帰ってきたのにまた北海道?いえ、ネタの消化。再編集と机上、気になるキャラを融合させた二次創作である。
午前6時23分 仙台市青葉区/仙台駅西口
今回は朝の仙台駅前から話を進めていこう。目的は杜の都から、北の大地『北海道ボールパークFビレッジ』を目指す"RTA"。
ということで、今回"挑戦"するのは『北川めぐみ』さん(好きっていいなよ。)。本編で『めぐたん』と呼ばれる彼女だが、アニメ版で気になりつつも資料が乏しかった。いまひとつ"らしさ"が出ないのはご容赦願いたい。
では新幹線で一気に北海道…、となるだろうか。この時間は東京からの便が来ないので、乗っていく一方だ。また早朝便ならではの特徴というものもあるので、そちらにも注目していきたい。
F1.仙台6:40発→新函館北斗10:01着 新幹線はやぶさ95号/新函館北斗行き
仙台始発の北海道直通便にはJR北海道所属編成が用いられ、外観の線色が東日本のピンクでない。側面のロゴも北海道型をイメージしたものとなる。
杜の都、仙台を発車。車内の自動放送は日本語放送において停車駅が案内されず、東日本系統の新幹線ではそれが標準となる。英語では停車駅案内があるため、どういう了見なのかわからない。
早朝便だけあって前方に先行するものはなく、あっという間に最高320km/hというトップスピードへ乗っていった。景色もあっという間に田舎らしくなっている。
また仙台発着『はやぶさ』の特徴として、東北新幹線内を各駅に停車していく。この場合は全席指定はそのままながら、盛岡までの停車駅相互間では空席を自由席扱いとすることができるのだ。
停車駅間には相応の距離を有しており、最高320km/hまで出して飛ばしているものと思われる。
朝7時台の新幹線で、停車駅が多く途中待避もない。空席を自由席扱いで利用できることもあり、盛岡へ向けては通勤利用も多いことだろう。車内を見れば結構乗ってきているようだ。
新花巻を出ると盛岡の近郊らしく、沿線に住宅などが目立ってくる。ここまで来ると新幹線駅があれば新幹線、なければ在来線での通勤となろうか。
さて北海道所属となる新幹線の車内を見ておこう。普通車の座席は淡いモノトーン調で、全席に可動式枕とコンセントを装備する。木目調の化粧板と暖色系LED照明が柔らかく、落ち着いてやさしい雰囲気を見せてくれるのだ。
在来線が並走するとともにビルなど建物が増えていき、そろそろ盛岡だ。東京発着で新青森ないし新函館北斗直通の『はやぶさ』は、原則として仙台からノンストップで飛ばすもの。停車駅が多いのは新鮮かもしれない。
仙台を出て69分。やはり岩手県最大の都市にして、県庁所在地たる盛岡で降りる客が多く見られた。ここでは前方に連結していたこまち95号から切り離されるため、10分ほど停車する。
盛岡での分割、併合はある種の恒例行事となっている。前方に『こまち』を連結するため、後方となる『はやぶさ』は停車時間が長めにとられることとなるのだ。また発車,到着と同時に作業が進むため、『こまち』からは作業を見ることができない。
盛岡からは東京発着便も停車駅にバラつきが見られるようになっていき、新函館北斗まで各駅に停車していく便もある。この便は引き続き、品錘まで各駅に停車。また最高速度が260km/hとなる。
この区間にある駅は21世紀以降の開業で、寒冷地ということもありなかなか造りもよければオシャレに仕上がっている。もっとも乗降人員が少なくなることもあり、少々持て余し気味かもしれない。
八戸まで開業したのが2002年のこと。東北新幹線の速達便が『はやて』となったのも同改正であり、盛岡以北へは以降しばらく『はやて』のみが乗り入れることとなる。再度変化が訪れたのは2010年、新青森まで開業してからだ。
デッキもまた淡い木目調で柔らかな雰囲気を見せている。一方で北海道所属編成のドアは黄緑色で塗られ、特徴ある要素だろうかと。一部では内装に道南杉を用いるような要望があったというものの、諸事情あって立ち消えとなったらしい。
そろそろ新青森…、仙台から遠くあれどそこまで遠くも感じられず。各駅停車でじっくり北へ上がってきたとはいえ、新幹線はやはり相応に速かった。
仙台から停車時間を含めて142分。JR東日本が管轄する東北新幹線としてはここ、新青森までとなった。乗務員の交代があるため、2分ほどの停車時間が設けられている。
新青森からは北海道新幹線の区間となり、このはやぶさ95号は様相が一変。途中2駅を通過し、新函館北斗まで一気に突き進んでいく。
奥津軽いまべつから木古内が『青函トンネル』を挟む区間となり、津軽海峡の海底下をトンネルで抜けていく。在来線扱いのまま残る貨物が設備を共用していることもあり、最高速度は160km/hと制限される。これはよく比較される英仏海峡トンネルも同等らしい。
全長53.85km。海底部23.30kmの青函トンネルを抜け、いよいよ北海道への上陸を果たす。
木古内で貨物が離れていき、通過すると"最後の追い込み"へ。函館山を見つつ、新函館北斗まで最高260km/hで飛ばしていく。
北海道新幹線の車両基地を見ると、新函館北斗はもうすぐ。2024年末現在では10両編成が3本のみ所属となっており、設備に対して持て余し気味なことは否めないかもしれない。
仙台から停車時間を含めて3時間21分。2024年時点での新幹線最北端駅、新函館北斗に到着。そのまま回送となり引き上げられた後、午後からははやぶさ28号として東京へ南下していく。在来線で北上を続けるめぐたんはいかに…?
(つづく)