163.宇治金時は宇治抹茶でなくとも宇治金時説

 宇治金時は「宇治抹茶を使ったかどうか」ではなく、「緑茶シロップ+小倉あん+氷」の組み合わせスタイルを指す名称になった、という説があります。この説に従えば、たとえ産地が宇治でなくとも、緑茶シロップと小豆あんをかけたかき氷なら「宇治金時」と呼んで差し支えない、というわけです。  

余談・関連トピック
・他にも、「金時」の由来を赤い小豆を『金太郎の金時芋』に見立てたものとする説などがあります。  
・関西では「抹茶じゃなくても宇治金時を名乗る」店もちらほら。観光地やチェーンによっては、ほうじ茶シロップ版やフルーツソース版を“宇治金時風”として展開しています。  
・ご自宅で試すなら、市販の抹茶シロップのほか、手軽な抹茶パウダー+砂糖+お湯で自家製シロップを作るのもオススメ。小倉トッピングは缶詰でも十分おいしく仕上がりますよ。
 

164.川のどっちが右岸で、どっちが左岸だったか

川の右岸・左岸の見分け方
 川の右岸と左岸は、川の流れ(上流→下流)の向きに立って判断します。下流方向を正面に見たとき、右手側が「右岸」、左手側が「左岸」です。

定義
 流れに背を向けて立ち、視線を下流に向ける。
右手側 → 右岸
左手側 → 左岸

地図上での確認方法
1.地図の上が北とするとき、川の流れ(上→下/小さい標高→大きい標高)を矢印で確認。
2.矢印に従って見て、右側に当たる岸を右岸、左側に当たる岸を左岸とする。

覚え方のコツ
 「下流に向かって右にコップを置くと水がこぼれる」イメージ。
 流れの矢印を見て、必ず下流を“前”にしてから判断。
 実際に川沿いを歩くときは、下流への進行方向を意識すると迷わない。

図解イメージ
      ↑ 上流
左岸  | 川 | 右岸
      ↓ 下流


 この図のように、川の「↑→↓」を流れる向きと捉え、↓方向を正面として左右を判定します。

ということで…

 下流からの目線が基準となるということか。上流から見ると、右が左岸になる。覚えておきたいんだろうけど、どこへ記そうか。
(おわり)