2024年11月8日(金)午前11時45分 札幌市北区/札幌駅


28.札幌(11:30)11:49発→新千歳空港(12:06)12:30着 特別快速エアポート70号/新千歳空港行き サハ733-4101
 特別快速ならば、早朝の濃霧などによって遅れている。20分弱遅れてきたのは733系で、窓に内折式の機構を有することから新車の4000番台だったりする。そして実は座席が減少していた。

 やや強引に座ったら、自由席のオールロングシートを除いて特急と変わりない。もっとも停車する新札幌までは無停車なので、快速(日中時間帯)も区間快速も同じだ。

 北広島と恵庭のみならず、特急『すずらん』の停車する千歳も通過する。朝方の濃霧によってなかなか遅延があり、こちらもなかなかスピードを出しているか…。


 南千歳からの単線があるため、新千歳空港で遅延は回復しないまま到着した。折り返しは快速になり、手稲からは各駅に停車していく。


 せっかく来たので、新千歳空港の改札を見ていこう。2016年以降にリニューアルされたらしく、発車案内はカラーLED式となる。幅広い自動改札があまりないかわり、大荷物は横を通すように台が設けられていた。

29.新千歳空港(12:39)12:45発→札幌(13:22)13:30着 区間快速エアポート75号/札幌行き モハ733-3108
 区間快速で折り返すこととして、来たのはまたもオールロングシート車両。適当にどこへでも座れてよければ、逆に好都合だろう。

 区間快速は北広島まで各駅に停車していく。停車駅を合わせた乗り比べも目的にしていたのだが、気づけば眠気のまま寝ていたらしい。この間に途中待避はなく、45分ぐらいで札幌へ…。

 到着すると、折り返しは再度区間快速となった。ここからは三度折り返し、湯処『ほのか』とセイコーマートのある上野幌へ向かおうかと。普通のみが停車する途中駅で、どのようになっているのかも見ておきたい。


30.札幌13:37発→上野幌13:53着 普通744M/北広島行き モハ731-107
 普通は731系の3両で、何にも流されないかのように佇んでいる。乗客は新千歳空港行きの快速系統に集中するためか、ほとんど乗っていない。


 千歳線が函館本線から分かれる手前。方向別の複々線で進んでいたところ、平和の駅は内側となる千歳線にしかホームが設けられていない。


 遅れることなく、16分で上野幌に到着。変則的な2面3線式ホームとなっており、中にある1線を両方向で共有する。この普通は終点となる北広島を前に待避することとなった。ホーム上は除雪されておらず、なかなか滑りやすいため危なっかしい。


 上野幌は高架駅にしてエレベーター類が一切なく、バリアフリーという点で優しくない。改札は有人窓口を有しており、自動改札は入場時のみ紙媒体対応。出場時はICカードのみ対応で扉がない簡易型となる。


 ひとまずは雪の残る、駅の外へ出よう。上野幌の駅舎はプレハブ造りらしいが、そこそこ年季が入っており仮設構造物ということでもなさそう。駅前は他に何かあるわけでもない。


 駅前の近くを通る道は片側2車線あり、橋を渡った先に今回目的とした湯処『ほのか』がある。近くはあれど徒歩でもう少しあり、雪が溶け残ったままだ。


 反対向きには線路の下をカルバートで抜けており、その先にセイコーマートがある。起伏があるばかりか歩道は除雪されず、滑りやすいままなので危なっかしい。


 ということで、そのまま湯処ほのかへ直行したい。橋を渡った先は北広島市となる。続いて渡るのは国道274号で、札幌市から日勝峠を経て分断箇所も挟み。標茶町まで続いていく長大な路線だ。ひとまず、こちらも溶けかけた雪が滑りやすい。


 湯処ほのかの正面玄関へはさらに回り込む必要があった。無料のバスはこちらから出るので、時間と合わせて覚えておこう。とりあえずこれ以上、雪の解け残って滑りやすく濡れる外を歩きたくない。

 下足ロッカーを経て、フロントでの受付へ。湯着かタオルのどちらかをセットとして選択することとなり、タオルセットを選択。岩盤浴は利用しない。脱衣所にあるロッカーのカギはこちらで受け取ることとなり、料金は後払い式となる。営業時間は朝9時から夜11時。


 すると問題発生。ロッカーの横幅が小さく、荷物そのものも多すぎたようで入らない。こちらに限ったことでないだろうが、どうにかならないだろうか?

 最終的には衣類と貴重品を除いて、荷物はフロントで預かってもらうこととなった。加えて持参した衣類にもミスがあったのは、内緒話にしてほしい…。ではようやく、シャワーを含めた入浴時間だ。

 シャンプー類の備え付けはあるので、特に持参する必要はなさそうか。まずは例によって体など洗って、かけ湯をしてから入りたい。大浴場は2室に分けられるような造りとなっているのが特徴だろうか。

 高濃度炭酸泉は家庭でできないため、可能なだけ堪能したい。露天風呂も2か所に分かれており、ひとまず外へ出ると寒いこと寒いこと。先に入るは郷の湯(人工温泉)で、期間によって変わるという。絹の湯は微細な泡によって、湯の色が白く濁っている。

 あとは適度に休みつつ、適当に入っていこう…。


 風呂上がりの楽しみもあることだろう。休憩スペースは広くとられており、食事メニューも豊富に取り揃えている。この『ほのか』には焼肉処もあり、なかなかすごいことをやってのけている。
(つづく)