2025年6月28日(土)午後5時6分 岐阜県関市/関駅(長良川鉄道)


 美濃太田から19分で関に到着。ここからしたかったことは駅前の『関シティターミナル』と、そこから名古屋(名鉄バスセンター)までバスで直行できるバスは時刻が合うのかどうかということ。


 関シティターミナルは実質的に駅前広場のバスロータリーであり、バス乗り場は3か所。岐阜バス,関シティバス,マーゴ無料バスが、それぞれ色分けされて分かれている。また中長距離のバス利用に向けて、一般の駐車場を有している。


(現)おいしい麦茶600ml(ダイドードリンコ) 150円[自]
 名称が"ターミナル"という大層なものであることから、ロータリーで終わることなく窓口,旅行案内所,トイレを有する待合所も構えていた。冷房を完備する室内で過ごしつつ、足りなくなってきた水分を補充しておこう。

 さて名鉄バスセンター(名古屋)まで直通する高速路線は発車後であったため、乗り込むならば18:05発まで待たなくてはならない。岐阜までバスに乗るならば770円、名古屋は1200円となる。


 この"シティターミナル"は関の駅舎と反対側にあり、元からあった"裏口"が完成とともに装いを改めている。長良川鉄道の一般車両は全てワンマンであるため、乗車券を購入せず車内精算で成立するのだ。


7.関17:32発→美濃太田17:53着 普通120/美濃太田行き ナガラ503
 美濃太田行きがちょうど入ってきていた。4本目にしてようやく従来型の車両となり、旧塗装をベースに装飾をまとっている。LED式の行先表記となっており、側面にもあることからナガラ500となる。


 車内はオールロングシートとなっており、横引カーテン共々淡緑灰色となる。ベースは富士重工製の車両ながら、製造は新潟鐵工所から継承された新潟トランシス。樽見鉄道ハイモ295-516と同じく天井周りなど、両社の標準型気動車を併せ持つ造作となったらしい。

 湯の洞温泉口始発であったため、車内には空きが目立っていた。後はそのまま流していこう…。乗客の流れとして、土曜日にして制服姿など定期利用が多いらしい。


 関から乗ること21分。美濃太田に戻ってきたところで、今回の長良川鉄道は今度こそこれにておしまい。JRで名古屋まで帰る際、ICカードで改札を出ない間は最短で運賃の計算がなされる。


8.美濃太田18:00発→岐阜18:33着 普通750C/岐阜行き キハ25-5
 往路が多治見を経たため岐阜から回っていこうとすれば、このタイミングでキハ25の5本しかないクロスシート車両がいた。とりあえず座れれば、景色も幾度となく見ているので寝てしまっていいだろうと…。


 美濃太田から33分で岐阜に到着。折り返しは多治見行きとなるようで、やはり高山などへの長距離運用に入らないのが物足りない。この次となる下麻生行きは3両なことからキハ75となり、乗車位置も異なる。

9.岐阜18:37発→名古屋18:58着 特別快速5126F/豊橋行き モハ313-5301
 岐阜からは普通でじっくり向かいたいところだったが、肝心の普通は折り返さず入ってきていない。このため今回は特別快速に乗ることとなり、313系8両のうち5000番台となる前6両編成へ。空席があったので座っておこう。


 さて乗車した車両は313系のうち中期型にあたる。初期型から変更された箇所がそこそこあり、照明カバーは難燃性に優れた繊維製となった。登場時は青みがかった色味も特徴だったのが劣化し、黄色味が混じって薄気味悪い色合いになったほか暗くもなってしまっている。


 岐阜から乗ること21分。到着したホームは朝と違えど、この日出発した名古屋に帰ってきた。

(M)JR運賃:美濃太田→名古屋 990円
 美濃太田で述べたように、ICカードで改札を抜ける際は運賃が最短経路にて計算される。このため運賃のやや安価な太多線経由で計算され、1000円を切ることとなるのだ。


 ということで、やはり名古屋駅のビル群と共に終わるのが"らしい"のだ。岐阜県で最後の完乗を果たすべく、旅漫画に触発されて長良川鉄道を"ざつ"に制した旅。これにておしまい。

10.名鉄名古屋19:21発→木田19:46着 普通/弥富行き 名鉄3565
 最後の名鉄は正直カットしていいのだろう。とりあえずは"帰るまでが…"との了見によって、便宜上記載するに過ぎない。気になった要素が特にあれば別だが、せいぜい機器更新済にしてヘッドライトが従来方なままという程度。
(岐阜県最後の完乗へ!長良川鉄道の"ざつ"な旅 おわり)