2025年6月11日(水)午前11時21分 愛知県愛西市/藤浪駅


 今回は所用のため休暇を取得しており、ついでとして名鉄津島線の藤浪駅を見ていくとした。愛知県は津島市と愛西市のほぼ境目に位置しており、愛西市の佐織庁舎も駅から遠くない。


 駅の入口は1箇所のみとなり、愛知県道79号の近くとなる。現在の高架駅となったのは2002年となる。


 高架工事が完成したと同時に、駅前広場が設けられた。基本的に一般車両の乗り入れに向けており、バスは地域を巡回する小さな路線のみ発着がある。


 駅の内部にトイレはなく、駅前広場に公衆トイレが設けられている。2000年代の完成らしくあるも、藤浪の駅が無人となっているためそこまで手入れが届いていないのかもしれない。


 駅の周辺は住宅地となっている。コンビニやドラッグストアが近くにあるため、モノには困らないだろう。道路も付近の高架化によって、通り抜けができるようになった。駐輪場は区画がなされているも、市営であるため無料で利用できる。


 藤浪の改札周りは無人化されており、自動改札機などは遠隔で管理される。券売機や精算機は高架下に小屋を設ける形となった。自動改札機は遠隔対応幅広タイプ,ICカード専用,通常タイプが1通路ずつ。


 ホームへは正面の階段を上がっていくか、それぞれのホームごとにエレベーターが設けられている。発車案内などはなく、簡易型のLED式装置によって流れるだけとなる。


 正面の階段を上がってからは、それぞれのホームごとへ向けて左右前後に分かれていく。


 単純に相対式ホームとなり、これは高架化以前から変わっていない。屋根は天井が高いこともあり、鳥など入りやすいのだろう。吊り下げ構造物に針めいたモノが付いていた。


 駅名標は壁面に取り付けられており、ライトなど一切ないタイプだ。駅番号TB06は津島線で1駅目となる甚目寺から付番され、尾西線の弥富(TB11)まで続いている。


 ホームには双方向共に待合室が設けられた。空調設備は搭載されておらず、夏場は暑いため窓や扉など常時開放されている。


 津島方向は津島線として残り短くあり、程なくして尾西線に合流することとなって津島へ。実際には津島から佐屋も複線となり、尾西線が津島線に合流するといったほうが正しいのかもしれない。


 須ケ口方向は勝幡まで高架を進んでおり、準急以上はそこそこの速度で藤浪を通過していく。もっとも昨今は須ケ口方向への準急も削減され、津島方向で通過するは平日朝の急行1本と、平日夕方以降の特急しかない。
(おわり)