2月までにJR東海静岡地区の残存していた211系が全廃し、静岡地区の在来線一般車両は313系と315系へ統合。ということで2025年は名古屋地区の"車両性能統一"に向けていく。


 3月15日にJRグループなどダイヤ改正があり、JR東海では名古屋地区から浜松への直通が削減された。そんな改正後の月曜日になり、311系4両編成2本が西浜松へ回送された。

 引き続き新規で投入される315系は、3000番台4両編成2本が4月に入ってからの登場となった。C115編成からとなり、名古屋地区向けとなる。


 4月後半からは新たな動きが出てきており、神領の313系1300番台2両編成2本が大垣へ。個人的にR0編成だと思ったら、R200編成となるらしい。そのまま4月21日からB200編成を名乗り、飯田線で運用を開始した。

 315系は3000番台4両編成2本が、4月後半に入ってからも新規で投入される。4月以降213系に運用を離脱する編成が出てきており、連休を前にして2両編成2本が西浜松へ回送される。

 少し間の空いた5月後半になり、神領にいた313系1300番台2両編成2本が大垣へ。最終的には飯田線だろうが、一旦311系の置き換えに使うかもしれないか…。しかし実際は5月末になって、213系は2両編成2本が西浜松へ回送された。


 315系はというとまた少し間の空いた6月中旬になり、3000番台4両編成2本が新規で投入される。合わせるように311系は6月末をもって定期運用の終了が発表されており、引退セレモニーに供する編成は2本。

 先駆けて1本が退役するとされており、4両編成1本が6月中旬になって末を待たず西浜松へ回送された。残す311系4両編成2本は、7月12日のツアーがそのまま西浜松へ回送を兼ねることとなる。


 2025年6月26日現在、JR東海在来線名古屋地区における一般車両の関連分は以下に示すとおりになっている。
 

315系

 3000番台名古屋地区4両編成×20本

311系

 4両編成×2本
 

213系

 2両編成×10本

313系

 300番台大垣区2両編成×5本

 1300番台神領区2両編成×20本

 1300番台大垣区2両編成×4本

 

 

 加えてしばらく動きのなかった、特急用ハイブリッドのHC85にも新情報。2027年をめどに合計6両が追加され、編成数や運用など増強を図ることとなった。


 もっとも個人的意見として68両では全く足りず、D9(グリーン車付き4両編成),D205(グリーン車なし4両編成),D111・112(2両編成×2本)の各編成を導入すべきと考えていた。ただしグリーン車付き4両編成はD1編成を"先行試験車"へ戻し、水素エンジン試験に供するのが目的。
(2025年9月頃につづく)