2024年11月9日(土)午後1時24分 北海道釧路市/釧路駅
降りたつ釧路も駅舎に直結し、改札に面したホームが1番線となる。乗ってきたキハ261は1番線で折り返すこととなり、おおぞら8号として札幌へ戻っていく。なかなか運用は過酷だ。
遅らせたとはいえ釧路で53分(当初予定)有しており、改札から出るのは当然だろう。釧路は自動改札やLED式発車案内のある、日本最東端の駅という。するとなんとなく、カレーらしい匂いが漂ってくる。
ということで探せば、釧路名物に『カレーチキン』がある。さらに駅のそば店があり気にさせてくれるも、満たそうとすれば時間的余裕はない。とりあえずチキンを買って、乗ってからいただこうか。
(現)ほうじ茶600ml(セブンプレミアム) 108円[軽]
釧路のセブンイレブンで飲料3本を、どういうわけか現金で購入した。緑茶を茶葉の状態で燻したということで、そのまま飲んでいって終了する。なお3本の合計金額は334円。もちろん阪神は関係ない。
さらに以前の北海道旅行で名を聞き、気になっていた池田名物の『バナナ饅頭』も購入。そちらはしばらく持つことから温存するとし、どこかで仕掛けていきたい。
(S)北海道大雪山の天然水500ml(JR北海道フレッシュキヨスク) 110円[自]
そのまま改札の開始時刻となったので、網走行きが出るホームへ向かおう。釧路のホームに自動販売機があるので、念には念入りに水分を追加する。
34.釧路14:13発→網走17:18着 普通4730D/網走行き H100-56
前々日と同じく電気式気動車となるH100の単車両で、ボックスシートは早々に埋まったらしい。とりあえずロングシート部分に座っていこう。
(A)骨なししおチキン(おにぎり屋ばんばん) 291円[軽]
釧路名物にカレーチキンがあり、駅からもカレーの匂いに釣られてしまった。骨付きは食べづらいからと外せば、骨なしは塩味しか残っていない。そのお味はあっさり塩味だったものの、どこかにカレーの雰囲気を思う。
(A)ザンギ・小(おにぎり屋ばんばん) 249円[軽]
釧路はザンギ(唐揚げ)も有名だったりする。こちらは濃いめの醤油味で、カレーチキンや塩チキンと差別化を図ったのだろう。濃厚なお味とジューシーさは魅力だが、作り置きの宿命か肉は固くなってしまった。
釧路から網走に向けて発車。しばらくは過去に乗車した際に見ている景色なので、軽く流す程度でいいかもしれない。道東自動車道は千歳恵庭から阿寒まで開通しており、釧路市内も先行で開通済み。この12月に両者がつながることとなる。
東釧路からは釧網本線へ進み、釧路湿原の中を通っていく。木々に囲われるところ、デジカメの写真はうまく合わない。
すると急ブレーキがかかった。停止することまではならずとも、この区間は野生動物が多く気を遣うことだろう。
釧路湿原の駅舎や駅名標は以前に収めているので、今回は反対側を見ていこうかと。周囲に建物はなく、付近の展望台からは釧路湿原の大自然を眺められる。
細岡など、釧路湿原にある駅はログハウス調となっているものが目立つ。ところで釧路湿原の駅は臨時から常設へ昇格したのに対し、細岡は常設から臨時駅へ降格されたらしい。
このタイミングでデジカメの電池残量がなくなってきている。この北海道旅行も5日目となり、ここまで充電することなく進めてきていた。加えて3日目の夜は"例の件"でネットカフェへ入ることができず、充電しようにもタイミングそのものがなかったのだ。
いよいよ釧路湿原の中を進んでいく。ラムサール条約に登録された湿地となり、釧路湿原国立公園となる。携帯端末でどこまで対処できるだろうか…?
…札幌に大荷物を預けた、ロッカーのカギがない。ここまでの道中で落としたのか、あるいは札幌を出る段階で抜き忘れたか。前々日も災難だったが、逆回りとなるこの日も波乱から逃れられなかったらしい。
塘路までが2016年に乗車した区間となり、明るい時間に景色をしっかり収めている。今回はここから網走に向けて、釧網本線の景色をじっくりと見ていきたかったのだ。
引き続き釧路湿原の中を進んでおり、保護された自然風景を見ていく…。
タンチョウが来る駅、茅沼。タンチョウは天然記念物であるため、接触せず遠くから見守ることが求められている。
もっとも釧網本線に入ってからというもの、景色の変化には乏しい。どこからどこまでが釧路湿原に位置していたのだろうか?
木々に時折囲われながら、釧路川と並行している釧網本線。
やがて標茶のまちに差し掛かる。しばらくは釧路湿原など自然の中を進んでおり、ようやく人々の営みを感じられるところへ来た。
(つづく)