2024年11月10日(日)午前10時57分 北海道旭川市/旭川駅


 札幌から乗ること85分。旭川の7番線に到着すると、そのまま回送となった。旭川は4面7線式のホームを持つ高架駅。富良野線以外は7線全てから発着が可能となるため、乗車する列車のホームを間違えないよう気を付けたい。


 天井や壁面など木材が多用されており、照明の配置もあってなかなかオシャレに暖かみを与えている。極寒地だけあり外気と隔てるべく自動ドアを多く設け、高級な雰囲気も感じられた。


 改札を出るとフリーピアノがあり、自由に演奏できる。


 南口から外へ出ると、すぐ近くを川が流れている。架かる橋の数も限られることから、市街地を形成するための都市開発にも制約が生じていた。


 高架となった旭川の駅外観はガラス面が大きく取られており、駅の内外どこから見ても開放的にさせてくれよう。これだけでなんとなく近未来的に感じてしまった。


 南口の駅前広場には一般車両が多く待機していた。用地の制約もあってバスは発着しないらしく、タクシーの姿も見られない。


 トイレに入りたくなるので、駅に戻って探そう。中階からも下階を眺められるようにしたのか、ガラスの壁面になっている。みどりの窓口はオープンカウンター方式となっており、こちらもなかなかオシャレな雰囲気らしい。


 北口から外へ出るとビルが多く建ち並び、元来の中心市街地らしいことがわかるかもしれない。こちらの駅前広場からはバスが多く出ている。近くの信号機は車道,歩道共に2灯式で、歩道は車道用の機材を使用しながら表示部が四角い。

 手前のホテルに入っているセイコーマートは店内で調理するホットシェフをやっていないため、今回は通過。


 旭川1条通のセイコーマートにはホットシェフのほか、イートインコーナーも有していた。ホットシェフの品揃えは時間が悪かったのか期待ほどでなかったが、ひととおりはあるので攻めていこう。ベーカリーを有する店舗は多くない。


(A)大きなおにぎり和風ツナマヨ(ホットシェフ) 税抜198円
 コンビニの和風ツナマヨといえば醤油飯や醤油味のツナマヨとなるところ、ここでは大きく違う。海苔で巻かれるは白飯であり、中身は味付け昆布入りのツナマヨという。なかなか面白いことをしてくれるし、結構いい味になるんだな。これ。

(A)カツ丼(ホットシェフ) 税抜560円
 蓋を開けるとカツ煮とご飯が分かれており、その場で一緒とすることで"丼"になる。先に入ってきたのは甘い味だった。そこから醤油系の卵とじカツが、しっかりしたお味になっていく。セイコーマートの特徴なのか、それとも…?

(A)しおぱん(ホットシェフ) 税抜108円
 ホットシェフベーカリーからも1つ入れておきたかった。塩パンが塩パンらしく、外のバターらしく軽い香ばしさと中身のとろけ方が素晴らしい。そうであってこそ、ベーカリーの塩パンである。せっかくなので、後述する品とも合わせてみよう。

(A)フライドチキン(ホットシェフ) 税抜298円
 小ぶりな5個入りは唐揚げのようだが、衣に味を付けたタイプなのでフライドチキンとなる。黒コショウがなかなかスパイシーで、食欲を進ませる。塩パンと合わせてもなかなかだ。


(A)むぎ茶600ml(セイコーマート) 税抜100円
 ということで、これらと麦茶を合わせてゴールイン。水分系はいくつあっても困らないので、残量を確保できるうち確保しておこう。


 では目的も終えたので、駅へ戻ろう。この日は札幌へ帰るだけなのだが、手段だけならばバスもある。JR北海道バスは一般路線のみがフリー対象であり、札幌へは鉄道で帰ることとなる。

(放)JR指定席券:旭川→札幌 5/6回目
 ひとまず旭川では最終日に函館まで乗る指定席を確保。残す1回分をどうするか考えたところ、札幌への復路で使うこととした。これから乗る特急を自由席として小樽へ快速の指定席でもよかったが、札幌で自由に過ごすほうがいいのかもしれない。


39.旭川13:00発→札幌14:25着 特急ライラック24号/札幌行き モハ788-106
 ということで、復路は函館から来た789系0番台『ライラック』。前頭部は黄緑色で塗装され、札幌へ来てからも変わっていない。札幌へ来てからは、関連する地区の画が装飾として入ることとなった。


 函館に在籍していた当時は青函連絡特急として、青函トンネル内を最高140km/hで飛ばしてきたツワモノだ。登場時期などにもよるのだが、ステンレス車体の側面処理も1000番台と異なっている。


 設計そのものがキハ261の0番台と共通となっており、座席も従来品からモケット含めて交換されていない。車内案内装置はドア上部分がLED表示部と凹凸のないようにされ、なかなか美しくもあった。


 あまり多く乗らないまま旭川を発車。しばらくは山間をトンネルで貫いており、あまり開けた景色にならない。右側がどうだったところで、復路も流していいだろうかと…?


 しばらく寝ていたようで、気づけば美唄まで来ていた。駅の自由通路入口は自動ドアを有しており、なんとなく雰囲気からして市民ホールに見えなくもないだろう。


 岩見沢は広大な側線用地を有しており、往時の繁栄ぶりがうかがえる。ところで自由席は混雑しているらしく、指定席で正解だったのかもしれない。

(つづく)