もも「こんばんは、鉄旅リターンズプラスです。今回はね…、これも結構古いリメイク?2008年の末に18きっぷ買っただけって話。後肝心の本編に当時の写真なくって、そこだけよろしく。」
2008年12月25日(木)午後1時2分頃 愛知県犬山市/犬山駅を出発
1.犬山13:02発→名鉄岐阜13:32着 急行/名鉄岐阜行き 名鉄3557
年末年始に使う青春18きっぷを購入すべくJRの駅へ向かうところ、やはり何もなく終わらせるのももったいない。そこで今回はあえての岐阜で仕入れようと思いつつ、せっかくならばと少しだけ回ろうと企てた。
めぐみ「なんで来たの?」
ももか「…カンを戻すためよ。別にアンタと一緒にいたいんじゃないから。」
めぐみ「カン…冬行くからね。」
ももか「わかってる。」
今回は1人で買いに行くつもりなところ姫もついてきた…、ということ。夏休み旅行から帰って4か月空いており、感覚を戻したいらしい。
めぐみ「だから18きっぷ買いに岐阜行くの。」
ももか「名古屋じゃなくて?」
めぐみ「なんか岐阜で買いたくて。」
ももか「まったく…。」
めぐみ「名古屋じゃ面白くないじゃん。」
ももか「面白くないとかじゃないの。」
各務原線の急行は犬山を発着としており、27日のダイヤ改正以前からこの形態となっている。新鵜沼から名電各務原,三柿野,六軒,各務原市役所前,新那加の順に停車し、新那加からは普通になる。
めぐみ「最初の…、なんていうかな?ちょっと上がってくとこ。急行だし、飛ばしてくんだよね。」
ももか「ああ、なんかそうね…。逆だったらちょっとしたジェットコースターじゃないけど。」
鵜沼宿から羽場にかけて勾配を有していたのは、河岸段丘である各務原台地の端にあたるためだと出てきた。急行であればこの間に速度をそこそこ出しているため、特有の感覚を得られるのだ。
なお直後の改正で、普通も犬山を発着するようになっている。さらに2021年からは急行が廃止され、2023年改正で線内完結のワンマン普通のみとなった。
犬山から乗ること30分。到着した名鉄岐阜からはJRの岐阜まで徒歩移動となるが、ペデストリアンデッキは名鉄岐阜の前まで届いていない。直接つながっていれば、中央改札から段差なく移動できたことだろう。
めぐみ「これがなんて言うか…、ちょっと1回下がってまた上がるみたいな?」
ももか「別にそれぐらいでさ…、いいんじゃないの?するったって、名鉄とJRって。」
そしてJR岐阜の窓口にて…、青春18きっぷを手に入れた!
ももか「いや、わざわざ強調しなくたってさ…。それで今からどこ行くのよ?」
めぐみ「今日は軽め。今からJRで名古屋,地下鉄で八田,近鉄で弥富回って終わり。」
2.岐阜13:57発→名古屋14:23着 普通176F/大府行き クモハ313-304
年末の18きっぷ直前モノは予算面の都合や"1年の振り返り"という側面があり、基本的に軽く抑える方向性にしていた。2008年は夏休みの"抑止"が影響しており、特にその傾向が強い。ということで岐阜から名古屋まで急ぐこともないので、普通へ乗っていこう。
めぐみ「近鉄今まで乗らなかったから、今日ちょっと乗ろうかなって。」
ももか「そりゃ、近鉄だけ乗らないなんておかしいもの。仲間はずれになんかしたらさ…、それこそ。」
岐阜から名古屋までは26分。駅数が少ないこともあって、並行する名鉄名古屋本線では急行に相当している。そのまま近鉄であれば名古屋からでも乗り換えられるところ、今回はあえて名古屋市営地下鉄を挟むこととしたい。
3.名古屋発→八田着 高畑行き 名古屋市営5255
名古屋からは地下鉄東山線で八田まで乗る。2008年にようやく新車が1本入った程度であり、この時点では遭遇することもなかっただろう。以降は着実に増備が進められ、新車たるN1000もすっかり定着している。
この間は地下で景色が見られないため、とりあえず流しておこうか…。
八田で近鉄に乗り換えよう。JRと共に高架化されて"総合駅"となり、近鉄の駅には"近鉄"が冠される。実際はJRの駅が高架工事以降、近鉄の駅から少々移動したらしい。
ももか「はい、近鉄に謝りなさい。」
めぐみ「…2年10ヶ月の間乗らなくてごめんなさい。」
2面4線式ホームを持つ近鉄八田は普通しか停車せず、通過列車が多い。
めぐみ「あ…、準急富吉2両?」
ももか「え?」
近鉄名古屋線の準急は名古屋から蟹江までのみが無停車で、以降は行先にかかわらず各駅に停車。特に富吉発着の準急は回送を兼ねており、一般車両であれば2両から急行用6両まで多彩だ。
4.近鉄八田14:59発→近鉄蟹江15:06着 普通/津新町行き 近鉄1063
とにかく、近鉄電車で弥富に向かおう。来たのは古典的なオールロングシート3両編成だ。座った感じも重みがある。
5.近鉄蟹江15:09発→近鉄弥富15:15着 急行/伊勢中川行き 近鉄5812
このまま普通でもよかったところ、蟹江から弥富まで先に行く急行へ乗っていくとした。急行はJR311系と同タイプの3扉車か、ロングシート・クロスシートの両方に転換可能な4扉車が来る。いずれもトイレ付きながら、今日来たのは後者。しかも後に名古屋線系統で1本しかないタイプだと判明した。
座席自体はJR仙石線の『2wayシート』と同じような構造で、クロスシート運用時は回転させて向きを変えられるタイプ。ヘッドレストがある分こちらの方が頭が若干安定するも、ヘッドレストがそもそもカタかったり。
今回は興味本位もあり、元から弥富までと決めていたため蟹江から6分で終了。これにて一応、この日は目的を終えたこととなる。
ももか「…これで終わんの?」
めぐみ「これで…、一応。」
6.弥富15:22発→木田15:42着 普通/東岡崎行き 名鉄6573
2008年の旅行モノを、ひとまず名鉄で締めよう。弥富から名古屋への直通はこれまで須ヶ口から準急となっていたところ、改正後は名古屋まで普通のまま運行することとなる。また2011年の平日日中に始まり、2021年からは休日も佐屋発着分が減少した。
(おわり)
もも「もう今だと18きっぷもタイプ変わっちゃって、バラバラってわけにもいかなくなったのよ。まあ今後するかどうかもわかんなくなっちゃったけど…、あるなら3日用もあるんだしそっちかもね。以上、穴埋め回の再編集でした。」