2025年7月19日(土)午後 岐阜県本巣市/樽見駅
今回は樽見鉄道の終着駅である樽見を見ていこう。駅そのものは2013年に到達しており、今回は原付で来たくなったついでのネタだ。
開業時からの駅舎が全焼被害にあった後、円形の通路となる現在の『うすずみふれあいプラザ』となり駅舎が再建されている。もっともガラスで仕切られたスペースも含めて無人となっており、あくまで"自治体の施設"という位置づけなのかもしれない。窓口のような区画も機器室としてのみ使用される。
1面2線の島式ホームとなっていたところ、調べれば現在は名実ともに単線のみ使用されているらしい。ホームは完成当時から狭く、屋根が短ければベンチも置かれていない。現状は通常時1両で最繁忙期(桜ダイヤ)でもせいぜい2両なことから、駅舎から遠い部分が閉鎖されていた。
この先に続くような1線スルー式の構造も、現在は使われていない。機関車が客車をけん引していた当時、この構造を用いて機回しを行っていた。この先も計画自体は存在していたのだが、樽見まで開業した1989年時点で第3セクターとなったため事実上の計画廃止と見ていい。
駅名標は以前に見ていたかもしれないし、収めなかったかもしれない。フォーマットそのものは織部と同じく一新され、駅番号TR19も加えられている。
(おわり)