2018年8月21日(火)午後4時59分 東京都文京区/東京ドーム

 この東京ドーム。上下移動は階段であり、エスカレーターはなくエレベーターも見当たらない。3階はバルコニー席となっており、今回の"ロッテ球団50周年記念試合"では設定等が見当たらなかった。


 では2階に降りてみよう。コンコースからそのまま通路へ出る方式となっており、加えて立見席も"隣接"している。
さく「で、ナゲットじゃ足らないと?」
なぎ「始まってもないよな?」


 さらに1階も見て回りたい。こちらは2階から吹き抜け状に降りられるよう、階段が設けられている。
めぐ「最近あんまり歩き系なかったし…。」
もも「ってか、あんな暑いとこ自転車走りっぱなしもおかしいっての。」


 旧東京球場を本拠地としていたオリオンズが、ロッテに"命名権を買収"されたのは1969年。そのまま球団そのものを買収し、様々な出来事を経つつこの2018年までロッテ球団が続いている。そんな歴代のユニフォームが、1階の一角に並べられていた。
めぐ「正直、…昔のデザイン?欲しかったかなって。」
さく「あ、でも今のピンストライプ持ってなかったでしょ。」


 もう1つ。象徴とされたピンストライプのホーム用ユニフォームは、1995年から採用されている。しかしブログ旅行企画においては、過去にいずれも異なるタイプのユニフォームが着用された。このため"お初"である。
めぐ「前に千葉の、最初がダンダラ模様?」
なぎ「で、そこから開いて千葉と埼玉と…。」


 せっかく東京ドームへ来ているので、オリジナリティあるものを頂きたいのが本音。メロンパンサンドが目に入ったので、買っておこう。気になったものも、買えるうちに買っておこう。そして自席で食べよう。


(現)コカ・コーラ(東京ドーム) 260円
 ドリンク類の紙カップはおそらく300ml前後程度であり、他球場と比べても高価といえようか。
めぐ「…大阪ってどれぐらいだっけ?」
さく「500あったんじゃないっけ?」


(現)牛串カツ(東京ドーム/京都勝牛) 3本550円
 同じトレイで蓋をして、ソースが落ちないよう工夫。その蓋を開ければ、一般的な串カツの半分にも満たないほど小さい。ソースや肉は好みだっただけに、大きさが残念である。
もも「こんな厚かましいったらね…?」
めぐ「もうちょっとアルかと思ったもん。」


(現)メロンパンサンド・ハンバーグ(東京ドーム1階) 580円
 やはり"球場めし"の醍醐味はオリジナリティに尽きる。ここではハンバーガーのバンズを、甘いメロンパンにして差別化を図った模様。具はハンバーグにデミグラス系ソース、レタスにマスタードマヨネーズと一般的。案外合ってしまうのが怖い。
なぎ「勝った!」
さく「まだ食べただけじゃん。」


(現)とろ~り温玉牛丼(東京ドーム4階) 790円
 どんぶり飯の売店において、途中でメニューが変わるという物事をやってのけている。牛丼が単なる牛丼であった以上に、それが理解しえない。
めぐ「…はい。」
もも「…アンタ、コレ選んだのよね?」


 加えて4万人に、ロッテ球団50周年記念の冊子が配られた。内容は選手からファンへのメッセージ、球団史や歴代ベストナインといったもの。今回セレモニーに登場する"レジェンド"2氏が、背表紙に入っている。


 試合開始予定時刻の45分前。ベンチ入りメンバーが発表され、正面のビジョンに表示される。先ずは埼玉西武。
さく「見えるのは親切でいいね。」
めぐ「カメラに入れるから、後調べも…。」


 続いて千葉ロッテのベンチ入りメンバー。このオーロラビジョン(三菱電機製品)は2005年から使用しており、当時最先端のLED方式であった。ナゴヤドームでは2008年にほぼ同様のモノへ交換され、昨年に"両端"を増設している。
さく「千葉じゃリボンのほう出すもんだからさ…。」
もも「それじゃ、大事なとこ見れないわね。」


 2017年にレイアウトやデザインが大きく変化したナゴヤドームと異なり、2007年からシンプルな黒無地で2018年に至っている東京ドーム。ここでは審判団を先に発表する方式らしい。
めぐ「ないよね、今まで。」
なぎ「最後だよな?」


 さあ、スタメンの発表だ。ビジター席はレフトスタンドの5区画が割り当てられ、ブルーグレーの小旗が揺れ動く。空気圧でドーム屋根を膨らませているのか、トランペットと太鼓の音がよく響く。予告先発は多和田。
めぐ「何がってこの音…。」
もも「欲しいのもらっておいて結局それ?」


 続いてホーム側。千葉の(近年更新された、やはり同じく三菱電機製)マリンビジョンとほぼ同等なアスペクト比であり、演出も大きくは変わらないはず。旧来使用していたBGMを用いており、なかなか心憎い。
さく「ちょっと前まで使ったのをまた変えちゃったら、よくわかんないよ。」
なぎ「アレは結構よかった。」


 配布された小旗は布製であり、村田兆治氏と落合博満氏のサインが入っている。持ち手のグリップが付いているなど、なかなかしっかりした造り。昨年に所沢で見た小旗を見て、大阪『鷹の祭典』で配られたモノ(紙製)と対比したり。予告先発は有吉。


 今回のスタメン…。
めぐ「…ごめん、もう1回。」
(つづく)