名鉄では地下鉄鶴舞線直通用に500系を発表しているが、ある懸念が生じた。500系は最大9本しか導入できない…。


 現在使用される100系は110-120-150-160-130-140という並びになっており、上2桁が固定された状態となる。1991年に4本投入された際は6本が導入済みだったことから、上1桁を"2"にすることで対処していたという経緯がある。

 このため"200系"とされることがあり、最終投入編成(1994年製造)のみ仕様が大きく異なることから正式に200系となったのだ。

 500系を導入する際も、同様の問題が起こるとみた。合わせて500系の投入ペースによっては、より早く100系の寿命を迎える可能性がある。そこで今回は500系以外の投入パターンを独自に考えてみよう。


150系
 既存の100系中間車両はいずれも1993年製造であり、経年が浅かったことからリニューアルがなされていなかった。そこで500系が3本投入された後にそれらを集約して6両編成に再組成し、リニューアルと同時に両端の車両を先頭車へ改造する。

 内装イメージは先にリニューアルされた3500系と同等になるか、あるいは500系を目指すのか。なんならそれらに属さず、パノラマカーの復刻をイメージするのか。…個人的にはパノラマカーの復刻させるタイプが見たい。

 座席はそのまま、袖仕切りの大型化とポールの追設。車端部には液晶画面式の案内装置を設けることとなる。運転台部分は廃車となる車両から流用するか、まさか6000系の流用か。行先表示はカラーLEDに交換することで間違いなさそう。普通鋼製なので、5700系みたく可能だと考えた次第。


200系
 唯一1994年製造となる最終1本は6両編成そのまま、リニューアル改造を施して現役続行と考えた。この1本だけプレミアムな印象を与えるのも、結構悪くなさそうか。同じく座席はそのまま、袖仕切りの大型化とポールの追設。車端部には液晶画面式の案内装置を設けることとなる。


250系・350系
 中間車両を集約して再組成するのだが、先述した150系を考えると全て使用するには足りない。そこで"200系でない200系"は中間車を4両ずつとして、先頭車両は新規製造ということ。それこそ、どこぞの10-300Rになる。いくら中間車両をリニューアルさせようとも、これはさすがにしないか。

 と…、ここまでは既存車両の流用。以下は完全な他力本願で、完全なネタ話。

400系その1
 JR東日本から209系1000番台を購入し、6両編成としたうえで投入する。電動の中間車両は10両編成中6両あるので、2両分をどうするか。そのパターンも後述しよう。ただ209系1000番台は2本しかなく、両編成とも長野でライトが外されたともされる。今更この選択肢はないか。


400系その2
 東京臨海高速鉄道から70-000を購入し、6両編成としたうえで投入する。電動の中間車両は10両編成中6両あるので、やはり2両分をどうするか。加えて209系1000番台と異なり前面に非常用扉がなく、そのままでは地下鉄で使用できない。この選択肢も苦しいか…。

400系その3
 東京臨海高速鉄道から70-000を購入し、中間電動車両のみを活用し先頭車両を新規で製造して再組成。これならば地下鉄にも対応できることだろう。加えてJR九州(5月末現在推定)が購入しなかった"余りモノ"を活用することも可能だ。え、これも10-300R?

 というのも、おそらくJR九州は筑肥線の103系1500番台の置き換えを目的としている。現状はすでに地下鉄直通もなく、3両編成でのみ唐津寄りでワンマン運転を行っている程度だ。4両編成ならば十分だろうが、改造する際に先頭車両のみ購入する必要が出てきたということ。


 …まあ、さすがにやりすぎか。
(おわり)