管理者代理「こんにちは。今回の鉄旅リターンズプラスはちょっと古い旅行になりまして、せっかくだからと古い画像にAIツールを通しまして高画質化してみましたよ。こういった古い旅行記も、順次再編集したいもので…。はい。では今回もよろしく。」
2009年3月3日(火)午前9時16分頃 名古屋市中村区/名鉄名古屋駅
2009年3月。まだまだ寒さも残る中、今日は2人だけで"創作レズカップルのデート"をしよう。
なぎさ「私だけでいいのか?」
めぐみ「たまには最初から最後まで2人だけってのもね。」
1.名鉄名古屋9:23発→名鉄岐阜9:52着 快速特急/岐阜行き 名鉄3203
今回はまず名鉄から岐阜へ向かうこととしており、特急の一般車であれば話は早い。来たのはそこそこ数も増えた2200系の特急で、前に3100系を連結している。そちらへ乗るのも面白いだろう。
めぐみ「いつも乗るのが特急に使われるって萌えない?」
なぎさ「萌えって、そうじゃないだろ。」
めぐみ「そう…。でも変わってていいじゃん?」
なぎさ「変わってるか…。」
改めて今回、岐阜から向かう目的地は彦根となる。春の青春18きっぷシーズンに向けて、仕入れるというのが目的だ。
なぎさ「でもさ、何で18きっぷ買うのに彦根まで行くんだよ?」
めぐみ「だってただ買うだけじゃ面白くないもん。」
なぎさ「…2人だけでよかったな今回。」
名古屋から岐阜まで、名鉄の特急で29分。さて2200系と連なる際、特別車が"純正品"かどうかで3100系の案内装置で流れる内容がやや変わってくる。2200系そのままであれば3100系の内容で流れるが、1600系由来の特別車であればそちらの内容が流れるのだ。
ということで名鉄岐阜からJR岐阜へ徒歩で移動し、JRで向かうこととなる。彦根までは直通しないため、乗り継いでいこうか。
2.岐阜10:06発→大垣10:18着 特別快速2119F モハ313-1
この大垣行きは新車でない313系4両編成を2本つないだ8両であった。通常であれば大垣で乗り換えるところ、後部4両は切り離された後にこのまま米原直行だという。
めぐみ「よし、これでちょっと寝れる…。」
なぎさ「まあここからあるからな。…じゃあ。」
3.大垣10:42発→米原11:18着 普通217F/米原行き モハ313-1
大垣では乗り換えどころか、そのまま実質は停車時間を経て仮眠までできてしまった。
なぎさ「…寝れた?」
めぐみ「…寝れたはいいけど変な感じ。」
なぎさ「外の天気が悪いとかそういうのじゃないんだろ?」
めぐみ「それもあるかな…?」
なぎさ「あ、言ってたな確か。」
岐阜から米原まで、停車時間を挟んで72分。青春18きっぷを買うためにあえて彦根まで行くのだが、まだ旅行要素を交えようとすれば物足りない。そこで今回は2年半ぶりとなるあの手法を選んだ。
なぎさ「琵琶湖一周って…?」
めぐみ「そう。なんか…、521系って乗りたくなった。」
4.米原11:39発→近江塩津12:13着 普通8143M/近江塩津行き クモハ521-3
実のところ、1年以上乗っていない521系に乗りたかったのが本音だ。521系は交直流電化対応(60Hz)であり、製造経緯からJR西日本管内の滋賀県,福井県でしか運用されていない。
なぎさ「絶対モモ言うな、223じゃダメかって。」
めぐみ「ダメだよ。全然違うものじゃん。」
2006年に敦賀まで直流電化となって以降、直流電化区間のみを進んでいるため223系でも対応できたことだろう。しかしこの2両には全然乗ってこないらしく、最低4両の223系では過剰気味らしい。
なぎさ「やっぱり接続悪いんだな。」
米原から34分乗車し、ひとまず近江塩津に到着。ここではまた26分待ちとなり、こちらはほとんど周囲には何もなく自然だけが見られる。
なぎさ「降りれたら降りたいんだけどな…。」
めぐみ「お金があれば降りれるよ。これだとダメ。」
2面4線のうち1番線のみが湖西線専用となっており、京都,大阪に向けて通過列車も速度を上げていく。
なぎさ「きてるきてる…。」
681系『サンダーバード』は近江塩津を颯爽と通過していった。湖西線から北陸方向はホームのない通過線となっており、停車する際は平面交差が生じることとなる。2021年に0番線としてホームが設けられるも、非常時専用となるため通常は運用が変わっていない。
めぐみ「…今日、特急どうかな?」
なぎさ「帰り…、残りの金次第だな。」
5.近江塩津12:39発→近江舞子13:29着 新快速3165M/湖西線姫路行き モハ223-2189
敦賀から湖西線を経ていく新快速として、223系の4両編成が入ってきた。車内をよく見ると表記類がシール状となっていることから、新しいタイプとわかるだろうかと。
めぐみ「やっぱり違くない?」
なぎさ「違うだろ521と223は。前言ったろ。」
めぐみ「言ったけど…、これ新しいよ?」
なぎさ「あ、そうか天井の…。」
敦賀から近江塩津は4両までしか対応しないため、新快速は近江今津で前方に8両を連結することとなる。12両となってからは姫路まで切り離しは生じない。
なぎさ「よう飽きんな乗ってばっかで。」
めぐみ「飽き…」
なぎさ「…お前、飽きたとか?」
223系のうち特に2000番台は大量増備されたため、遭遇率が高いことで飽きてしまったのだ。
6.近江舞子13:34発→山科(14:13)14:18着 普通2839M/京都行き モハ116-306
近江舞子にいたのは117系。2009年までに乗っているのは東海の車両と岡山にいる115系への改造車、それとサンライナーが1回だ。始発とあって乗客はほとんどいない。
なぎさ「あのさ…、新しいのと古いのとどっちが好きなんだ?」
めぐみ「どっちも好きだけど。」
なぎさ「どっちかって言った。」
めぐみ「そんなの選べないよ、どっちかにしかないよさもあるんだから。」
(琵琶湖1周18きっぷまでの旅 つづく)