2009年3月3日(火)午後1時31分 滋賀県大津市/近江舞子駅


6.近江舞子13:34発→山科(14:13)14:18着 普通2839M/京都行き モハ116-306
 223系に飽きていたこともあって、近江舞子で普通に乗り換えるとした。117系に乗っているのは東海の車両と、岡山にいる115系への改造車。それとサンライナーが1回ある程度で、この日まで関西地区の車両は1度もなかった。117系も一般運用は2023年に全て撤退している。
めぐみ「なんか独特な匂いしない?」
なぎさ「あ…、なんかするかも。」

 223系より性能が劣るといえ、往年は新快速として高速運転をこなしてきた117系。湖西線も湖西線で線形など規格が高く、駅間距離もあって速度を上げていく。外を見ると3月だというのに雪が降っている。
めぐみ「雪って、いいよね…。」
なぎさ「雪…、あんま降らないもんな。」

 近江塩津から山科まで各駅停車のみで99分。先に通過していった特急の遅れもあって、思いのほか時間がかかっている。ここからは彦根へ進むため、米原方向の新快速に乗りたい。

7.山科14:26発→野洲14:53着 快速772T/野洲行き モハ222-2017
 しかし時間があるので普通(西明石~高槻:快速)に乗り、野洲まで追いつかれておく。普通ながら221系は来ず、またも223系で多数派を占める2000番台だ。
なぎさ「…飽きたんじゃないのか?」
めぐみ「いや、いい気分転換になったよ。」

 この区間は幾度となく通っているため、あえて今回取り上げることはしない。野洲では隣に新快速が入ってくるので、乗り換えるだけ。

8.野洲14:56発→彦根15:16着 新快速3468M/長浜行き モハ223-1001
 新快速はここにきてまたまた登場となる、少数派の量産初期型となる1000番台。しかも変に運がいいのかトップナンバーとなった。
めぐみ「本当…、私のこと好きね。」
なぎさ「お前…、さっき何言った?」

 山科から彦根まで乗り継ぎ、合わせて50分。帰りは岐阜まで直行とするので、今回のメイン購入物となるべき青春18きっぷと一緒に買っておこう。
めぐみ「ついでに特急いいかな…?」
なぎさ「え?」
めぐみ「18きっぷで特急ダメだし、今なんとなく特急乗りたいの…。」
なぎさ「…いいぞ。」
めぐみ「いいの?」
なぎさ「お前が乗りたいって言ったんだからな。」

 過去最長となる連続日程に使用する青春18きっぷと共に、彦根から岐阜へ直行する乗車券。そして米原から岐阜の自由席特急券を購入し、あとは帰るだけなので流してよかっただろう。

9.彦根15:37発→米原15:42着 快速774T/米原行き モハ220-2
 ここにきて来た221系の普通に乗り、米原まで1駅移動することとなった。221系は2024年をもって東海道・山陽本線系統から撤退している。
なぎさ「さっきまで飽きたってのに。」
めぐみ「なんか…、わかんなくなっちゃった。」

10.米原15:50発→岐阜16:25着 特急しらさぎ10号/名古屋行き クモハ683-3518
 彦根で自由席特急券を買っているため、米原からは在来線特急の自由席へ。この683系は車内照明が電球色で雰囲気もよく、座席の造りもしっかりしている。かなり快適なのだが、1つだけある事実に気付いてしまった。
めぐみ「…行きに乗ったほうがよかったかな?」
なぎさ「何をまた今さら…。」
めぐみ「行きは別ルートでしょ?だから…。」
なぎさ「あ、そうか前乗ったな。」

 ここで示す『別ルート』は、別名を"新垂井ルート"という下り本線。このルートは関ケ原まで上り勾配を緩和するため、垂井を通らない。上り本線に並行しているのは『垂井支線』であり、各駅に停車する一般車両はそちらを経由していた。
めぐみ「あのね、今度だけど…。」
なぎさ「今度は何さ?いきなり。」
めぐみ「いや…、また後にする。」

 米原から乗ること35分。一般車両と異なり大垣のみに停車し、岐阜に到着した。ここからは名古屋まで停車駅が尾張一宮となり、考えようにとっては快速よりも遅くなる。
めぐみ「…もうちょっとだけいいかな?」
なぎさ「なに、また変なことか?」
めぐみ「あんま関係ないけど、せっかくだから見たくなった。」

 さらについでとして、ゼミ関係で知る機会があり興味を持った玉宮通りを見て回るとしたかったのだ。玉宮通りは少々見た目が変わった店舗が目立ち、活性化に一役買っているとされる。
めぐみ「居酒屋だとまだ早いぐらいだし、雨。」
なぎさ「居酒屋ったって、別に飲む気なんかないんだろ。」
めぐみ「基本食べるほうだし。」

 惜しいことに今回、おまけだからと踏んで写真は収めていない。時を経て2025年となれば様相は変わってくるだろうから、また見て回るべきなのかもしれない。ということで、今回はここまで。
(琵琶湖1周18きっぷまでの旅 おわり)


 ということで今回は2009年3月。当時1枚で5回分バラバラに使用できた青春18きっぷを購入すべく、わざわざ彦根まで出向いたという話であった。これを用いて九州へ初上陸となる話は、またいずれ再編集したい。


 さて今回は『Pica AI』の高画質化ツールを用いたのだが、やはり仕上がりに違和感は否めない。なんとなくシャバシャバしたというのか…、そういうこと。


 今後はやはり少々粗くとも、手作業で拡大していくこととしよう。今回はこれにておしまい。
(おわり)