2025年6月28日(土)午前11時11分 岐阜県美濃加茂市/美濃太田駅
4.美濃太田11:35発→北濃13:40着 普通7/北濃行き ナガラ601
長良川鉄道のホームにいたのは新車であった。国鉄急行色をまとっており、車内はオールロングシートにしてトイレも有していない。ワンマン装置にクレジットカードのタッチ決済などの端末を持つものの、どうやら不調らしい。
右を見ていこうと座り、座席が埋まって発車。まずは美濃加茂市内、家など多いところを進んでいく。前平公園という"公園"はどこだったか。
そのまま富加町へ。第3セクター鉄道の例に漏れず、国鉄時代からある駅と第3セクター移行に開業した駅がある。富加は国鉄時代からあり、国鉄時代からの駅舎が引き続き用いられている。
関口はホーム1本の単線に隣接してコンビニがあるというのか、コンビニが駅舎となっているのか。駅そのものについて調べれば国鉄時代からあったらしく、駅舎が建て替わって現在に至るという。
せきてらすを逃し、そのまま関に停車すると下車が目立った。過去乗っているのはここまでであり、ここから先を乗っていくことが今回の目的である。本社と車両基地を有するだけあり、相対式ホームにして規模はそこそこ大きいかと。
関から美濃市にかけてはかつて名鉄美濃町線が通っており、廃止されて以降はその役目を兼ねることとなった。沿線を見ると農地が広がっており、緑濃くなる季節と青空はよく似合うもの。
しばらくすると山間を1つ介しており、抜けた先に美濃市の駅がある。美濃市から先は山へと分け入っていくことだろうから、この辺りはそれほどでないということ。
美濃市は長良川鉄道で未到達ながら、高速バスと原付では来ているというのが不可思議かもしれない。島式ホームへ先に入っていた美濃太田行きが、先に発車していった。
そのまま山へと上るよう進んでいき、あっという間に建物も見られないほど少ない。
並行する高速道路も美濃からは勾配が続くこととなり、加えてトンネルも多く介しているため長良川鉄道より線形がいい。湯の洞温泉口から温泉は遠いらしく、最初のトンネルは駅を出てほど近い位置にある。
路線名にある清流、長良川と国道156号。洲原の駅近くにある『須原』から、岐阜県道288号が『洲原橋』を渡っている。
やがて国道は道の駅『美並』まで1kmほどとある。長良川もここから幾度となく渡っていくところ、どこまで収めていけばいいのだろうか?
鉄道の駅(木尾)から道の駅『美並』はさほど遠くなく、歩いていくことができるだろう。原付シリーズはともかく、鉄道乗車ネタでも次回以降は目的地にするのも悪くないかもしれない。
八坂のホームは左にあるため『日本まん真ん中の駅』の看板を収められず。続くみなみ子宝温泉もホームは左にあり、駅の全体像を収められなかった。
大矢は久々に相対式ホームを有する駅だったりする。この路線は美濃加茂市,富加町,関市,美濃市,郡上市と通っており、特に北部となる大部分は郡上市に位置しているのだ。
ここからしばらく左側に長良川の景勝を見られることとなる。往路で収め損なった分、復路はしっかり押さえておきたい。
美並苅安は国鉄時代から木造駅舎が使われており、ホームには貨客混載業務に使用する宅配用具が置かれていた。2018年から貨客混載事業が行われているという。
赤池の手前からも長良川の清流を眺められた。赤池はホームが1本のみの単線で、始発や終着となるモノはない。赤池の次は深戸であり、平針でも日進でもない。
深戸の手前から郡上八幡までは国道156号で11km。右はまさしく日本の田舎風景になっている。長良川は左に流れているので、復路にて押さえておきたい。
さらに長良川を渡る鉄橋が景勝地となり、美しい清流を眺められる。何せ事前調査もないため、角度など結構読めないのだ。
相生は左に単線のホームがある。こちらも新幹線駅などなく、在来線も上郡や播州赤穂へ分岐などしていない。
相生からは右に長良川の景勝を見られることとなる。川の流れる青い色合いはどのように表れていくものだろうか?
まだまだ長良川を渡っていく。国道156号から大規模林道が分かれており、下呂までは48kmとあった。
(つづく)