鶴橋から先、大和高田,大和八木,榛原,名張,伊賀神戸,榊原温泉口,伊勢中川の順に停車。実のところ、これらに停車していく特急も気になっていたりしたのだ。
また名張では3分停車している。この時間って、もしや…?
C11.伊勢中川19:37発→近鉄名古屋20:38着 特急伊勢志摩ライナー/近鉄名古屋行き
伊勢中川は3分乗り継ぎで名古屋線への特急へ乗り換えられる。指定そのものは同時に可能なほか、料金も通算で扱われる。この間は津,白子,四日市,桑名に停車。難波で10分先行したはずが、名古屋到着は9分遅くなった。
やっぱりか!特急同士での待避は、近鉄ではさほど珍しくなかったらしい。モノによってはそれを2本することもあり、これは結構ハマるな。
(2025年の大阪にA乗り鉄旅 机上検証おわり)