2018年8月21日(火)午前10時48分 静岡市葵区/新静岡駅
表裏はさておき、新しい印象の駅ビル『新静岡セノバ』。そんな新静岡の駅ビルを抜けると、こちらも商店街らしいところ。
さく「ってか…、なんだっけ?」
なぎ「…パスするか?」
さく「いや、そうじゃなくって。下がレンガとか石畳?」
まだ11時前、昼食にはまだ早い。しかしながらJRの駅を出発する予定時刻は12時過ぎと、そこまで余裕があるわけでもない。そのまま少し進み、松坂屋にぶつかった。
めぐ「遅れたくはなくってね…。」
さく「そうするとイートイン系とか、セルフ?」
松坂屋静岡店の地下は通路として抜けられるというが、そこはデパートの地下食品売場。目移りしながら買ってしまった人…。
なぎ「…買うんだな?」
めぐ「…減ったら欲しくなっちゃうよね。」
そして地上にて、JRの駅へ出られた。しかし買ったものを食べられるところは、見る限りなさそうだ。
もも「早まるからよ。もうちょっと考えて探せばさ…。」
めぐ「道わかんないかもしれなかったし。」
そのまま南口へ。久能山東照宮の石碑とJR東海静岡支社が共存する、なんともいえない"風景"。
さく「これ、どういう組み合わせよ?」
めぐ「前に行って、もう1回かなって。」
もう一度戻るように北口のバスターミナルへ。ここで食べつつ、バスを見ながら休もう。
さく「やっぱり遅れるとダメだから買ったんだ?」
もも「1時間あるなら、…いいんじゃないの?」
(現)ポケ弁・エビとヒレカツ丼(松坂屋静岡店/大安吉日) 324円
エビフライ1本とヒレカツ半分を、卵でとじた丼。ハーフサイズとはいえ、モノがモノだけに量もそれなり。お味は上々のもの。逆にハーフサイズだからこそ、もう1品加えることも考えていいだろう。
もも「本当、手っ取り早いっていうか。」
めぐ「なんかお手頃でおいしそうだったし。」
(現)おむすびシーチキン(松坂屋静岡店/大安吉日) 108円
店名からか『大安吉日』に、おにぎり類は税抜100円均一となる。いつものような手作り系で、どことなくツナ巻のような風味がした。寿司と同じ具を用いているからだろうか?今回は夕方以降のことを考えて、あまり買いすぎないようにしたかった。
なぎ「ああ、東京ドームのな。」
めぐ「一応、調べるのが目的だからね。」
ひとまず、余った時間はバスを見ながら過ごそう。ここからは一般路線と高速路線も出ている。
もも「にしてもまあ飽きないこと。」
めぐ「日陰で動かないならそんなに暑くなくって…。」
そのままおよそ30分。2日目となる『青春18きっぷ』の使用を"再開"すべく、早めにJRのホームへ上がっておこう。ホーム上の発車案内に表示される"当駅止まり"は、JR名古屋地区では見られない。
さく「通過とか、あったほうがいいよね?名鉄はあるのに。」
もも「ここは通過ないんじゃない?」
(現)晴れと水(キリン) 110円
自宅から持参した麦茶は凍った分だけが残っており、実質的に水分は尽きている状態なので調達。発車案内は名古屋地区と同様な乗車位置表示対応タイプに更新されたものの、自動放送は合成音声で安っぽく残念。接近"メロディ"も、名古屋地区と同じだ。
めぐ「せっかくなら変えて欲しいかな…?」
もも「いや、何がよ?」
めぐ「これ東武の音なのよね、元々。」
もも「あ、そうなの?」
07.静岡12:13発→熱海13:26着 普通434M/熱海行き クモハ313-2505
乗るのは313系3両で、オールロングシート発電ブレーキなしの2500番台。日中に313系3両だけというのは短いものであり、車内もそれを示すかのように混雑している。クロスシート以前に、編成が短いのをどうにかしてもらいたい。
さく「また1人勝ちって…。」
なぎ「いいだろ、単に勝ち負けの話。」
清水でそこそこ下車客が見られ、車内も落ち着きを見せ始める。午後はそのまま乗り続けよう。
もも「ちょっと我慢できりゃさ…。」
めぐ「だって荷物と寝たいのとあるし。」
由比付近では国道と並走する東海道本線。名古屋を出て営業キロ207.6km、原付はここまでが遠い。では景色もそこそこに、寝られるだけ寝ておこう…。
さく「…下げて映る?」
めぐ「…一応。」
気づけばそのまま、東田子の浦まで来ている313系と旅行班。富士山は雲に隠れてしまっている。その後の流れとして、沼津,三島,函南で乗る客は多い。
静岡から73分で到着した熱海はやはり3番線。次に乗るのは5番線であり、階段等を介して移動しなければならない。
もも「この面倒くさいの久しぶりよね…。」
さく「下りるにあんま進まないし。」
JR東日本方式の駅名標には『伊豆クレイル』模様が入っており、そこへJR東海の駅番号CA00が加えられた形。その後651系『伊豆クレイル』は2020年に退役し、現在は駅名標に模様が入っていない。
めぐ「入るとこ、東日本方式だったんだね。」
なぎ「…いいけど、何を考えて?」
めぐ「最初、東海と同じ位置かもって。」
5番線の隣、4番線では『踊り子』の連結作業が行われている。国鉄急行由来の185系はリニューアルからそろそろ20年、3元号にわたっていつまで残るのだろうかと…。
その後2020年からE257系が転用されることとなり、2021年までに順次『踊り子』の定期運用を置き換え。2024年まで残る185系は6両編成が2本で、うち1本も2024年中の引退が示唆されている。
程なく5番線にも、これから乗る普通(実質、大船~大宮間快速)が入って来る。
もも「座りたいってんじゃないの?」
めぐ「それもだけど、せっかくだもん。」
(つづく)