2013年9月28日(土)午後4時45分 名古屋市中区


 続いて『アートラボあいち』も無料で見ることができる。順に4階まで上がり作品を見てから、地下へ。黒い部分に入らないようにとのことだが、その上に架かる"木でできた橋"が少しきしむ印象があった。

 なお長者町の『アートラボあいち』は閉幕した11月末でいったん閉業後、2015年から大津橋(愛知県庁大津橋分室)と統合する以前の2017年まで営業していた。


 『八百吉ビル』の外壁に描かれているは、独特な装いをした合計6人。水色とピンク色が3人ずつ、交互に並んでいる。


 こちらは"梯子を上る人"。見ると、ご丁寧に窓の部分にも梯子が立体的に描かれている。
ももか「これはテレビでもやってたもんよ。」


 ショーケースにもファッションの何かあったところ、詳しくはよくわからないままだ。


 そして『吉田商事』の1階部分。窓には"ビル公開空地"と同じような漫画絵が描かれ、中はTシャツが並ぶ。『八百吉ビル』と合わせたこれらの3か所は横山裕一氏の作品となる。
めぐみ「…これぐらいかな?」
ももか「まあタダならこれで十分よ。」

 結局アート作品など、美術鑑賞の嗜み方もよくわからぬままであった。とりあえず今回は、無料で見られるところだけ見たということ。
ももか「で…。」
めぐみ「まだもうちょっとだけいい?」

 日も傾いた、9月末の夕方5時過ぎ。日が沈みきる前に栄へ向かおう。
ももか「…何の用事かはいいけどさ。物産展とかじゃないの?」
めぐみ「物産展もだけどそれだけじゃないかも。」


 桜通(国道19号)から大津通に入り、しばらく行くとサンシャイン栄となる。"都会の観覧車"が目印だ。
ももか「…鹿児島のアレとか?」
めぐみ「まあアレもだけど、テレビ塔も登っちゃったし…。」
ももか「いいんだ…。じゃあ名古屋の景色はもう十分ってわけね?」
めぐみ「…夜景どうかな?」

 三越を通過する。
ももか「そういや去年歩行者天国だなんだか…、よね?パソコン壊れたとかのついでで…。」
めぐみ「今年どうなんだろ…?」
ももか「…帰ってから調べれば?」


 今回、最小限の資金は持ってきている。では松坂屋の北海道物産展でものぞいておこう。
ももか「金ないのに見る気は満々で…。」
ひろみ「試食目当てじゃないのか?」

 やはり大人気の北海道物産展とあって、人が多い催事場。あくまで"費用を抑える"べく、試食などで楽しんでおく。せっかく来たからには、やはり何か食べたいもの。


(現)白い恋人ソフトクリーム(石屋製菓) 300円
 白い恋人らしく今回はホワイトを選択。他と比べても濃厚なミルク味と思いつつ、"白い恋人と同じホワイトチョコ"が入っているとは思っていなかった。そういえば、白い恋人もご無沙汰な気がする。ついでに本日、交通費を含めても最初の出費となるソフトクリームであった。
ももか「いつだっけ?修学旅行?」
めぐみ「どうかな…?」

 もう少し見た後で外に出れば、すっかり暗くなってしまった。何やら聞き覚えのある曲が聞こえてくる。そういえばこの日、久屋大通公園で『メ~テレ秋祭り』があったんだっけ…?
めぐみ「ああ、今朝見たんだっけ…。」
ももか「いや、テレビ見たかどうかなんてどうだっていいの。じゃあこれで…。」
めぐみ「…もうちょっとだけ。」
ももか「まだどっか回る気!?」


 イベントのためか自転車置き場は空いていないようだ。
ももか「本当…、暗いのにまだやらかす気だもん…。」
めぐみ「でもまだ6時だし。」
ひろみ「6時って暗くなるの早くなったよな。」

 もう少しのお楽しみのため、大須へ向かおうか…。
ももか「…行く気だったんでしょ?」
ひろみ「それで金気にしたんだな?」


 大須に来てみれば、毎月28日で縁日とのこと。
めぐみ「今日いくつめ?」
ひろみ「縁日知らなかった?」
めぐみ「知らなかったけど…。」

 では1年前の"パソコン救済企画"と同じように、『李さんの台湾名物屋台』へ向かう。昨年の時点でテレビに数多く紹介されており、有名な店である。
めぐみ「なんか食べたくなっちゃって…。」
ひろみ「やっぱりそうきたか。」


(現)台湾唐揚げ(李さんの台湾名物屋台) 450円
 前回とは異なり、今回は"タレのかからないもの"に決定。辛さが選べ、"ふつう"を選択。揚げたてはもちろん熱々で、外は前回味わえなかったサクサク感がある。"ふつうの辛さ"ながら、なかなかの攻撃力を見せ付けてくる。
ももか「慌てなくたっていいのに、また口の中やけどしてさ…。」
ひろみ「おま…、みんなそうだろ。」


 御馳走様。さあ、時間はもうすぐ夜7時。遅くなりすぎないうちに帰っておきたい。
ももか「もういいんじゃない?」
めぐみ「いいけど…。そろそろ帰りたいし。」
ひろみ「帰りたいって…。」

 ではこの辺で…。

 さあ、あま市まで1時間以上かけて帰ろうか。唐揚げのためにのどが渇いてきたので、途中にあるコンビニで125円のドリンクを購入。帰りは県道68号を通っていく。県道沿いの『萬珍軒』はテレビに出てきたこともあり、"玉子とじラーメン"を求めてか行列もできていた。

 

 

ブラックアーミーさん「さて2016年は岡崎市や豊橋市でも開催されまして、そちらを見ていくこととなりました。2019年も開催されたのですが出向くことはできず、しかも物議を醸す事態もありまして…。2022年からは国際芸術祭『あいち』に改まり、2025年も開催されます。」


 ということで、後半は流れのまま無関係なイベントに首を突っ込む形になってしまった。今回のように、低予算中の低予算な企画はいかがだっただろうかと。そこまで面白いわけではなかったとすればそれまでだ。
(おわり)