弥富市によれば、弥富駅(JR・名鉄)の自由通路整備および橋上駅舎化事業がある。2023年7月時点では駅出入口が南側にしかなく、北側からは大きく迂回を強いられるほか踏切も介していた。この踏切も普通自動車以上の通行に適しておらず、"南北格差"の解消が求められていたのだ。
加えて現状の跨線橋にはエレベーターやエスカレーターがなく、バリアフリーの面で問題があった。今回の自由通路整備および橋上駅舎化事業はその目的もあり、完成後は段差なく駅の移動や南北移動が可能と期待される。
2025年7月3日(木)午後4時41分 愛知県弥富市
ということで2025年7月3日現在、弥富の駅北側は用地が空いている。橋上駅舎及び自由通路とするには広く、南側に駅前広場がないことから駅前広場を設けるのだろう。こちらはこれまで駅の入口が設けられていないことから、回ってくる際に少々迷わせた。
合わせて名鉄も単独で駅が設けられる。現在はJRとホームを共有しており、改札も有していないことから乗り換える際に少々の処理が必要となる。新しい名鉄のホームは駐車場があったところへ1面1線だ。それにしても3700系後期型とLED行先標は違和感がない。
JRの弥富は引き上げ線を有していた。三重県方向のホーム"先端"が島式となるように設けられつつ、この位置に定期旅客列車は停車どころか停止もしない。それでいて枕木は新しいコンクリート製って…。
トイレを解体した跡に門型で鉄骨が組まれていた。これが橋上駅舎や自由通路と直接関係する構造物なのか、あるいは仮の出入口に使うのか。いずれにせよ、今後工事が進捗することでわかっていくのだろう。
(おわり)