名鉄では3700系の機器更新が始まったが、3100系もそろそろかもしれない。3700系もそうだが初期型は側面形状が異なり、そちらをワンマンに対応させつつ全面的リニューアル。中期以降は機器更新に留めるか。

 で、3100系のみ4本ある後期型。車外スピーカーを備えており、全面的なリニューアルはさせずにワンマン対応させるかもしれない。なお名鉄の金山にあった試験用ホームドア装置は3月までに撤去された模様。

 

 ということで、今回は9500系の貫通型編成について。この編成の如何次第では、特別車編成にも影響が及んでくるかもしれない。


 2025年まで名鉄で前面に貫通幌を備える車両は、特別車用の2000系『ミュースカイ』のみとなっている。それが今回9500系に貫通幌を備えて登場したことで、可能なことが出てきた。

 現状は双方の形状が異なるため幌を同時に使用できないものの、今後新しい特別車専用車両が登場することは考えられる。その際は形状が共通化されるとみており、考えようによっては…。まあ、そういう話。

 そして2両編成で投入すれば、ちょうど現在の一部特別車特急と一致する。一般車は今回の9500系を使用することとなり、6両単位で一部特別車編成を用意する必要がなくなってしまうのだ。


 これ…、実は1990年に設定された当時の一部指定特急だったりする。指定席用に1000系や7700系を使用し、一般車には5700系や7000系などが使用され連結。1000系専用の一般車が登場するまで"過渡期"だったものの、バラエティ性は豊かである意味"黄金期"だったり。

 当時は編成間を連結する際に幌などなかったため、編成間を行き来できず支障となっていた。2025年以降の案では幌が取り付けられるため、それらのデメリットが解消される。なんなら一般車が2両の一部特別車特急が登場することも…?


 極め付きは新しい特別車専用車両のみを使用することだろうか。2両編成で投入するため、現在4両単位となる『ミュースカイ』の6両運転。そして2両運転が可能となる。そのため車体傾斜装置も搭載することとなりそう。

 まあ…、双方の車種が統一されるからそちらでバラエティ性はなくなるわな。柔軟性を理由にやったとしても。ってかこの度発表された阪神や、増備が待たれるJR西日本。もしかすると阪神に準拠するかもしれない近鉄奈良線と、東海道系統で『しらさぎ』含めてやってほしいJR東海とは逆って。
(おわり)