2025年4月29日(火)午後5時2分 岐阜県可児郡御嵩町/御嵩駅


8.御嵩17:04発→新可児17:16着 普通/新可児行き 名鉄6210
 御嵩から帰っていこう。同じ編成の単純往復となるため、乗り込むのは同じ6000系となる。固定窓にカーテンという高級志向なこのタイプも、リニューアルから早20年以上が経過。御嵩町内の広見線もそうだが、製造から50年弱となるこの車両も処遇が気になるところだ。


 御嵩口は以前から1面1線だったはずだが、左を見るとホームらしき痕跡が見られる。


 顔戸は可児御嵩インターの付近にある。この辺りの東海環状自動車道は拡幅が進められており、順次片側2車線で走りやすくなってくることか。


 1本のみの単純往復で間に合うようになり、1面1線式へと縮小された明智。使われなくなった線路は撤去が進められつつ、ホームは時が止まったように残っていた。


 学校前はこの区間がワンマン化される以前に廃止されており、駅名にあった"学校"も撤退してから長らく経ていた。乗客数も少なかったようで、普通しか運行されずとも通過するものがあったらしい。


 新可児に到着した。繰り返すように1本を単純往復させており、1面1線を使用して御嵩へ折り返していく。


 ICカードを利用する際は乗車駅証明書と共に窓口へ渡し、精算処理を受けることとなる。乗り換えの中間改札を抜けて、犬山方向のホームは1面2線。こちらも2024年改正以降はほぼ線内完結の普通のみとなる。

9.新可児17:25発→犬山17:46着 普通/犬山行き 名鉄9559
 ということで広見線は犬山までワンマン化されることとなる。一方で車両は9500系がワンマンに対応するなど、方式等は大きく異なることとなった。


 非電化単線となるJRの線路を上から跨いでいく。せっかくなので、今回はこの区間も押さえておこうか。


 日本ライン今渡が駅名のように、日本ライン下りの最寄りとして賑わったのはどれだけ昔話になるだろうか。今となっては可児市の市街地にある、量産型の無人駅でしかない。


 可児川は旧来の駅舎を残しており、より"らしい"駅となっていた。駅から続く県道の"停車場線"も日本ライン公園が名称に含まれ、現在は湯の華アイランドまでを結んでいる。


 西可児もすっかり無人化されている。周囲は山々が近くにあるように感じさせつつ、開発された住宅地が多く発展してきた。


 山間の短いトンネルを経て愛知県に入っていき、善師野と富岡前は急行が停車していなかった。駅の周囲は田舎風景そのものであり、利用は多くなかったのかもしれない。

 そのまま御嵩から合計42分で犬山に到着した。今回はこれにて終わるとしようか…。


 最後の最後におまけ。名鉄では『ウマ娘シンデレラグレイ』との企画を執り行っており、2200系の1本に装飾がなされたほか専用の放送も用意されているという。一般車両を2両追加した場合、そちらではどうなるだろうか?
(本編おわり)