2025年7月20日(日)午後3時1分 大阪市此花区/桜島駅


 新大阪から17分ほどで終着駅、桜島に到着した。隣には万博のフルラッピングを8両全てまとった編成が待っており、その車内は通常と変わりない。エキスポライナーには1両だけ特別仕様となる編成が、平日朝の片道4便(221系)を除き原則として使用されているはずだ。


 改札を出ると万博会場へ向かうバスの案内があり、待機する列を整理するため動線も確保されている。上を見上げれば阪神高速の橋が通っており、こちらも何かと気にさせてくれよう。今回は万博を目的とせずチケットも有していないのだが、バスだけ乗ってもよかっただろうか?


 駅の終端には時間限定となる出場専用口が設けられた。この時間は既に閉鎖されており、この向きに入場することもできない。ホームを見れば、先ほど乗ってきた323系は1両だけ専用仕様。先頭車両が階段から遠いとなれば…?


7.桜島15:15発→新大阪15:32着 臨時エキスポライナー7120/新大阪行き クモハ322-11
 こうなれば乗るしかない。先述したように1両だけ専用の装飾がなされており、今回の万博関連では数少ないパビリオン的な要素を持った交通車両となる。


 乗って見れば更なる驚きが待っていた。車内は荷物棚が外され、天井までLEDパネルが埋め尽くしている。元々この車両(1号車)は座席が少ないのだが、これらの装置を置くために使用された格好らしい。突起の生じた座席は背もたれが高くなったものの、違和感を拭えない。


 しかもLEDパネルの演出にはライブ映像もあった。空きが多かったところへユニバーサルシティからの乗客が多く、恒常的な需要は確実にあると実感できる。ここからは大阪のうめきたエリア(地下ホーム)まで時刻表上、途中停車がない。


 速度そのものは上がっていかず、西九条を通過する際には単線であることから交換待避のため停止する。反対側を通過した特急『くろしお』は287系のうち、先頭車両に旧塗装をイメージした装飾がなされていた。


 往路と同じように、旧来の貨物線からあった踏切を通過していく。


 地下へ進むと、車内では歴代に開催された万博を紹介する演出が流れてきた。やはり名古屋地区に居を構える身として、2005年愛知万博を外すわけにいかないだろう。あれから早いもので20年になってしまった。


 桜島から乗ること18分で新大阪に戻ってきた。このホームは主に新大阪始発の特急が発車しており、折り返しは往路と同じく『エキスポライナー』として桜島行きとなる。

(現)健康ミネラルむぎ茶670ml(伊藤園) 149円[軽]
 猛暑続きなのは名古屋も大阪もほとんど同じ。手持ちの水分がそろそろきつくなってくるので、このあたりで1本でも確保しておこう。


(M)JR運賃:桜島→新大阪 240円
 新大阪からは地下鉄御堂筋線を経て、北大阪急行電鉄の新規開業区間を制したい。JR在来線の改札を出て右へ進み、150m進んだ2階とある。


 新大阪は1964年に新幹線駅として開業しており、駅前は古くから人工地盤に仕立てたスペースが確保されている。新しく改装されていく内装との対比も面白きものか。


 2階へ下りてからも、地下鉄の改札まではまだ180m有していた。この間店などが結構多くあり、モノには困らないか。


 ようやく地下鉄の改札へ来た。自動改札は入場口と出場口が概ね分かれているほか、顔認証用の通路も1つある。


 地下鉄のホームはJRコンコースと同じ3階にあり、1面2線の島式となる。地下鉄御堂筋線には天王寺から新大阪の区間便があり、江坂方向にある引き上げ線へ入って折り返していく。ホームドアの音はどこかで聞いたことのあるものだが…。
(2025年の大阪にA乗り鉄旅 つづく)


さるぼぼちゃん「ということで、2025年の万博関連ネタは以上になりますかね。まあ何せこのところは低予算ですので、入場料やチケットなどは確保しておりません。交通機関もパビリオン的なモノを期待しつつ、せいぜい今回の演出ぐらいですかね?むしろレギュラーに期待します。」