2024年11月10日(日)午後2時28分 札幌市北区/札幌駅
旭川から85分で札幌に到着し、789系はそのまま回送となった。隣には小樽行きの特別快速エアポート89号が入り、特急から乗り換えられるよう停車時間が確保される。
ひとまず翌日使用する、新函館北斗から東京の新幹線指定席を確保しておこう。これで最終日、東京までの行程は確定することとなった。残るは東京から名古屋までの新幹線だけだ。
6日目の午後3時前にしてとうとう完全フリーになる。最後の"キャンプ地"はていね温泉『ほのか』にしており、手稲の駅から無料送迎バスが出ている。その時刻から考えて午後6時半に手稲ならばいいので、それまでをどうするか。
(S)コインロッカー・中(アピアウエストアベニュー) 500円
結局はロッカーへ大荷物を預け入れることとなった。JRタワーの展望台でもいいだろうし、それ以上に札幌ではラーメンを食べたいのだ。時刻を考えると、午後5時半にはラーメンを食べておきたい。
(S)休日等リクライニング席1時間47分※一部ポイント利用(快活CLUB札幌駅南口店) 1000円
選んだのはまさかのネットカフェ。北海道旅行最後の夜を温泉で迎えることとなり、加えて6日目は一切の計画を立てないまま進めていた。そのため撮影した写真の画像データを取り込み、メモ帳への入力も少なからずしておきたかったのだ。日中で完結するため、リクライニングシートを選択している。
午後5時を回ったので、地下街にあるラーメン店へ向かおう。ネットカフェそのものはビルの4階にあるのだが、ビルの地下は地下鉄東豊線の駅と直結。さらに地下を介して、地下街までつながっているのだ。
ということで地下街へ戻り、みそラーメンの『よし乃』で食べていこう。券売機の先払い式となるため現金で支払ったものの、実際はauPAYも使用可能だったりする。
(現)みそチャーシューラーメン大盛(みそラーメンのよし乃) 1450円
では豪勢にチャーシューを盛り、大きくしていただこう。札幌のラーメンはスープが油で蓋をされるため、一見しただけでは熱を帯びたことがわからないかもしれない。しかし少しでも"穴"を開ければ、熱せられたスープの湯気が上がってくる。
具はチャーシューのほか、メンマ,ネギ,もやしといったところ。熱々のスープはさすがしっかり濃い味噌で、少し辛さを感じられるのが特徴だろうかと。大盛にしたことで2倍量ほどとなった縮れ麺は、太さといい独特の食感が最高に好きなタイプなのだ。
チャーシューはスープにとろけさせると、より"らしい"モノとなるのだろう。北海道は札幌の味噌ラーメンが、やはり好きだと実感した。おいしくいただいてご馳走様。
さあ大荷物を取り出して、手稲へ向かおうか…。ロッカーのカギをしっかりと持っているので、取り出すに問題はない。
40.札幌18:09発→手稲18:22着 快速エアポート141号/小樽行き モハ733-4201
日曜夕方に快速として来たのは、またしても新車であった。耐久性に優れたステンレス車体であっても、側面の光沢からなる輝きが違うのだ。
自由席のロングシートへ適当に座って13分。この快速は手稲からも小樽築港まで無停車で進んでいく。途中の駅へは隣の普通が後から出るので、そちらで向かうことができる。
2面4線式のホームからエスカレーターを上がり、橋上駅舎の改札へ。自動改札や有人窓口などといった設備を有し、主要駅らしいのは都会にある駅だからだろうかと…。
自由通路も広々としており、ちょっとしたイベントを開くことができそうだ。駅にはコンビニなどが入っておるので、モノを買うにはあまり困らないはず。駅の外へ出るためにエレベーターを有するので、段差なく移動できる。
駅前から南口を見よう。壁面はガラスを多用しており、夜間帯は中の様子が見られる。ここからていね温泉『ほのか』へ向かう無料送迎バスはこちらから出ており、案内が出ていないためあらかじめ調べている。
41.手稲駅南口18:40発→ていね温泉ほのか18:50着 ていね温泉ほのか無料送迎バス
装飾をまとうマイクロバスが来たので、手を挙げて止めようとすれば前のタクシーも呼び止めてしまう。とりあえずタクシーは先に行かせて、バスへ乗り込もう。
手稲駅南口からの送迎バスは各所を回っていく便が目立つところ、この便は夜間帯にかかるためかていね温泉『ほのか』へ直行。国道5号へ出て、しばらく進んだところに目的地はある。
(つづく)